200人超の美少女たちで女子プロレス団体を作る――これはもはや“萌えの戦争”である「レッスルエンジェルス サバイバー」レビュー(2/2 ページ)

» 2006年09月05日 16時16分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]
前のページへ 1|2       

カードバトルで萌えあがれ

 育成、興行の設定を終えると、次にようやく試合がやって来る。カードバトル形式で選手たちが戦っていくこのパートは、試合中に配られる手持ちのカードに書かれた数値と選手の能力、技の難易度で攻撃の成否が決まる仕組みだ。

 技が成功すれば相手の体力を削ることができ、体力が少なくなればなるほどフォールの成功率も上がる。また各選手には固有の必殺技があり、決まれば大ダメージを与えることも可能だ。

 必殺技では、発動させるとカットインが挿入されるといううれしい仕掛けが! これはもう萌えながら勝負に勝てと言ってるようなものだ。ちなみに、勝った選手は人気度がアップするので、人気を上げたい選手と弱い選手を対戦させれば、狙って人気を上げることもできる。

photophotophoto ダメージを受けた時や、瀕死(ひんし)状態で表情が変わる。また勝利時のコメントなど、試合中でも萌えられるポイントがちりばめられているため、気の抜けない時間が続く

さすがに萌え尽きた

 200人超の登場キャラクター、そのすべてに萌え度をつけたかったが、さすがにとんでもない量になってしまう。そこで今回は筆者の独断と偏見により、1次審査(外見)、2次審査(声)、最終審査(バカンスなどでのCG)を行い、心に残った美少女たちを、星5つからなる萌え度を交えて紹介していく。出身地も合わせて載せておくので、スカウトする時に利用してもらえれば幸いだ。

photo

●サキュバス真鍋(CV:広橋涼)
出身地;福井県
萌え度:★★★★★

 舌だし+小悪魔という相性バツグンの組み合わせで、筆者の萌え沸点(?)は瞬時に最高潮に! さらに、生意気な子ども役を演じることの多い広橋涼がボイスを担当するなど、マニアのつぼをついた開発スタッフの心意気に、筆者は感動すら覚えた。本作の最萌え賞である。


photo

●真田美幸(CV:雪野五月)
出身地:長野県
萌え度:★★★★☆

 勇ましく戦う美少女が、ときおり見せる女の子の表情にこそ萌える、そんな人にオススメだ。気合MAXな熱血バカだが、たまに照れられたりすると、こちらも画面を見ながら照れてしまう。戦国時代の熱血漢・真田幸村のごとき彼女の戦いっぷりは必見に値する。


photo

●小早川志保(CV:白石涼子)
出身地:福島県
萌え度:★★★☆☆

 小早川志保の萌えポイントは、あごを引いて上目がちな部分となる。こんな仕草で甘えられたら、もう骨抜きになってしまうのは必死だろう。惜しいのは、試合シーンやバカンスイベントシーンなどが筆者好みではなかったというところか……。


photo

●フレイア鏡(CV:冬間由美)
出身地:長崎県
萌え度:★★★☆☆

 萌えというよりエロスな彼女。言うなれば萌エロだ。サキュバス真鍋の部分でも述べたが、舌だしは最高である。男子の本能を呼び起こす魅惑のお姉さまキャラクターと言えよう。これで彼女にパートナーとして美少女がいたならば、百合カップルとしての補完性はバツグン。萌え度は跳ね上がっていただろう。


photo

●ソフィア・リチャーズ(CV:佐々木亜紀)
国籍:アメリカ
萌え度:★★★★☆

 金髪+ツインテール+ワガママお嬢様という、萌え黄金比を持ち合わせている女の子。こんな彼女に狙い撃ちされたら、もう萌え狂うしかないのではなかろうか。プロフィールにはなかったが、きっとツンデレ属性も持ち合わせているに違いない。


photo

●ジーナ・デュラム(CV:板東愛)
国籍:フランス
萌え度:★★★★★

 試合中はさすがにかけていないが、メガネっ子属性を持つ。賛否両論わかれるだろうが、筆者としてはメガネっ子がメガネを外すというシチューエーション萌えなため、萌え評価点は高い。また、気弱な性格の彼女が頑張る姿にも、かなり萌える。


開発スタッフの情熱がひしひしと

 育成可能な選手の数や、カードによるプロレスバトル、団体の経営など、遊び応えは十分な「レッスルエンジェルス サバイバー」。絵も近年人気急上昇中のイラストレーターを起用するなど、新規ファンを獲得できる下地は十分にあるだろう。だが、気になる点もいくつか存在した。

 そのひとつに、シミュレーションパートとバトルパートでの説明不足な部分が挙げられる。行うべきことが多いゲームなので、チュートリアルがないのはかなりのマイナスポイントだ。また、ファイナルシリーズまでの流れが単調なため、あまり起伏が感じられず、淡白なイメージがあるのも残念に感じた。人によっては、同じことを延々と繰り返す作業にしか感じない可能性もあるだろう。

 ただし、圧倒的な美少女キャラクターの量は、それだけでも賞賛に値する。206人すべてに設定を作った開発スタッフの意欲と情熱には脱帽だ。女子小学生・女子中学生が活躍する女子プロレス団体だけでなく、メイド服を着た萌え系女子プロレスラーも実在する昨今だけに、“美少女プロレスラーを育てたい!”と考える人も増えたかもしれない。そんな人たちにこそ、ぜひとも遊んでもらいたい1本だ。

レッスルエンジェルス サバイバー
対応機種プレイステーション 2
メーカーサクセス
ジャンル団体経営&育成SLG
発売日発売中
価格7140円(税込)
(C)2006 松永直己/SUCCESS


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」