無限に降ってくるポケモンたちをタッチペンでトローゼ!:「ポケモントローゼ」レビュー(1/3 ページ)
ポケモンのキャラクターたちが総登場するパズルゲーム「ポケモントローゼ」が10月20日に発売された。落ち物パズルというジャンルと磐石の人気を誇るポケモンの融合は、ニンテンドーDSというプラットフォームでいったいどのような作品を生み出したのだろうか。
ポケモンで落ち物パズルと言えば……
10月20日にリリースされた「ポケモントローゼ」。言わずと知れた人気RPG「ポケットモンスター」のキャラクターが登場する“スライドアクションパズル”である。登場するポケモンはなんと380種類以上。本編のRPG同様にゲームをプレイしポケモンを入手することでリストにポケモンが追加されていく。ポケモンシリーズ特有の集める楽しみを味わうことができるパズルゲームだ。
今までにもポケモンをモチーフにした番外編的なタイトルは数多く発売されている。ピンボールにレースゲーム、カードゲームやピカチュウと会話できるゲームなどそのジャンルは実に様々だ。果ては不思議のダンジョンとのコラボレーションまで産まれてしまう(今月発売)ほどにポケモンは横のつながりを広げ、長い間活況を見せ続けている。そんな中でポケモンを題材にした初の落ち物パズルが……と言いそうになるところだが、実はポケモンの落ち物パズルは今作が2作目なのである。
かつてポケモンミニというハードがあった。このポケモンミニのラインアップに「ポケモンショックテトリス」というソフトがある。タイトルそのままにポケモンをモチーフにしたテトリスなのだが、肝心なのは「ショック」の部分。このテトリスが画期的なのはプレイ中にポケモンミニ本体をぶるんと振ることで落下中のピースを左右反転することができる点だ。これによってテトリスの面白さを更に一歩進めていた。なおかつポケモンをゲットする楽しみ(レアポケモンをゲットする難しさ)もしっかり用意されており、遊べるモードも充実。モノクロの小粒なゲームながら末永く遊べる良作だった。
そんなポケモンショックテトリスの良き思い出がある筆者にとって、「ポケモン」で「落ち物パズル」というのは否が応にも期待してしまうものだった。さて、そんな個人的期待値の高かった今作を実際にプレイしてみたので、さっそくリポートしてみよう。
トローゼが提示する、古くて新しい「落ち物パズル」
今作は基本的にタッチペンのみでプレイできるようになっている。ポケモンはモンスターボールに閉じ込められた状態という設定で、みな同様に円状に近いアイコンに収まるようにデザインされている。総勢380種類以上の多種多様なポケモンたちが、アイコンとしてうまくデザインされて登場するうえに、ステージごとに落ちてくるポケモンが違うので、変化に富んだプレイ感を味わえる。
よくよく考えたらまずこの点が新鮮といえば新鮮である。今までの落ち物パズルゲームで消すべき対象のブロックなりピースのビジュアルが380種類以上もあるゲームがあっただろうか。筆者が記憶する限りでは今作が初めてである。しかもその多様なビジュアルのピースが、既知のキャラであるポケモンだというのが強い。キャラクター商品だと言われてしまえばそれまでだが、キャラクターに対する事前の情報とか愛着があるからこそ楽しみが増すケースも多く存在するわけで、今作ではポケモンの豊富さとパズルという要素がうまく絡み合って独特の面白さが引き出されているように思った。
操作は非常に直感的。タッチペンで上下左右にスライドするのみ。上へのスライドによる動きには制限があるが、下と左右には自由に動かすことができる。縦もしくは横にポケモンが4つ揃えば消すことができる、というのが基本ルールだが、ただ4つ並べて消していくだけではなかなかポケモンたちは消えてくれない(ちなみに今作ではポケモンを消すことを「トローゼする」と言う)。肝心なのは4つ並べてトローゼしたあとにやってくる「トローゼチャンス」という時間だ。トローゼしたあとの数秒の間に別のポケモンを3つ並べることで2連鎖目が生じる。その2連鎖目さえ成功すれば、3連鎖以降は同じポケモン2つが並びさえすればトローゼできるのだ。この3連鎖以降の連鎖につぐ連鎖で場にあるポケモンをどんどんつなげてどんどんトローゼしていく快感。これが今作のひとつの魅力だと言える。
最初はポケモンの降ってくるスピードが遅くてまったりとしているのだが、やがてスピードも量も増えてくるとてんやわんやの大騒ぎになる。「ここでこれを消したあとにこいつが3つ揃うから、そしたらこれとこれをつなげて…」というパズル的な思考を休むことなく繰り返さなくてはならないのだ。適当にやって適当に連鎖するケースももちろんあるが、トローゼし続けるにはやはりある程度の思考と先読みが必要。
その操作性は、同じDSタイトルということで「メテオス」に通じる部分もある。感覚的には過去の落ち物作品である「パネポン」とか「コラムス」などとアプローチが似ている部分もある。しかし前述したように今作で扱われるポケモンたちは380種類以上で見た目に華やかだ。また、1ピース1ピースの見た目が違うということもさることながら、そのシステムの「今まであったようでなかった」感が新鮮なプレイ感覚を与えてくれるだろう。
(C)1995-2005 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
Developed by Genius Sonority Inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
-
松田翔太、憧れ続けた“希少な英国製スポーツカー”をついに入手「14歳の僕に見せてあげたい」 過去にはフェラーリやマクラーレンも
-
「行きたすぎる」 入場無料の博物館、“宝石展を超えた宝石展”だと40万表示の反響 「寝れなくなっちゃった」【英】
-
スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
-
自動応答だと思って公式LINEに長文を送ったら…… 恥ずかしすぎる内容と公式からの手動返信に爆笑 その後について聞いてみた
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた