武装したピポサルたちの猛攻にたじたじ――でも、やめられないおもしろさ:「サルゲッチュ ミリオンモンキーズ」レビュー(1/3 ページ)
いつもの「サルゲッチュ」なら、逃げ回るピポサルたちを追いかけて捕まえるのが基本。でも、今回の「「ミリオンモンキーズ」」に登場するピポサルたちは、いつになく好戦的。逃げるどころか、最新兵器の数々で武装し、容赦なくプレイヤーに襲いかかってくる。こんなに強いピポサル、見たことない!
ほのぼのムードから一変、バトル色の濃い内容に
どのゲームメーカーにも、その社を代表するゲームキャラクターというのがいるものだけど、ソニー・コンピュータエンタテインメントの場合は「どこでもいっしょ」のトロや、「サルゲッチュ」のピポサルがそうだろうと思う。回転灯の付いたヘルメットをかぶり、くりんとした丸い目にパカッと開いた大きな口……。初めてこのピポサルを見たときは、そのあまりに奇抜でひょうきんなキャラクターに思わず笑いがこぼれた。ストレートに「かわいい」とも形容しがたいし、どことなく小憎らしくもあり、それでいて少し間の抜けた感じもまたいい。よく考えたよね、こんなおもしろキャラ。
そのピポサルが登場するサルゲッチュシリーズ最新作が、この「サルゲッチュ ミリオンモンキーズ」(以下、「ミリオンモンキーズ」)。前作「サルゲッチュ3」からちょうど1年ぶりの新作になるが、今回の「ミリオンモンキーズ」は過去の3作品と比べてもずいぶんと毛色が違う。これまでのサルゲッチュは、逃げるピポサルを追いかけて捕まえたり、隠れているピポサルを探し出して捕まえるなど、いわば“おにごっこ”や“かくれんぼ”の要素を含み持ったゲームだったが、今回のピポサルは逃げない……。それどころか、武装していたり、戦車のような乗り物まで使ってプレーヤーを攻撃してくるのだ。前作のサルゲッチュ3でも、たまにピポサルが反撃してきたり、怒り出してプレーヤーの武器である“ガチャメカ”を奪ったりする程度のことはあったが、今回のピポサルはそれと比べものにならないくらいに過激で好戦的。しかも恐ろしく手強い。いままでのサルゲッチュをイメージしてプレイすると、面食らうこと必至だ。
今回のストーリーをかいつまんで説明すると、これまで幾度となく世界征服を企てたスペクターが、またしてもピポサルたちを引き連れて現れる。ところが今回は、いままでのようないたずらじみた作戦とは大違い。巨大な空中戦艦や武装した多数のピポサルを操り、人類に対して本格的に攻撃を仕掛けてきたのだ。主人公のカケルたちは、スペクターの野望を阻止するため再び立ち上がるのだが、このスペクターというのが実は偽物で、本物のスペクターは南国でバカンスをエンジョイ中。自分の名をかたる者が現れたことをテレビで知ったスペクターもまた、その偽物を捕らえるべく戦いを開始する。
このストーリー設定に基づいて、今回のストーリーモードには「カケル編」と「スペクター編」の2つのエピソードが用意されている。これはどちらから始めてもかまわないし、セーブファイルがキャラクターごとに独立しているので、2つのエピソードを平行して進めることもできる。そして、両方のエピソードをクリアすることで、今回の事件の真相が明らかになるというしかけだ。
今回の「ミリオンモンキーズ」は、スペクターまでストーリーモードのプレーヤーキャラとして使えるところが特徴的だが、さらに「キャラクターエディット」で自分だけのプレーヤーキャラも作成できるようになった。エディットキャラでゲームを進めた場合、ガチャメカをパワーアップできたり、コスチュームの変更などが可能になる。
キャラクターエディットと言っても、外見を一から作るわけではなく、ベースとなるキャラを選んで名前を変更する程度。しかし、デフォルトキャラではガチャメカのパワーアップができないため、ストーリーモードの後半がつらくなるので、やはりエディットキャラを作成してからプレイしたいCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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