WiiリモコンはBluetooth接続で単三形乾電池を利用!――徐々に判明するWiiの全貌E3 2006

独特の形状と無線による動作、内蔵のモーションセンサーなどによって、これまでにないスタイルでのゲームプレイを実現するWii用のコントローラー「Wiiリモコン」。そのWiiリモコンの詳細な仕様が発表された。

» 2006年05月11日 07時02分 公開
[平澤寿康,ITmedia]
photo Wii用コントローラー「Wiiリモコン」。任天堂ブースでは、白だけでなく、青や黒といったカラーバリエーションも展示されていた

 Wiiで利用されるメインコントローラー「Wiiリモコン」は、モーションセンサーを内蔵する無線タイプのコントローラーだ。

 モーションセンサーは上下/左右/前後3軸の加速度を関知。それによってWiiリモコンを振ったり回したりすることでの操作を実現する。ボタン類は、十字キーに加え、Aボタン、トリガーキーのような形状のBボタン、「+」、「−」、「Home」、「1」、「2」、電源ボタンの計8個のボタンが用意される。また、スピーカーが内蔵されており、手元で効果音を鳴らすことが可能。振動機能と合わせ、プレイ中の臨場感を高める効果を発揮できる。さらに、拡張コントローラーなどを接続するための拡張ポートも用意されている。

photo 表面には、十字キーと、その下にAボタン、「1」、「2」ボタンに加え、電源ボタンなど計7個のボタンが用意される。2ボタンの下には、コントローラー番号を示すLEDがある
photo トリガー部分がBボタンとなる

 WiiリモコンとWii本体との通信にはBluetoothが利用されるが、画面内の1点を指し示すダイレクトポインティング機能はBluetoothではなく赤外線を利用して実現される。そのため、Wiiリモコン利用時には、テレビ画面の上部または下部に「センサーバー」という赤外線受信ユニットを配置することになる。また、Wiiリモコンは最大4個まで同時に利用可能となっており、Wiiリモコン側に自分が何番のコントローラーとして接続されているのかを示すLEDも用意されている。電源は単三形乾電池2本を利用し、充電バッテリーは利用されない。

photo Wiiリモコンの赤外線信号を受信する「センサーバー」。Wiiリモコンを利用したダイレクトポインティングは、センサーバーを利用した赤外線方式で実現している
photo センサーバーは、テレビ画面の上または下に配置して利用する

 次に、本体に同梱予定となっている拡張コントローラー「ヌンチャク」。Wiiリモコンに用意されている拡張ポートに接続して利用する。ヌンチャクには、アナログタイプのコントロールスティックに、トリガータイプのCボタンとZボタンが用意される。そして、ヌンチャク側にもWiiリモコンと同じ3軸のモーションセンサーが内蔵されている。

 さらに、拡張コントローラーとして「クラシックコントローラー」も発表された。こちらは、いわゆるゲーム機のコントローラーといった形状のもので、正面には十字キーに加え、「A」、「B」、「X」、「Y」、「-/Select」、「Home」、「+/Start」の7個のボタン(デジタル入力)とLスティック、Rスティックの2個のアナログスティックを配置、またトリガー部分にはアナログ入力対応の「R」、「L」ボタンと、デジタル入力の「ZR」「ZL」ボタンがそれぞれ用意されている。ゲームキューブ用ソフトをプレイするときなどに利用するものと思われる。

photo 標準添付予定となっている、拡張コントローラー「ヌンチャク」。Wiiリモコンとヌンチャクの利用で、これまでにないスタイルでゲームプレイが可能となる
photo ヌンチャクには、アナログのコントロールスティックと、トリガー部分にCボタンとZボタンが用意されている
photo こちらは、ゲームキューブ用タイトルなどをプレイするときに利用すると思われる「クラシックコントローラー」。形状はこれまでの任天堂ゲーム機向けコントローラーとはやや異なっている

photo 開発中の拡張コントローラー「Zapper」。FPSなどのガンシューティング系ゲームで利用するための拡張コントローラーとして用意されるものと思われる

 ところで、任天堂ブースのWiiコーナーには、「Zapper」という、Wiiリモコンを銃のような形で利用するための拡張コントローラーも展示されていた。こちらは、発売時期などは決まっていないようだが、もちろんFPS系のタイトルなどで活用されるものと思われる。それら以外にも、マイク機能を拡張するということも考えられているようだ。つまり、コントローラーにも無限の拡張性が用意されているというわけだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた