バンダイ「.hack//G.U.」プロジェクト発表会で壮大なメディアミックスを語る(3/4 ページ)
物語は西暦2017年。前作の7年後の世界を舞台としており、近い未来ということで、それほど今と変わらない将来が描かれている。現実世界と仮想世界である世界最大のネットゲーム「The World(R:2)」の両面で事件は進んで行く。「The World(R:2)」は極めて自由度が高いことが裏目に出たのか、現実世界の鬱憤をゲーム世界ではらそうという“殺伐”とした“荒廃”した世界が広がっていた。本作は17歳の主人公「ハセヲ」を通して、現実世界と仮想世界両方で起きる不可解な事件の顛末が語られる。
「The World(R:2)」はMMORPGであり、この世界で活動しているキャラクターはすべて現実世界で誰かがプレイしているという設定。彼らは冒険したり、トレードしたり、ギルドを組んで世界を楽しんでいる
登場キャラクターは主人公ハセヲやオーヴァン、アトリを中心に総勢50人以上が登場。ストーリーは前作換算で8巻分に相当する。イラストは、ハセヲとアトリ。そしてハセヲが追う三爪痕(トライエッジ)と呼ばれる双剣士。前作のカイトに似ているが……?
バトルは簡単にボタンひとつで攻撃が繰り出せるようになっている。武器にはそれぞれ攻撃特性があり、“ため押し”と“連打”の2タイプに分類されるという。スキルトリガーを使えば攻撃中隙なく発動でき、強力な攻撃となるなど「触って気持ちのいいアクション」を目指しているバトルでは、特異の能力を持った8人につき、憑神(アバター)というシステムが使用できるらしい。データの裏側で行われるバトルとして、通常のものとは違う位置づけだ。アバターを使うとキャラクターの容姿は変身を遂げ、一般のプレーヤーには見えない戦いへと誘うという。作中ではスーパーフェイシャルと名付けられた表情豊かなアニメ的表現を実現しているなど、前作とは格段にパワーアップした新シリーズらしい内容となっている。
メディアミックスを「ゲームを楽しむための提案」としたいと語るゲームプロデューサーの原田真史氏は、それを実現するためには“プロジェクトの核となるべくゲームの圧倒的なクオリティとボリューム”と、“主人公「ハセヲ」を軸に、綿密にくみ上げられたユーザー視点のクロスメディア”でなくてはならないと心がけているという。
「.hack//G.U.」がVol.1〜3「再誕」「君想フ声」「歩くような速さで」の全3巻構成となっているのも、アニメやコミックなどの商品がリリースされるタイミングに則しているためであり、無駄に分割したものではないと計画的であることを強調する。それら計画されたメディアミックスは以下のような構成となっている。
TVアニメ:「.hack//Roots」
4月5日(水)深夜1時30分よりテレビ東京系全国5局にて毎週放送予定のTVアニメ「.hack//Roots」は、前シリーズとは異なり、ゲームと完全にリンクしている。主人公がゲームと同様「ハセヲ」であることからも、「.hack//G.U.」へとつながる“根っこ”の部分が描かれるという。
監督は「.hack//SIGN」に引き続き真下耕一氏が担当。シリーズ構成・脚本は川崎美羽氏、キャラクターデザインを同じく「.hack//SIGN」から続投の大澤聡氏、キャラクター監修を貞本義行氏が務める。またオープニングテーマにはFictionJunction YUUKAの「Silly-Go-Round」が、エンディングテーマにはALI PROJECTの「亡國覚醒カタルシス」が決定している。
テレビ東京の番組担当プロデューサー東不可止氏(写真左)は、「クロスメディアの最新形を常に実現していくプロジェクトである本シリーズでは、リアルなプレーヤーと仮想世界のプレーヤーという二重構造が織りなす世界観の深さももちろんのこと、視聴者の心をつかむ現実感がいっぱい詰まったものになっている。ゲームもアニメも楽しめる1年間にしていきたい」と豊富を語る。また、角川書店「.hack//G.U. The world」編集担当デスクの田村淳一郎氏(写真右)は、昨年から先行して雑誌を発行。多くの解釈を元にコミックと小説を手がけている。コミック&ノベル:「.hack//G.U. The world」
「.hack//G.U. The world」では、ゲームの同時代のハセヲを描く「.hack//G.U.+」(漫画:森田柚花/原作:浜崎達也)や、殺伐としていない世界がウリの「.hack//Gnu」(漫画:河南あすか/原作:種子島貴)、シリーズキャラクター総出演の4コマ漫画「.hack//4koma」(漫画:墨丸こいち)のほか、美貌の剣士と今作謎の人物として描かれる三爪痕との話が描かれる小説「.hack//CELL」(著:涼風涼/イラスト:睦月アキラ)が連載されている。また、2巻目からは前作での主人公カイトを描く「.hack//XXXX」(漫画:喜久屋めがね/原案:松山洋/原作:正倉ヒロタ)の連載がはじまっている。
ラジオ:「.hack//G.U.」Radio(仮)
2006年4月から文化放送で毎週日曜A&Gゾーンで放送決定。「.hack」の総合情報番組としてハセヲ役でもある櫻井孝宏さんと榎本温子さんをキャストにお届けする予定。
カードゲーム:「.hack//G.U.」CardGame
2017年に全世界で流行しているカードゲームという設定で、2006年6月・9月・12月に発売予定。ゲームとの連動も考慮されているという。
ショップ:「.hack//G.U.」SHOP
ショップもひとつのメディアであるとして、全国のゲームショップに応援店となってもらい、ここでしか手に入らない情報や最新映像、フリーペーパーなどの配布を行っていく。「.hack//AccessPoint」として全国展開。
フリーペーパー:「.hack//G.U.」Free Paper
上記の「.hack//AccessPoint」でしか手に入らない情報誌として最新情報を掲載。4月から全国で配布が開始される。誌名は「.hackey」。
ネット&モバイル:「.hack//G.U.」Net&Mobile
「.hack」世界の情報をネットやモバイルから入手するポータルとして活用していくことはもちろんのこと、プレーヤー同士のコミュニティーの場としての活用を視野に展開していく。こちら。
今明かす仕掛け
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