その手に神の力を宿した男の、新たな伝説が始まる――「ゴッドハンド」(1/2 ページ)
カプコンの開発子会社「クローバースタジオ」のオリジナル第2弾「ゴッドハンド」。稲葉敦志プロデューサー、三上真司ディレクターのコンビが送る、痛快なアクションゲームがここに誕生した。
ゴッドハンド伝説
――遥か昔、巨大な悪を封印し人類を滅亡の危機から救った男がいた。彼の両腕は金色の輝きを放ち神の力を宿していたという。人々は彼を畏れ敬い“ゴッドハンド“と称えた。伝説のゴッドハンドを手にし、その強大な力を得た者は神にも悪魔にもなることができるのだと伝えられている…?――
カプコンの開発子会社「クローバースタジオ」のオリジナル第2弾として、2006年9月14日の発売日を目指し開発が進められている、プレイステーション 2用ソフト「ゴッドハンド」は、この“伝説のゴッドハンド”を手にした主人公「ジーン」が織り成す、痛快なアクションゲームだ。
ゴッドハンド ストーリー
気ままな流浪の旅を続けていたジーンは、流れ着いた砂漠の街で野盗達にからまれていた女を助ける。彼女を逃がしたまでは良かったが、野盗たちの人間離れした強さにまったく歯が立たない。
この野盗たちは各地で「ゴッドハンド狩り」と称した虐殺を行うならず者たちの集団で、人間を遥かにしのぐ化け物のような膂力と鎧のように硬く強靭な身体を持っていたのだ。
ジーンは圧倒的な力にねじ伏せられ、ゴッドハンド狩りと称して右腕を切り落とされてしまう。激痛にのた打ち回り、死線を彷徨ったジーンはやがて、ある宿屋で目覚める。
右腕はあるが、すぐに自分のものではないという違和感を感じる。切り落とされた右腕の代わりにそこに付いていたのは…伝説のゴッドハンド!?
それは神にも等しい力を手に入れたと同時に、ゴッドハンドを巡る戦いの運命を背負うことでもあったのだ。
意図せずして、伝説のゴッドハンドの主となったジーン。神にも等しい力を手に入れた彼だが、それは同時に、ゴッドハンドを狙う者たちにつけまわされ続けるという業を背負うことでもあった。ジーンが戦うのは、悪魔に魅入られ、人間離れした強じんな肉体と強力な戦闘能力を持ったならず者たち。
悪魔に魅入られているだけで、見た目は普通の人間と変わらない彼らだが、中には「悪霊」に乗っ取られ、完全に人間の心を失ってしまった者もいるという。この場合、宿主を倒すと悪霊がその身体を離れ、正体をさらけ出して襲い掛かってくる。
このように、人間の目では追えないほどに素早く、攻撃もとてつもなく強力な悪霊。だが、対する術をジーンは持っている。そう、ゴッドハンドである。普段は眠っている神の力を宿した右手を開放することで、ジーンは通常の何倍もの力とスピードを得ることができるのだ。
画面左下にはジーンの状態を表すゲージ群があり、その中の一番下には「テンションゲージ」と呼ばれるものがある。これは敵に攻撃をヒットさせたり、挑発したり、アイテムを取ったりすることでたまっていくもので、ゲージが赤くなればプレーヤーの任意のタイミングでゴッドハンドを開放することが可能だ。
開放中は力がみなぎり、黄金に光る右手の攻撃だけでなく、繰り出すすべての攻撃が強化される。速度も移動、攻撃を問わずスピードアップし、跳ね上がった防御力はどんな攻撃も受け付けないという。
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