リアル路線、かつ車好きでゲームが苦手な人でも楽しめるものを――「Forza Motorsport2」E3 2006「マイクロソフトブース」

2005年5月に発売されたレーシングゲーム「Forza Motorsport」の続編が、XboxからXbox 360へとハードを変え、さらなる進化を遂げた「Forza Motorsport2」として登場する。その内容について、ゲームディレクターのDan Greenawalt氏に話をうかがった。

» 2006年05月14日 00時02分 公開
[遠藤学,ITmedia]
photo Dan Greenawalt氏

 2005年5月に発売されたレーシングゲーム「Forza Motorsport」の続編が、XboxからXbox 360へとハードを変え、さらなる進化を遂げた「Forza Motorsport2」として登場する。E3 2006ではプレイアブルはもちろん、映像出展も行われていなかった本作だが、このたびゲームディレクターのDan Greenawalt氏より、ゲームの内容と構想について話をうかがう機会を得ることができた。


 「すべての面でゲームを成長させたい」と切り出したDan Greenawalt氏の話によると、Forza Motorsport2に登場する車種は300台以上(前作は約230台)で、メーカー数はランボルギーニやマクラーレンなどを追加した50社(前作は45社)を予定しているという。また、日本の筑波サーキット、英国のシルバーストーンといった前作に登場したコースに加え、米国のセブリングなど、新たに新しいコースを5つ追加。13の実在コースを含む、60以上のコースが用意されている。なお、本作は秒間60フレーム(前作は30フレーム)を実現したことにより、さらにリアルなレースを楽しめることができるようにもなっているとのこと。

photo Dan Greenawalt氏は身ぶり手ぶりを交えながら、本作についての説明を行ってくれた

 本作での新たな要素としては「フォトモード」の存在が挙げられた。これはその名の通り、ロゴステッカーなどのアイテムや、自由自在なペイント機能で、自分好みにカスタマイズした愛車を、美しい写真として残しておくことができるものになるという。

 Xbox Liveでは、カスタマイズした愛車で白熱のバトルを楽しむことができるほか、「PGR 3」の「ゴッサムTV」のような、「Forza Motorsport TV」が用意される。Forza Motorsport TVでは、トッププレーヤーたちの走りを堪能することができる。

 最後に前作での反省点、改善すべき部分を尋ねたところ、「車が大好きでも、ゲームがうまくできない人がいる。そういう人にこそゲームしてもらいたいと思うが、それが1作目ではできなかった。リアル路線にはこだわっていきたいが、本作ではさらにパワフルなアシストを行う。評価が高かったゲームなので、それを維持することは難しいが、妥協をせずに作っていきたい」(Dan Greenawalt氏)との答えが返ってきた。

photo 現在はロゴのみが公開されている

 公開できるゲーム画面はなく、まだまだこれからといったForza Motorsport2ではあるが、さらなる進化を遂げてわれわれの前に姿を現してくれることを、今はただ期待したい。

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