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» 2005年09月21日 16時58分 公開

オンラインコミュニティを活用した総合エンターテインメントビジネスをガンホーは目指すガンホー森下社長インタビュー(4/4 ページ)

[聞き手:今藤弘一,ITmedia]
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――これから自社開発で考えられているタイトルはどれくらいあるのでしょう。

森下 先ほども出ていたグランディアオンライン、北斗の拳オンライン(仮)、Rondoプロジェクトが進行中ですが、何が何でもタイトルを増やさなければいけない、とは考えていません。パッケージソフトとは違い、作らないとビジネスが創造できないというわけではないのです。オンラインゲームの場合は、いっぱいタイトルを増やすことより、タイトルを育てていくことが大事です。もちろん、いいコンテンツだと考えられるタイトルがあれば、新しく送り出すことになるでしょう。

――今後はECOとヨーグルティングの正式サービス開始が焦点ですね。ヨーグルティングは、年内正式サービスの確度が高い気がしますが。

森下 時期に関しては、もちろん事業計画を考えながら進めていますので決めてはいますが、戦略的に考えて、ユーザーがその時期で果たして課金へ移行してくれるか、有料化がきっちりとできるかということについては、開発の進行度など、いろいろな要素を考えて実行しなければいけませんので、時期に関してはまだ決めていません。

 ただ、ヨーグルティングは韓国でかなりのテストを行ってますので、ユーザーも感じているとは思いますが、完成度が高いですね。ヨーグルティングはカジュアルゲームに近いゲームですが、RPGですので長く遊べるのも特徴です。いわば“カジュアルRPG”といいますか、システム的に短い時間で遊べますし。

――現在のガンホーユーザーは、若年層が多いように思います。30代以降の世代については、どうお考えですか。この世代にはかつてかなりやり込んでいた人がいるはずなんですが、時間の都合が付かなかったり、興味を失ったりして、ゲームから離れている人も多いと思いますが。この世代についてのアプローチは何か考えていますか?

森下 タイトルで言えば、グランディアオンラインがまさにそれに当たるでしょう。グランディアをプレイしていた世代は、まさにその年齢になっていると思います。当時プレイしていたユーザーには、当時解き明かされていない謎が解き明かされていく、といったことはアピールになるでしょう。北斗の拳オンライン(仮)も同様です。ただし決してこの世代に偏るつもりも、若年層に偏るつもりもありませんので、幅広い形でユーザーに支持されるコンテンツを提供していきたいですね。

 ゲームで言えば、ファイナルファンタジーシリーズも、ドラゴンクエストシリーズも、若年層から30代以降まで幅広く支持されています。このようなゲーム、みんなが楽しめるRPGとして提供することに加えて、グランディアオンラインはグランディアらしさを大事にしたいです。北斗の拳についてはアニメや少年ジャンプで有名ですし、2006年春には映画も上映されますので、幅広いユーザーがプレイしてくれることを期待しています。

 これまでのラグナロクオンラインやTANTRA、A3などとは違い、グランディアオンラインや北斗の拳オンライン(仮)は、対象年齢としては15歳から30代以降まで、全体的な年齢層をカバーできると考えています。

――現在、ネットワークゲームの展開としてはPCが中心になっていますが、Xbox 360やプレイステーション 3といった家庭用の次世代機についてはどう考えていますか。

森下 次世代機については何も考えていないわけではなくて、特にあわてる必要はない、というだけですね。マーケットの問題として、どれくらい普及するかという点と、オンラインサービスがどのように展開していくかということ、そしてビジネスモデルの問題ですね。ガンホーとしては、パッケージ販売をしてはいますが、ゲームをダウンロードさせることが重要です。あらゆる環境が整えば、いつでも対応すると思います。もちろん、PCという環境を捨てるわけではありませんが、次世代機にも展開すれば、PCにも展開するということで。あわてる必要はないですね。

 わたしとしても、PCにこだわっているわけではありません。あくまでもオンラインサービスを展開できることが重要なのです。現状ではPCが、ビジネス的な面やユーザビリティの点で、オンラインサービスを提供するのに優れている、というだけです。

 個人的には、新ハードのオンライン機能に対しては期待しています。そして、オンラインのマーケットが広がる起爆剤となってくれればいいなと思います。

 ただし、スタンドアロンとして家庭用ゲーム機を遊ぶ人はこれからもいらっしゃるでしょう。とは言っても、オンラインゲームがこれだけ普及した現状もあるので、その点を強化していくべきと考えているのでしょうね。それが今回の新ハードに対する期待でもあります。

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