ゲーム界のアカデミー賞「9th Annual Interactive Achievement Awards」が決定(3/3 ページ)

» 2006年02月17日 14時58分 公開
[岩井省吾,ITmedia]
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その他のジャンル別賞

Sports Game of the Year(スポーツゲーム部門賞)

「SSX on Tour」(EA)

スポーツゲーム部門はリアル系スポーツゲームがノミネートされる中、エクストリーム系のSSX最新作が受賞した

Role-Playing Game of the Year(RPG部門賞)

  • 「ジェイドエンパイア〜翡翠の帝国〜」(マイクロソフト・Bioware開発)
さすがは北米地域で高い知名度を誇るBioware作品だけあって、ドラクエVIIIとラジアータストーリーズというスクエニ勢を押しのけて受賞。来年はキングダムハーツIIとFFXIIの一騎打ちか、それとも……?

Racing Game of Year(レースゲーム部門賞)

  • ニード・フォー・スピード:モスト・ウォンテッド(EA)
「NFS: Hot Pursuit 2」(日本未発売)、「NFS:アンダーグラウンド」、「バーンアウト3:テイクダウン」に引き続きEAのレースゲームが4年連続で受賞している。しかし、実は「グランツーリスモ4」が最終候補に選ばれなかったというとんでもない事実が……

Strategy Game of the Year(ストラテジーゲーム部門賞)

  • Civilization IV(2K Games・開発Firaxis・国内発売元:サイバーフロント)
ストラテジーゲーム部門はPCゲームの重鎮の1人、シド・メイヤー氏の最新作が受賞。日本語版はサイバーフロントから発売が決定している

Simulation Game of the Year(シミュレーションゲーム部門賞)

  • 「The Movies」(Activision・開発LionHead Studios・国内発売元:ラッセル)
ポピュラスやブラック&ホワイトで有名なピーター・モリニュー氏の映画会社経営シミュレーションが受賞。

Massively Multiplayer Game(s) of the Year

  • 「ギルドウォーズ」(NC Soft)
  • 「City of Villains」(NC Soft)
MMOゲーム部門はNC Softの2作品が同時受賞。ちなみに、ノミネートは4作品あり、「リネージュII」と「ファイナルファンタジーXI」は残念ながら選にもれた

Downloadable Game of the Year(ダウンローダブルゲーム部門賞)

  • 「Wik and the Fable of Souls」(Reflexive Entertainment)
現在Xbox Live Arcade(Xbox 360)で800マイクロソフトポイントで配信されている本作。少人数・ダウンロード配信だからこそできるアイディアが詰まった作品だ。去年のIndependent Games Festivalの受賞からLive Arcadeで配信された経緯を持つ

First Person Action Game of The Year(ファーストパーソンアクションゲーム部門賞)

  • 「バトルフィールド2」(EA・Digital Illusions開発)

Family Game of the Year(ファミリーゲーム部門賞)

  • 「Guiter Hero」(Red Octane・Harmonix Music Systems開発)

Cellular Game of the Year(携帯電話ゲーム部門賞)

  • Ancient Empires II(Glu Mobile)

The Award goes to……?

 そしていよいよ授賞式はクライマックスに近づき、Game of the Yearを残すのみとなった。果たして受賞するのは「nintendogs」か、「ゴッド・オブ・ウォー」か、それとも「Guiter Hero」か、はたまた「ワンダと巨像」がそれをひっくり返すか? ちなみに、ジャンル部門賞に選ばれなくてもGame of the Yearに選ばれたケースが存在する。2003年度の「スプリンターセル」がそれだ。

 その前にお伝えしなければいけない。

Computer Game of the Year(PCゲーム・オブ・ザ・イヤー)

  • 「バトルフィールド2」(EA・Digital Illusions開発)
今年は特に秀でていたタイトルが少なかったPCゲーム界。順当な受賞と言えよう

 さて、いよいよ、ゲーム・オブ・ザ・イヤーが本年度の「殿堂入り」を果たしたリチャード・ギャリオット氏(NC Soft Austin)から発表されるときが来た!

「The Award goes to……“God of War”!」

Overall Game of the Year(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)

Console Game of the Year(コンシューマゲーム・オブ・ザ・イヤー)

  • 「ゴッド・オブ・ウォー」(SCEサンタモニカ開発・国内発売元:カプコン)
2004年のE3で発表され、発売後に賛否両論の嵐を巻き起こした本作がGame of the Yearに選ばれた

 というわけで、日本から見ると不満が残るだろうが、海外から見れば順当な結果で終わった。本作はゲームデザイン部門での受賞がなかったことから、今年は“ゲームそのものとしての完成度”に秀でたnintendogsやGuitar Heroよりも、総合的なエンタテインメントとしての「ゴッド・オブ・ウォー」の評価が高かった、と言えよう。

 さて、アメリカでの権威あるゲームの賞といえば、3月のGame Developers Conference会期内に行われる「Game Developers Choice Awards」がある。こちらは世界中の開発者が投票するもので、AIAAがアカデミー賞に相当するのであれば、こちらは「全米監督協会賞」などに相当するものだ。こちらの賞争いにも注目しておきたい。

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