かわいい我が子の人生は 親のひらめきにかかってます!:「右脳の達人 ひらめき子育てマイエンジェル」:レビュー(2/4 ページ)
「すこやかモード」で巣立ったら、おもいでモードで振り返りましょ
ただし、「ふれあいモード」だけをプレイしていても、実は子どもは成長しない。子どもを成長させるためには、「すこやかモード」をプレイする必要があるのだ。「すこやかモード」では記憶力、認識力、判断力、集中力の各ジャンルからそれぞれ任意に選ばれたゲームを、合計4つプレイしなくてはならない。その結果によって、子どもの大事な局面での選択肢が決まり、そこでの選択がその後の子どもの成長に影響を与える、というシステムだ。
ちなみに「子育てクイズ マイエンジェル」シリーズでは、正解したクイズのジャンル によって「まじめ」、「おいろけ」、「おたく」、「わんぱく」などの各パラメータが上昇し、子供の性格が変わっていく、というシステムだった。本作では「おおらか」、「しっかり」、「こだわり」、「わんぱく」という4つのパラメータが存在する。年をとるごとにそのどれかが上昇し、子どもの性格が必ず4つのうちのいずれかにあてはまるようになっている。選択肢の傾向によって、ある程度はどのパラメータが上がるのかが予測できるので、意図的に「おおらか」な子を育てたり、「こだわり」な子を育てることは可能だ。教育方針を見すえつつ育てていこう。
「すこやかモード」で年齢を重ねていくことで、子どもとの交流は深まっていく。高校受験、大学受験などの子どもががんばらなくてはならないケースでも、本作でがんばるのはもちろんプレーヤーだ。プレーヤーの成績次第で合格、不合格が決まってしまうので、思わず手に力が入ってしまうというもの。また、思春期を越えるあたりからは「子どもに彼氏(彼女)ができる」などというイベントも用意されている。「いつまでも子どもだと思っていたのに……」というセリフがすんなり出るほどに感情移入してしまう人もいるのではないだろうか。


本作での感情移入を後押ししているのがグラフィックとサウンド。年齢を重ねるごとに少しずつ成長していく姿はよくできているし、表情や動きのパターンもかなり細やかで多彩だ。加えて、ゲームでうまくいった場合に子どもが出す「正解!」とか「なるほど!」という声が、年齢と性格でちゃんと違うので、子どもの存在をより身近に感じることができる一助になっている子どもの成長の早さに驚きながら、「すこやかモード」を進めていくと、やがて子どもは21歳になる。子どもが大学生ならば大学卒業を控えている年齢だ。ここでいよいよ子どもの最終進路が決まり、晴れてエンディングとなる。エンディングの種類は男女合わせて30種類以上もあるので、一度終わらせても「また育てよう」という気になるはずだ。
エンディングのあとは、また0歳児から子どもを育てることになる。そうなると「あれだけ苦労して育てたうちの子が……」と、以前に育てた子どものことを思い、少し寂しくなるかもしれない。しかしそこはご安心いただきたい。「おもいでモード」で「アルバムを見る」を選択すれば、保存してある子どものデータがちゃんと閲覧できるのだ。ただ残念なのが、ここに保存できるデータが3つまでということ。4人目以降は取捨選択していかなくてはならない。いろいろなエンディングは見てみたいが、アルバムを残せる子どもは3人まで。かなり悩ましいところだが、そこはぐっと我慢しよう。
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