新レーティングでゲームも変わるのか

戦うメイドさんこと「THE メイド服と機関銃」のV2を阻んだのは、SCEの新ブランド「PLAYSTATION Signature」でした。個人的な注目は3位のCERO新レーティング。これからゲームってどうなっていくんでしょうか?

» 2006年06月07日 15時42分 公開
[遠藤学,ITmedia]

 戦うメイドさんこと「THE メイド服と機関銃」のV2を阻んだのは、SCEの新ブランド「PLAYSTATION Signature」でした。リモコン付きヘッドホン、PSPスタンド、PSPポーチといった周辺機器はもちろん、財布やポロシャツ、はたまたワイングラスやフォトフレームなど、扱う商品は多岐にわたる同ブランド。販売は6月14日にオープンする、東京都港区青山にあるプレイステーション スクウェア内1階にて行われるとのことですが、何より客層が気になるところです。

 さて、先週の個人的な注目は3位のCERO新レーティングになります。一般的には2006年6月1日から変わっている違法駐車取締を気にしている人も多いでしょうが、ゲーム業界的にはこちらのほうが大ニュースでしょう。何と言っても「Z区分(18歳以上のみ対象)」が設けられたんですから。

 具体的な対応としては、子どもが手に取りにくい高さ(150センチ以上を目安)に配置、試遊台の利用やムービーの放映についての自粛が挙げられ、コンビニエンスストアの業界団体である日本フランチャイズチェーン協会からは、Z区分のゲームソフトを取り扱わないという方針が報告されたとか。そのうち、Z区分のゲームソフトを購入するには身分証明書が必要とかいう日が来るかもしれませんね。(追記:CEROのパンフレットを見たところ、「必要に応じて、会員証もしくは年齢が確認できる書類などの提示をお願いする」とありました。すでに実施されているようです。)

 ちなみに今回のトップ10で言うと、5位にランクインしている「THE 鑑識官」は全年齢対象の「A区分」になっています。コミカルなキャラクターたちとともに、鑑識官の仕事を学べるという点で、小さな子どもにもプレイさせても大丈夫という判断になったということでしょうか。

 一方、6位にランクインしている「DEAD RISING」は、その内容から「Z区分」、少なくとも「D区分(17歳以上対象)」は免れないように思います。まぁ、「超兄貴」が今の時代に出ていたら、DEAD RISINGとは別の意味で「Z区分」に指定されるのでしょうが……。いずれにせよ、新しいレーティングでゲームがどのように変わっていくのか、興味は尽きないところです。

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