EA、人気アニメシリーズ「シンプソンズ」の次世代機ゲーム開発に着手

» 2005年11月04日 17時50分 公開
[ITmedia]

 エレクトロニック・アーツ(以下、EA)は2005年11月2日、20世紀フォックス・テレビジョンおよびグレーシー・フィルムズと長期契約を締結。人気テレビアニメシリーズ「シンプソンズ」(The Simpsons)のゲームを開発する権利を獲得したと発表した。

 これにともないEAは、両社および「シンプソンズ」のシナリオライターと協力し、本シリーズを題材にした複数のオリジナルゲームを開発することになった。

 「シンプソンズ」は、平凡なファミリーの日常生活をコメディータッチで描いた人気アニメシリーズで、1990年にブレークして以来、エミー賞を受賞するなど愛され続け、史上最長ロングラン記録を更新。現在、シリーズ18の製作が進行している。

 ゲーム化第1弾は、発売時期は未定としているが、次世代ゲーム機で発売されるとのこと(ただし、プラットホームは明らかにされていない)。EA開発スタジオのジェネラルマネージャー、ニック・アールは、「この契約により、『シンプソンズ』開発スタッフの優れた才能とEAの開発スタッフが協力して、『シンプソンズ』をゲームで楽しめる新しい作品を作ることができます。これはEAが長年望んできたことで、ゲーム開発実績と技術がそろった今、ようやく『シンプソンズ』の世界とキャラクターたちをゲームで生かすことが可能になったのです」とコメントを寄せている。

 また、21世紀フォックス・テレビジョン社社長のギャリー・ニューマンは、「20世紀フォックスが誇る『シンプソンズ』シリーズは、未だにエピソードが追加されるたびに新たな伝説を作り出している、業界でも類を見ない名作です。10代の若者から大人まで、幅広いファン層に支えられる『シンプソンズ』は、魅力的なキャラクターたちと無限の可能性を秘めた独特の世界観を持っており、ゲーム化されるには最適の題材です。ゲームという新しいメディアで『シンプソンズ』を活躍させるためには、EAは最高のパートナーであると考えています」と語る。

 EAと21世紀フォックス・テレビジョンおよびグレーシー・フィルムズとの間でゲーム開発に関するパートナーシップが結ばれるのは、今回が初めてで、契約に関する金銭面の条件は公表されていない。

 すでに次世代ゲーム機向け第1弾タイトルの開発がはじまっており、今後は携帯ゲーム機やPCなどでもリリースされるようになるとのこと。

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