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» 2005年10月11日 16時28分 公開

サイレンが鳴ったら外に出てはならない――映画「サイレン」の発表会を開催

ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売され好評を博した「SIREN」と、2006年2月の発売を予定している「SIREN2」。このゲーム原作とした映画、サウンド・サイコ・スリラー「サイレン」が、2006年2月11日から公開される。監督は堤幸彦氏。

[今藤弘一,ITmedia]

 サイレンが鳴ったら外に出てはならない――謎のサイレンとともに全住民消失事件が発生した“夜美島”(やみじま)。この怪事件から29年後、平静を取り戻した夜美島に引っ越してきた少女が、サイレンの音とともに怪異に巻き込まれていく……。

 映画「サイレン」の舞台となる夜美島は、ゲーム「SIREN」に登場する“夜見島”(やみじま)と、パラレルワールド的に配置されている。2006年2月発売予定の「SIREN2」をベースに、映画の世界観が作られているそうだ。

 監督は「池袋ウエストゲートパーク」、「トリック」、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の堤幸彦氏。キャストは、東京から夜美島に移住する主人公の少女に市川由衣さん、その父親役が森本レオさん。少女を気遣う島の青年医師役にココリコの田中直樹さん、そして謎の赤い服の少女として、高橋真唯さんとなっている。

画像 主演の市川由衣さん(中)と高橋真唯さん(左)、田中直樹さん(右)

 堤氏は「ゲームの世界があまりにも広くて深くいので、そのインパクトに対して、映画という2時間弱の長さの中でどれだけ迫れたか、とも思うが、持てる力を出し切って作った。しかしあくまでも映画は映画、ゲームはゲームで、両方楽しめるような作品になっていると思う」と語る。

画像 堤幸彦監督。ちなみに監督はゲームがあまりうまくないそうで、「SIRENも少しだけ進めたけどあとはやられちゃってダメ」だとか。そのあとはうまい人にプレイしてもらって、最後までチェックしたそうだ。なお、映画のクランクインに当たっては、念入りに2回おはらいを受けたとか

 サイレンは「音の恐怖」にこだわった映画を目指すという。現在はシネコンを始め、音響環境が整った映画館が多いが、そのいまだからこそできる、新しい音の恐怖体験を味わえる「サウンド・サイコ・スリラー」がサイレン。また、サイレンの謎を追っていく中でたどり着く結末は2転3転し、予測不可能な“衝撃の3回転結末”が待ち受けているそうだ。

 なお、ゲームでも登場した、迫りくる異形の目線がフラッシュで挿入される“幻視”システムを映画の中でも最大限に活用。不意に挿入される得体の知れない主観映像が前編にハイされ、その目線の正体が分かったときに、観客の恐怖がピークを迎えるような、さまざまな幻視体験が仕掛けられているとか。

 SIRENおよびSIREN2のエグゼクティブプロデューサー 藤澤孝史氏は「映画の話が来たのは2年くらい前。我々が手塩にかけたSIRENを、堤監督を始めすばらしいキャストの方々で映画化されるのは楽しみで、1ファンとして完成を心待ちにしている。映画には脚本からかかわることができたが、映画の公開とSIREN2の発売を同時期にするなど、コラボレーションもどんどん仕掛けていく」と語る。

 同じく外山圭一郎ディレクターによると、「これまで怖いゲームを中心にやってきて、どうしたら怖がってもらえるだろうかとか、こういった演出がいいのではとか、どちらかというと客観的にSIRENを見てきたのだが、映画を見たら“ああ、サイレンってこんなに怖いんだ”と思うような映画に仕上がっていた」そうだ。

画像 外山圭一郎氏(左)と藤澤孝史氏(右)。「SIRENシリーズは“現実を壊して浸食していく恐怖”がテーマ。SIREN2も驚いてもらえる仕掛けを用意している」(外山氏)

 映画「サイレン」は2005年12月上旬に完成予定。2006年2月11日から、全国東宝洋画系で公開される。

画像 サイレンの出演者。左から堤監督、高橋さん、市川さん、田中さん、森本レオさん

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