いいものはやはりいい――続編が出る今こそ真のエンディングを:「ヴァルキリープロファイル -レナス-」レビュー(1/3 ページ)
7年前、プレイステーションで発売された「ヴァルキリープロファイル」というソフトがある。当時、さまざまな話題を振りまいたヒット作が、PSPのワイド画面に完全対応し、今再び表舞台に登場した。果たしてどのような進化を遂げたのか? その姿をここで垣間見よう。
思わず引き込まれてしまう魅力を持っていた「ヴァルキリープロファイル」
夢中になる作品というのは、何らかの際だつ魅力を持っているもの。例えばそれは、世界観であったり登場人物だったり、またはグラフィックやBGMだったりなどさまざまだ。世界観や登場人物に共感を得て、その世界にドップリと浸かってしまうこともあれば、美しいグラフィックに感化されてのめり込む場合もあるかもしれない。そして、そうした作品は、プレーヤーの心の中に、長くとどまり続けるもの。もっとも、そのようなタイトルは年に1、2本あればいいものだが……。
そうしたゲームの1つに、当時のエニックスから発売されていた「ヴァルキリープロファイル」がある。独特の世界観と、非常に魅力的な登場人物。そして、各キャラクターの細かい動きなど、あらゆる部分で“とがっていた”作品だったといえるだろう。数多くのプレーヤーを魅了し、現在でも根強いファンがいるという話を聞くほど、内容の濃いタイトルだった。また、2周クリアを前提としていたと思われる、ノーマルエンディング後に真のエンディングを見ることで、すべてが分かるようになっていたシステムもまた、大きな話題を呼んだ。そのタイトルが続編「ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-」の発売に先駆け、PSPにて完全版ともいえる「ヴァルキリープロファイル -レナス-」として登場した。とはいえ、今ではタイトルすら知らない人もいるはず。そこで、ゲームの世界観や内容を解説しつつ、プレイステーション版と何が違うのかなどを見ていくことにしよう。
アクション要素のある戦闘シーンだが、苦手な人でも楽しく戦える
北欧神話をベースにした世界観と、圧倒的な勢いで展開する物語が最大の特徴といえる本作で語られるのは、人間の死と神々の戦争(ラグナロク)。全編を通じて暗めの雰囲気が漂うものの、それが作品全体を盛り上げるのに欠かせない要素となっているのだ。とはいえ、人の死を扱っているからといって、重苦しい雰囲気になっているわけでは決してないので、それほど構える必要はないだろう。
主人公の戦乙女ヴァルキリーは、現世での生を終えた魂に死後の道を示し、一緒に生きましょうと誘う人物。プレーヤーは、そんな彼らと主人公を操作し、物語を進めていくことになる。魂を冒涜する者達との戦いの中で、仲間となったキャラたちを鍛えていき、最終的には神界からの要求に合うように育て上げて転送することになる。こうして神界へと魂を送り込み、最終的には自陣営がラグナロクで勝利することを目指す。
ヴァルキリーは、地上で死に直面している魂や不死者を探す能力を持ち、その力を発動させて各地へと赴く。訪れた先では、仲間ならばイベントが発生し、そのキャラが死ぬことになった経緯などがわかる。ダンジョンであれば中に入り、不浄のものを浄化することになるのだ。特に、仲間になるキャラのイベントは非常に中身が濃く、登場キャラの深い人間関係や感情がダイレクトに読みとれるほど。ただしプレイステーション版と同じく、スキップがいっさいきかないのが残念なところではある。何度やり直しても、仲間を見つけるたびに長いイベントを見なくてはならないのは、さすがに厳しい。移植に際して、これは改良してほしかったところだった。
敵はダンジョン内を徘徊していて、彼らに剣を振ると戦闘が始まる。そのまま接触してしまうと敵の先制攻撃を受けるか、味方パーティが不利な状態でのバトルが始まってしまうのだ。ダラダラと歩き回り、敵を見つけてぶつかるだけの一般的なRPGとは違い、ダンジョン探索の時点から緊張感があるというのは、気が抜けなくてなかなか楽しい。特に、高いところから何も考えずに飛び降りたりすると、通路を徘徊していた敵に接触して戦闘開始ということもあるので、おろそかな行動は取れないのだ。
他にもダンジョン内では、晶石と呼ばれる石の足場を作ることができる。これを利用すると、普通では届かないような場所にある宝箱を取ったり、敵に向けて放ち相手を凍らせることができるなど、ダンジョン内の攻略が簡単になる。それほど頻繁に使用するわけではないが、一部では晶石を駆使してパズルのようなものを解くシーンも用意されている。
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