あなたもいっしょに「ゲームやろうぜ!」:「ゲームやろうぜ!2006」で一獲千金を目指すための支援企画(1/3 ページ)
ソニー・コンピュータエンタテインメントが開催中のゲームクリエイターオーディション「ゲームやろうぜ!2006」。過去1995年から1999年の間にも6回開催され、その第3回合格者であり、「どこでもいっしょ」の開発者として知られている南治一徳氏と、SCEJシニアバイスプレジデントの桐田富和氏に、ゲームやろうぜ合格までの道のりや、今回の復活に至る経緯について話を聞いた。
ソニー・コンピュータエンタテインメントが6年ぶりに開催するクリエイター発掘プログラム「ゲームやろうぜ!2006」。過去に開催されたこの企画の合格者であり、その後「どこでもいっしょ」というヒット作を生み出したのがビサイドの南治一徳氏だ。その合格までの道のりと、今回のゲームやろうぜ!2006の概要について、南治氏とソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン シニアバイスプレジデントである桐田富和氏に話を聞いた。
――「ゲームやろうぜ!」に応募しようと思ったきっかけを教えていただけますか。
南治一徳氏(以下、敬称略) シフトの方が第1回で応募して合格し、活動されていたんですが、TV番組でその特集をやっていて、それを見て「ああ、こういう企画があるんだ」と思って応募しました。わたしが合格したのは第3回ですね。そのときにはほかのゲーム会社に勤めていたのですが、仕事の区切りがついたところで、ちょうどいいタイミングだったんですね。
――そのとき応募されたのは「どこでもいっしょ」のコンセプトだったのですか?
南治 いえ、全然違います。「どこでもいっしょ」は企画を出してボツりつつ、合格から1年後くらいに何とか企画が通って始めたものなんですよ。
――ということは、合格したときの企画はゲームにならなかったのですか?
南治 えーと、わたしの場合、企画では通ってないんですよ。企画っぽいものは提出したんですが、「ほんとにこれやりたい?」といわれて、「いやあまりこだわりはないです(笑)」とお伝えしたところ、じゃあまあ、合格してから何か考えようかと言うことになりまして。わたしはチームでの応募だったので、できるだけ良さそうな人を集めてチームを作り、その人たちで「がんばりたいんでよろしくお願いしまーす」みたいな、いま思うと相当無鉄砲なやりかたでした(笑)。企画はとりあえずおいといて、みたいな感じでしたね。当時はいい時代でした……。いや、よかったです。ありがとうございました(笑)
――どのあたりが採用の決めてだったのでしょう?
桐田富和氏(以下、敬称略) “猫耳”の企画を見たときかな。
南治 とりあえず2個くらい持って行ったんですよね。
桐田 その企画をやりたいって言われたらどうしようかと思ったけど(笑)
――猫耳って……どんな企画だったんですか?
南治 ふつうのアクションゲームだったんですよ。キャラの女の子が猫耳だったという……。あともう一つはレースゲームを考えていました。
――そこから「どこでもいっしょ」が生まれるまではどういう経緯をたどったんでしょうか。
南治 いろいろ考えてはいたんですけど、いいアイディアが浮かばなくて。「どこでもいっしょ」の時は、ちょうどSCEから「ポケットステーション」が発売される、という話があって、これを使った企画もありだよ、と桐田さんがおっしゃったので、それをメインに考えたのが原型だったんですね。久しぶりにそのときの企画書を見たんですけど、ほとんどゲームの内容に触れていないものでしたが……。あの企画でよく通ったなと思います。そのあと、プレゼンを何度か経て、ゲーム化に至ったわけです。
――プレゼンを通すのって大変でしたか?
桐田 それほど大変ではなかったと思いますよ。当時はSCEとしてもソフトの資産がなかったこともあって、ゼロからすべてを立ち上げなければいけませんでしたし。加えて、過去のゲームの延長線上にあるようなゲームを欲しいとも思っていなかったので、企画自体が斬新で、おもしろい“かも”しれないという、(売れるか売れないか)フィフティーフィフティーの企画であればゲーム化していたんですね。
シリーズものであれば、8割か9割はゲーム化して問題ない、と考えられるわけですが、シリーズものを制作するだけの資産もありませんでしたし、ほかの会社が作っているようなゲームをシリーズ化しても意味がありません。斬新であり、おもしろそうであれば、まずは1回作ってみようというノリだったですね。
――ということは、これまでの「ゲームやろうぜ!」合格者の方々も、応募された作品がそのままゲームになるということはなかったわけですね。
桐田 応募作品がそのまま、というケースはないですね。作品もさることながら、基本的に応募された人なり、チームなりに対して“何か才能があるかもしれない”と、我々が感じてからがスタートですね。それに、わたしがすべてディレクションするわけではありませんので、それぞれのスタッフが“何か”を感じて、この人と仕事をしてみたいと思うか思わないか、ということが一番重要でしょうね。
はじめは応募された企画をゲーム化しよう、という意図もあったのですが、スタートしてみて、それはちょっと違うかなと思いました。応募されてくる人たちと出会って、そこから新しく生まれてくるものに賭けてみようかと。
今回は幅広く、いろいろな方面から応募してほしいと思っています。表現の可能性という観点からも、いわゆる“ゲーム”という形態である必要はないかもしれません。斬新なものであれば、応募していただいた作品自体を、いきなり製品化するという可能性もあります。
お互いに、賭だと思いますよ(笑)。南治さんだって、本当にSCEが最後まで面倒を見てくれるか分からなかったでしょ(爆笑)。
南治 いや、その、一応は“しばらくは大丈夫”といわれていましたけど(爆笑)。
――とはいっても、開発中はSCEからのサポートがあったわけですよね。
南治 それはもうばっちりと援助していただきました(笑)。合格してから事務所がなかなか決まらなかったんですが、3、4カ月後にようやく決まりまして。そこで開発をしていました。応募したときは8人だったんですが、応募したあとに“必要だったら増やしてもいい”と言われていましたので、どこでもいっしょの時は、最終的には12人くらいで作っていましたね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
-
「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
-
友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
-
後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
-
毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
-
「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
-
「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
-
余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」