いずれ日本でも話題になる――海外発の期待PS2タイトルを先物買い(3/3 ページ)

» 2006年05月18日 00時00分 公開
[小林仁,ITmedia]
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オンライン機能を強化した定番ダートレースの新作――「ATV offroad fury 4」

 北米市場ならではのスポーツゲームと言えばアメフトやバスケをイメージする人も多いが、アメリカではモーターサイクルレースの発祥地と言われるだけあり“ダートトラックを使ったさまざまな草レース”が根強い人気を誇っている。この「ATV offroad fury 4」はシリーズ累計で数百万本を売り上げた人気のシリーズ(もちろんアメフトにはかなわないが、実はバスケゲームよりも人気がある)で、“ATV(All Terrian Vehicle)”と呼ばれる四輪バギーを使ったダートレースが楽しめる。アクセル開度でリアタイヤのスライド量のコントロールやジャンプ中の空中姿勢制御がキモなのは過去の「ATV offroad fury」シリーズに準じている。しかし、コーナリングひとつとってもドライバーやライダーの荷重のかけ方が非常にリアルで「オフロードレースもここまで進化したのか」と驚かされるはずだ。


ATV以外にもモトクロスバイク、トロフィートラックといった違うタイプの本場で人気のダートトラックレースマシンが混走し(計30車種用意されている)、6大陸で雪原、砂地、泥地など苛酷な72コースを走破する。それぞれの車種でライディング特性がまったく異なるため、実際にプレーするとセクションごとのクリア方法が変わるところが面白い

こだわりたい人にはクラッチ操作を使ったマニュアルシフトが楽しめるだけでなく、モトクロスならではのトリックプレイで魅せる走りも。ヒルクライムやダウンヒルでは体を前後に荷重移動させてトラクションを稼ぐなどの造り込みも徹底されている

 また本作の特徴は、オンライン機能が非常に強化されている点だろう。日本市場だけ見ればPS2陣営はネットワークゲームの整備が遅れている印象を受けるが、海外では一昨年辺りからPS2のオンラインゲームが充実しつつあるからだ。今作ではPSP版「ATV offroad fury PRO」とデータを交換してさまざまなパーツのアップグレードができるほか、オンラインレース中のボイスチャット、フォーラム(ニュースグループ)による情報交換、対戦成績に応じてランキング争いも楽しめたりと、いずれもコンシューマゲームがネットワークとシームレスに融合していくためのフィーチャーが導入されていた。ネットワーク機能が標準搭載されるPS3では、日本でもこうしたオンラインの世界が広がるはずだ。なお今作の完成度は70%、北米では2006年9月の発売が予定されているとのこと。

ロビーを通じてサーバがほかのプレーヤーとの最大8人対戦レースを自動的にマッチアップしてくれる。ネットワークに接続していれば、誰でも気軽にオンラインゲームが楽しめる世界がいずれ来るだろう

ネット世界で特殊部隊隊員になりきれる――「SOCOM: U.S. Navy SEALs Combined Assault」

E3会場では8台のプレイアブル台がオンライン接続されており、ヘッドセットで密に連絡を取り合いながら特殊部隊戦の雰囲気を味わっていた

 世界最強の米海軍特殊部隊SEALSの対テロリスト戦を描いた人気の戦術系アクションシューティング「SOCOM」シリーズ最新作。オンライン対戦を前提に作られ毎回ミリオンを記録している人気タイトルだが、前作「SOCOM3:U.S.NAVY SEALS」と同様にボイスチャットを使ったオンライン32人対戦仕様はそのままに、今作からは4人がオンラインで協力するキャンペーンモードが新たに追加されている。広大なフィールドを舞台にした”大規模戦争”の雰囲気が味わえた前作と違い、今作では市街戦など本来の”特殊部隊戦”が遊べるマップ(催涙ガスを使っての突入戦なども用意されている)が用意され、発売されれば今回も人気が出るのは確実。PSP版最新作「SOCOM: SEALs Fireteam Bravo 2」との連動機能も用意されている。完成度は50%。

「SOCOM3」で導入された豊富な武器カスタマイズ(組み合わせは1000通り以上)を踏襲しているほか、輸送部隊や偵察部隊といった目的別に特化した兵士も登場。ひたすら位置を移動しながら物影に隠れて敵を狙撃する凄腕のスナイパーもいました
用意された多様なミッションを、役割分担された4人が1チームとなって遂行するキャンペーンモード。常時オンライン接続されたゲームプレイが常識になれば、こうした新しいCPU戦の楽しみ方も今後は広がっていくだろう

街に潜む凶悪犯罪者を追い詰めろ――「URBAN CHAOS: Riot Response」

 大都市を舞台にした凶悪犯罪に挑む、シチュエーション重視のストラテジー系FPS。プレーヤーはカウンターテロ部隊T-Zeroの一員となって警察官、消防士などと連係を取りながら任務を遂行していく。各ミッションに対して仲間を指示して燃えさかる火を消火させルートを確保させる、被害者を救出して救急隊員に治療させる……といった目的がところどころ課せられているため、従来のFPSとはまた一味違ったドラマチックなゲーム内容が楽しめる。なお完成度は100%、北米では2006年6月に発売されるとのこと。

自分だけの戦士を育てる楽しみ――「Mortal Kombat: ARMAGEDDON」

 対戦格闘ゲームといえば今でも「ストリートファイターII」や「バーチャファイター」、「鉄拳」シリーズが日本の代表格だが、海外ではもちろん「Mortal Kombat」(モータルコンバット)シリーズもまだまだ顕在。本作はXbox版も発売を予定されており、神から地獄の使者、おなじみのニンジャ達まで歴代戦士50キャラクターが総登場し、阿鼻叫喚の異種格闘技戦が展開される。キャラクターはすべて3D化されているが、ゲームシステム自体は2D格闘と同じのようだ。

 今作の特長は体系や服装を自分好みにカスタマイズできるキャラクターメイキング(クリエイトモード)が搭載されており、おなじみのFATALITY(残虐技)も用意されている点。PSP版「Mortal Kombat:Deception」も制作されており、日本での発売は「おそらくなさそう……」ではあるのだが本シリーズも海外ではしばらく続きそうな気配だ。開発度は40%、発売は2006年秋が予定されている。


 いかがだっただろうか? どこかで聞いたことあるものから、耳にしたことないタイトルまで。筆者の目につくものをピックアップして紹介してみた。これらが日本で遊べる日が来るかは分からない。PS3への移行はまだ先で、円熟期を迎えたPS2タイトルの時代はまだまだ続くのが必定であろう。「やってみたい」と思ったタイトルが日本でリリースされることを切に願う。

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