井上喜久子さんとゲームジョッキーが名古屋に登場──エムゲーム夏の陣を追いかけてきました(2/2 ページ)

» 2006年07月18日 18時28分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]
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ネットゲームの魅力をもっと分かってもらいたい

 特設スペースでのイベント終了後、15分と短い時間ではあるがエムゲームジャパンマーケティンググループ グループ長であるキム・シン氏、エムゲームジャパン代表取締役 チェ・ジョンジュン氏、いまじん専務取締役 津坂富浩氏の3人に、エムゲームの今後の展開からいまじん新店舗オープンとあわせた、今回のイベントの理由などについてお話を伺うことが出来た。

画像 エムゲームジャパン マーケティンググループ グループ長CMO キム・シン氏

──新店舗の初日に加えて、イベントという皆様大変お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。まずはエムゲームジャパンさんに、イベントについて幾つか質問させてください。秋葉原からスタートした巡業ツアー、地方都市はこの名古屋が第1弾になりますが、いまじんの新店舗を選んだ理由は何ですか?

キム・シン氏(以下、敬称略) これまでコンシューマゲームと、PCゲームは完全に市場が分かれてしまっていましたが、これからは手をつなぐ必要があります。そこでコンシューマゲームに知識があり強い、いまじんさんと組むことになりました。

──全国ツアーは全5カ所で行われますが、名古屋だけが3日連続ですね?

キム はい、これはいまじん春日井南店オープンとの、相乗効果を狙ったものです。

──ちなみに今後、いまじんの他店舗でも、エムゲームのタイトルと絡めたイベントなど予定されているんでしょうか。

津坂富浩氏(以下、敬称略) ゲームを扱っている全20店舗で何かしら考えています。これは言ってもいいのかな? 実は愛知県では10月にまた新店舗がオープンする予定でして、その際にはまた同じようにエムゲームさんのイベントを行いたいと思っています。

キム ご覧になったと思いますが、この店舗内にも設けた「エムゲームブース」。あそこでは試遊台だけでなく各タイトルのクライアントCDも無料配布し、その結果をマーケティングにとして反映させる予定です。

画像 エムゲームジャパン代表取締役 チェ・ジョンジュン氏

──ところで、今回のイベントツアーはエムゲームジャパンという会社の知名度アップと、個々のタイトルの知名度アップどちらを狙って行われてるんでしょう。

チェ・ジョンジュン氏(以下、敬称略) もちろんどちらも高めたいですが……今回は熱血江湖オンラインをメインに、そして鬼魂のプレマーケティングも兼ねたといったところでしょうね。今回のイベントツアーは、“サービス精神を形で見せる”という意味合いもあります。

──逆にいまじんさんに伺いますが、エムゲームブースを設置したりイベントを店舗内で行うメリットはどこにあるんでしょう。

画像 いまじん専務取締役 津坂富浩氏

津坂 メリットというか……ゲームの面白さをもっと一般のお客様にきちんと伝えたいということですね。以前うちはアーケード機を設置していたんですが、これはコンシューマゲームのユーザー層に“コンシューマゲームの未来像”という形でアピールしていました。ところがアーケードはいまパっとしないですよね、コンシューマに関しても私は遊びの限界、面白さの限界に来てると思っています。業界全体も盛り上がらないこの状態を打破するのは、やはりネットなんだろうなと。今までコンシューマゲームにしか目がいかなかったお客様にも、いまじんに来た際にネットゲームに触れて、もっと知って欲しい。それとともに、一旦ゲームそのものから離れてしまった年代のユーザーに、もう一度戻ってきて欲しいですね。

──最後にメッセージをいただけますでしょうか。

チェ 名古屋駅からここに来るまでに感じたんですが、いまじんさんの店舗は商店街や繁華街にあるのではなく、住宅街に大型店舗を設置することで、地域密着型の展開をしているなと。オンラインの世界も同じように、ユーザーにもっと近い存在にならねばと思っています。ゲームジョッキーというGMより、ぐっとユーザーに身近な存在を置いたのもそういった理由です。日本でのビジネス展開は、後発組にあたりますので、謙虚に頑張っていきたいです。

キム 日本のオンラインゲーム市場はまだまだ大きくないので、ユーザーさんと一緒に情報交換しつつ作り上げて行きたいです。先ほどもユーザーに近い存在になりたい、という言葉がありましたが、ではどうやったらユーザーさんに近づけるのか? そういう存在になれるのか、まだ模索中ではありますが努力していきます。


 これから8月半ばまで続く、日本横断!エムゲーム夏の陣!!! はまだ始まったばかり。今回は東京から関西方面が中心となっているが、いずれは北海道まで展開する予定とのお話であった。キム氏が述べたように、いささか乱立気味のMMORPG市場でもエムゲームはかなり後発組み。だからこそ他社にできなかった戦略で、一般ユーザーに愛されるタイトルとサービスを提供して欲しいところだ。その頃には、ちょっとたどたどしかった、ゲームジョッキーの成長も見られる……かな?

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