そして完結へ――Wii27番勝負:E3 2006「Wii27番勝負」(その10)(2/3 ページ)
初トニーホークがいきなりWiiですか、わたし――「TONY HAWK'S DOWNHILL JAM」
スケートボードを華麗に操り、爽快なアクションを楽しめる人気のスポーツゲーム、トニーホークシリーズの最新作「TONY HAWK'S DOWNHILL JAM」(Activision)がWiiに登場する。今までいくつかのプラットフォームで発売されてきたタイトルだが、筆者は未だにプレイしたことがなかった。逆に言えば先入観がないからよいのかもしれないが、さて、実際にWiiリモコンで操る初々しいスケーターのデビュー戦はいかがなものだっただろうか。
今作においてはWiiリモコンを横向きに握って操作することになる。左右の傾きがスケーターの左右移動に対応している。十字ボタンは移動に使うのではなくトリックを選択する際に使用。「2」ボタンでジャンプ(長押しで加速)、「1」ボタンでボードをひっくり返すことができる。Wiiリモコンの裏側にあるBボタンを押せばボードをつかみ、Wiiリモコンを揺らせばターボをかけることができる。ざっとそのあたりを理解した段階では「あ、他のタイトル同様に直感的な操作なのね。じゃあもう、くいっくいっと傾けて華麗に曲がっちゃいますよ」と高を括っていた。しかし現実はそんなに甘くはなかった。
リアルな市街地を舞台に颯爽と現れた筆者の分身であるスケーターだったが、いざプレイが始まるとどうにもうまくいかない。加速し、ジャンプし、トリックを決めつつ、障害物をものともしないスピードで突き進むはずが、カーブでうまく曲がれず転倒し、つまずき、おいおい一体どこへ行くんだ、と突っ込みが入りそうな勢いで迷走を続けた。トリックを決めようにもタイミングや方法がいまいちわからない。それ以前に「ぴょんぴょん飛んでる暇があったら真っ直ぐ走りなよ」という状態だった。
ナビゲートしてくれたスタッフの方も「こいつ、大丈夫かいな」という顔で筆者を見ていた。レースゲームは得意なはずなのに、何だろうこの難しさは、と頭を抱えることしきりだったが、後半は若干余裕が出てきたのか多少スムーズに操作することができた。思わず「もう一回!」とお願いしたくなったが、行列ができ後ろがつっかえているのでひとまず諦めたのであった。
おそらくは慣れと経験で解決する部分が多いのだと思う。レースゲーム的な側面がある限りはコースを覚えることでも上達できるし、単純にトリックを決めるタイミングをつかむには修練が必要そうだ。パッと始めてパッと対応できるシンプルなゲームとは違って、骨太でハードなゲームだということは理解できたので、製品版が出たら腰を据えてじっくりやってみようと思う。プロのスケーターへの道は遠く険しそうだ。
ジョイスティックのようにWiiリモコンを操作――「SpongeBob SquarePants:Creature from the Krusty Krab」
THQの「SpongeBob SquarePants:Creature from the Krusty Krab」(以下、SpongeBob)は、アニメ「SpongeBob SquarePants」のキャラクターを使ったゲーム。主人公のSpongeBob(スポンジ・ボブ)が乗るロケットを操作して、チューブの中を動き回ってアイテムを集めたり、敵を打ち落とす、というものだ。
このゲームでユニークなのはその操作法。これまでのWiiタイトルは、投げる、打つ、振り回すなど、どちらかというとTVのリモコンに似た形で操作していたが、SpongeBobではジョイスティックのように、縦に持って操作する。Wiiリモコンを上向きに握り、手前に倒せば上昇、奥に倒すと下降、といった感じだ。
ただしこのパターンだと、シューティングモードになったときのボタンが押しづらいし、どうしても“斜め奥45度持ち”が基本になるので、操作がしづらく感じた。固定されているわけでもないので、自分がどのように操作しているのか今ひとつ直感的に理解できない。結局はWiiリモコンを振り回す結果となった。ただ試みとしては、おもしろいと思う。
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クールなプレイで華麗なトリックを決めろ
うまくいけば、かなりのスピード感で街の中を疾走することができる
車や壁にぶつかれば、もちろん減速してしまう。「2」ボタン長押しによる加速が必要だ
おそらく初プレイであろうに、すんなり馴染んで華麗にトリックを決めている人もいた。他人のプレイを見ていても面白いゲームである
