PS3タイトルは2作品――「真・三國無双BB」をこっそり内覧:E3 2006「コーエーブース」
コーエーブースは昨年よりもちょっとばかり広めに見える。E3はトレードショウということもあり、基本的には流通や販売向けへアピールが目的である。今年はコーエーも力が入ったか、ブースはその商談スペースを大きくとっている様子。とはいえ、しっかりタイトルも展示しており、なによりもプレイステーション3用ソフトの「Fatal Inertia」(フェイタル・イナーシャ)と「ブレイドストーム 百年戦争」の2作品に注目が集まっていた。残念ながら映像のみの出展で、その映像も2分弱のものだった。
プレイアブルは発表されたばかりのPSP用ソフト「ギタルマン ライブ!」と、「戦国無双2」、「真・三國無双 2nd Evolution」の3作品のみ。しかし、実は商談スペースの一つ部屋には「真・三國無双BB」のデモンストレーションが行われていた。
「真・三國無双BB」は2年前に発表されて以来、ようやくその詳細を伝えることができる発表会を先日行い、まもなくテクニカルテストに突入するタイトルとなっている。このテストの結果を受け、βテストとなる。
その内覧の様子はさらに詳しく後日お伝えするが、コーエー「真・三國無双BB」プロデューサー松原健二氏と、同じくディレクターの藤重和博氏ほか「ここにこれだけのいていいのか?」と松原氏自身が語る計4人の方にレクチャーを受けた。実際、4対4の「激突戦」をプレイさせてもらうこともでき、コンシューマでは敵が落とすアイテムとして存在していた能力アップ系が、“ひょうたん”という“資源”を集めていき、7種類の能力アップ(攻撃力アップや守護力アップ、スピードアップなど)を任意に選択し好きなタイミングで使用できる点であったり、ユーザーが与えられる“家”の存在、そしてなによりも統一を目指すその過程を聞くことができた。
1シナリオ最大5つの勢力から選択し、その勢力の拡大に邁進するプレーヤーには「男気」を求めるとのこと。例え自勢力が劣勢であっても最後まで支えるとそれなりにいいことがあるという。
こうして発売前にソフトを実際触れる喜びを得られるのもE3の魅力のひとつである。実際、流通や販売関係の人間が興味深く画面を見つめる姿が見られた。今回はPS3関連は触れなかったが、画面上では少なくともキレイに動いているようだった。また、Wiiでの発売が明かされた「Sengoku Action」の動向も気になるところ。次なる戦国無双の形を模索する意欲作となることを期待する。
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