ネオロマファン集結。2006年春の聖地も弾けてました!!

3月最初の週末、聖地パシフィコ横浜にコスプレ姿の女子が集結。彼女たちが愛してやまない「ネオロマンス」のイベントが行なわれた。

» 2006年03月17日 22時36分 公開
[塙恵子,ITmedia]

 3月4、5日の2日間、神奈川・パシフィコ横浜で「ネオロマンス・アラモード2」が開催された。「ネオロマンス」とは、コーエーが発売している女性向け恋愛ゲーム「アンジェリーク」、「遙かなる時空の中で」、「金色のコルダ」の総称で、ゲーム以外にも書籍、CDなどが発売され幅広く展開、2006年は遙かなる時空の中での劇場公開やアンジェリークのテレビアニメ化も予定されている。

 今回のイベントテーマは、「MAX Voltage〜さあ!思いっきり弾けちゃおう!!〜」。2回目の開催となるネオロマンス・アラモードには、初日に発売されたプレイステーション 2ソフト「ネオ アンジェリーク」のキャストも参加する。新たな出演者も加わったことで、ファンのボルテージはさらに上がっていることだろう。取材陣も気合いを入れ直し会場入りする。会場にはコスプレ衣装を持参した人のための更衣室が設けられており、彼女たちはこちらが思わず「ドキッ」とするほどステキな男性に変身して出てくる。中にはすでにネオ アンジェリークの衣装で現れるファンも見かけられた。

楽しみつつもどのコーナーも真剣に望む。出演者同士の仲の良さが伝わってきて、会場は和やかなムードだった

 出演者のシルエットを見ただけで、黄色い声が飛び交うという“マックス・ボルテージ”状態で開演した。今回は、出演者が舞台から下りてファンと触れ合う機会も多く、ファン参加のゲーム大会では、キャスト自らファンの席に向かい賞品を直接手渡す場面もあり大いに盛り上がる。

 目玉は出演者の“アドリブ”が試されるコーナー、「武術入門」と「愛のメッセージ講座」。自分が当てたシチュエーションの中でセリフを考え、いかに演じきれるかが勝負となる。

 遙かなる時空の中での「有川譲」の弓矢に見立てた武術入門では、丸いボードが用意されていた。ボードには「プロポーズ」、「投げキッス付きの告白」など6つのお題が書かれ、それぞれ矢が当たったテーマでセリフを発表しなければならない。「ネオロマンスの洗礼を受けた」と話すのは、イベント初参加となる鳥海浩輔さん(遙かなる時空の中で 藤原泰衡役)。武術というよりも精神を養ったようである。

(写真左)福山潤さんのライブに観客は酔いしれる/(写真右)浪川大輔さん。盛り上げ役として常に会場を沸かせていた

 愛のメッセージ講座では、シチュエーションとラストメッセージという2つの箱の中から1枚ずつ紙を引く。その場で引いた設定でストーリーを作り、演じなければならないという、非常に役者泣かせのコーナーである。強引なシチュエーションに出演者はたじたじ……。そんな姿をファンが微笑ましく見守るといった感じで「かわいい〜」、「がんばれ〜」という声があちこちから聞こえた。

キャスト全員がそろってお辞儀をする、真摯な姿勢が印象深かった

 キャラクターなりきるミニドラマやLOVE QUESTIONのほか、岩永哲哉さん(アンジェリーク セイラン役)、中原茂さん(遙かなる時空の中で3 十六夜記 藤原鷹通/藤原幸鷹/有川譲役)、福山潤さん(金色のコルダ 志水桂一役)、浪川大輔さん(アンジェリーク ユーイ役)、小山力也さん(アンジェリーク レオナード役)によるライブが行なわれる。ライブではサイリウムを振りながら一同総立ち状態であった。

 エンディングで、堀内賢雄さん(アンジェリーク オスカー役)が「みなさんのおかげでいろんなことができました。このイベントがもっともっと大きくなればと思います」とファンにお礼の言葉を述べ、最後に全員が深々とお辞儀をするシーンはとても印象的だった。アンコールには、ネオロマンスイベント恒例の「僕たちのAnniversary」が流れる中、キャストがファンに握手して回るという大サービス。“笑い”が絶えない楽しい雰囲気の中、ファンと出演者が一緒になって作り上げた一体感のあるイベントであった。

撮影/大山雅夫


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