スクエニ「FFXII」、サントリーとコラボで「ポーション」発売――メインテーマに葉加瀬太郎氏を起用(2/2 ページ)
サントリーとのコラボはありそうでなかった「ポーション」
その後、サントリー常務取締役 食品事業部長 寺澤一彦氏が、今回のコラボについて挨拶。業界初となる画期的な試み、“ポーション”の開発に挑戦することに大きな意義があると発言。「FF」を愛するファンの期待にそえることはもちろんのこと、それ以外の方にもアピールできる商品となるようにと期待を述べると、同社食品事業部 副事業部長 齋藤和弘氏が商品の説明を行った。
今回“ポーション”を作るきっかけは、サントリー内にも多分に漏れず存在するゲーマー――いわゆる若い世代だけではなく、1987年からのシリーズというだけあって幅広い世代から商品化の要望が上がったところからはじまる。敵に立ち向かう際、そして体力を回復させるために重要なアイテム“ポーション”は、我々の世界でも商品として実現できるのではないかと、企画をスクウェア・エニックスに持ち込んだという。
齋藤氏が「20年近く歴史のあるゲームなだけに、おのおのが想像する“ポーション”のイメージを損なうようなことはしてはならないと、試行錯誤を繰り返した」と語るように、現段階に至るまで開発に時間を割いている。そのため、今回公開されたボトルはいまだ開発段階のもので、実際とは異なるらしい。
気になる中身だが、もちろん誰もが「ポーション」を味わったことがないとはいえ、ありきたりのものではイメージを損ねると熟考。“飲んで、見て、力が沸くようなもの”という大前提のほかに、神秘的でなくてはならないと、聖なるハーブと言われる「ヒソップ」や、「メリッサ」など独自のハーブを組み合わせ、他にはない飲み物としている。また、デザインもレギュラータイプのほかに、3月16日の「FFXII」発売日前後にはスペシャルバージョンも発売される。まさに聖なる力が宿るかのようなその深いブルークリスタルと容器の形に、目を引くことは間違いない。このスペシャルバージョンは、「ファイナルファンタジーXII ポーション プレミアムボックス」として製品化され、アートミュージアムカードが封入される予定だ。価格は未定。
メインテーマに葉加瀬太郎氏を起用――荘厳な世界を奏でる
「昨今の楽曲タイアップというものは、単なる話題作りでしかない」と苦言からはじめたスクウェア・エニックス コーポレート・エグゼクティブの田口浩司氏は、今回のメインテーマ曲に葉加瀬太郎氏を起用したことで、FFXIIの世界によりエモーショナルな感動を与えてくれると語る。
「FFXII」のサウンドトラック全般を手がけるのは「ファイナルファンタジータクティクス」などでおなじみの崎元仁氏だが、メインテーマに関しては楽曲プロデューサーとして葉加瀬氏が参加。作曲・アレンジはもちろん、自身によるバイオリン演奏もフィーチャーされている。
2年前に依頼されてから、ゆっくりイメージを固めることができたと葉加瀬氏は、現実の世界でもゲームの世界でも大事なキーワードとなる“希望”という言葉に力を託し、「交響詩『希望』」とタイトルをつけたと公表。開発当初から関われ、ゲームという普段接することがない世界の人々と1から話し合いながら作れたことは勉強になったと振り返る。
2006年3月1日にはシングルとしても発売され、通常版(税込み1050円)のほかにゲーム映像と葉加瀬太郎氏のプロモーションビデオが収録されたDVDが付属するスペシャルパッケージ版(税込み1680円)もリリースされる。
がっちり田口氏と握手を交わす葉加瀬氏は、ロンドンまで出向き今回の収録に臨んだ。一番印象に残っているのはロイヤル・フィル オーケストラと仕事ができたことと、アビーロードスタジオの権威ある第1スタジオで収録できたことと思い出を語る葉加瀬氏は、ゲーム開発当初から関われたことに感謝していると述べたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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左、サントリー常務取締役 食品事業部長 寺澤一彦氏。中央が同社食品事業部 副事業部長 齋藤和弘氏。気分転換や体力回復をかねてぜひゲーム中に飲んでほしいとのこと
スペシャルバージョンの「ポーション」は、6種類ほど容器違いが存在するようだ。あくまでもサンプル版だが、会場には実物大も展示されていた。アートミュージアムカードは5枚組み
左から田口氏、橋本氏、和田氏、葉加瀬氏、寺澤氏、齋藤氏とそれぞれ「ポーション」を手に並ぶ。葉加瀬氏は、入口に展示された「FFXII」でキーパーソンとなるジャッジマスターとも撮影