かわいい秘書に助けられ、目指せビッグな鉄道王!:「リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜」レビュー(2/2 ページ)
グラフィックに残念に思うも、しっかりと「A列車」してます
ひとつ残念だったのは、プレイ画面のグラフィックが粗い点。オープニングは「さすがPSP」と思わせるほどに美麗だし、プレーヤーが発展させた街を3Dビューで見ることができるモードもなかなかきれいなグラフィックを堪能できる。しかし、プレイのメイン画面は粗く、画面上の文字のジャギーが目立つ(リサが登場するヘルプ画面は文字もきれいに表示されているので原作からの移植における問題かもしれない)。
「A列車で行こう」の本質としてはプレイ画面はそんなにグラフィックがきれいじゃなくても成立するし、プレイしていくうちに気にならなくなるのだが、PSPという描画ポテンシャルの高いハードを得たわけだし、もう少し改善できたのではないか、と残念に思った。もし次回作がPSPで出るなら、そのあたりのパワーアップも期待したいところだ。
プレイステーションで発売された原作にかなり忠実な内容なので、当時ハマったひとが懐かしさとともに手にとり、どこでもプレイできる環境で再度大陸横断鉄道を目指すのもいいだろう。「A列車で行こう」のことはよく知らないがリサのイラストが気に入った、ヤス氏のファンだ、という人が初めての「A列車で行こう」としてプレイするのもいい。リサによるヘルプ機能は、けっこうかゆいところに手が届いており、最初のうちはその場その場で操作説明をしてくれる。アナログスティックの右を押すとヘルプが出る、というのもなかなか面白い。まさにリサと一緒に鉄道経営をしているという感じだ。
初心者であれば、線路敷設や列車運行のコツをつかむまでは戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば、細かく街を囲むように線路を敷設したり、客車を動かせるようになるはずだ。要領がわかればハマる可能性もあるだろう。逆に「A列車で行こう」の達人であれば、本作の内容はちょっと難易度が低いよう気もした。かわいいイラストによるキャラクターの刷新も含めてPSPで出たことを考えると、ライトユーザーや新規ユーザーにさわってほしいという作り手の意図があるのだろうか。そういったコンセプトのもとで多少難易度を下げているのではないかな、という印象を持った。もちろん「A列車で行こう」の遺伝子はしっかり受け継いでいるので、ファンならチェックしておいて損はないタイトルだ。
これからの夏休みの季節、電車で旅行をしたり帰省をしたりすることもあるだろう。そんな電車の旅のあいまに、かわいいメガネっコと一緒に鉄道王を目指す、というのもオツなものかもしれないですよ。
(C)2006 IDEA FACTORY
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