レビュー
» 2006年11月08日 13時58分 公開

あの名作が華麗に“りば〜す”――ラインをつなげて消しまくれ!「音をつなごう!グンペイりば〜す♪」レビュー(1/3 ページ)

ニンテンドーDSで「音をつなごう!グンペイりば〜す♪」が発売された。かつてワンダースワンで好評を博した「GUNPEY」のシステムはそのままにボリュームアップ、おまけも大充実のパズルゲームだ。まぶたの裏にラインが焼きつくほどに、ハマってしまうかもしれないですよ。

[仗桐安,ITmedia]

横井氏の名を冠した名作が、装いも新たに再生

画像

 バンダイナムコゲームスより発売された「音をつなごう!グンペイりば〜す♪」は、ラインをつなげて消すシンプルなパズルゲームだ。本作のルーツをひもとくと、1999年にワンダースワン用ソフトとしてコトから発売された「GUNPEY」に行き当たる。「GUNPEY」は、任天堂から独立し、その後コトを設立した故・横井軍平氏の遺作にあたるゲーム。ゲーム名の由来ももちろん横井氏の名前からだ。

 横井氏は、大袈裟な表現でなく“1冊の本ができる”ほどに、数々の逸話をゲーム業界に残しているゲームクリエイターで、ゲーム&ウォッチ、ゲームボーイなどを開発したことで有名。ファミリーコンピュータで採用され、その後のビデオゲームのインタフェースに多大なる影響を与えた十字キーの開発者としても知られている。ゲーム界に身を捧げ続けた横井氏が最後に産み出したゲームが「GUNPEY」だ。

画像画像 シンプルだからこそ病みつきになる、落ちゲーならぬ“せりあがりゲー”だ

 そんな「GUNPEY」が、このたびニンテンドーDSで“りば〜す”(再生)を遂げた。PSPにおいても「GUNPEY-R(グンペイ リバース)」というタイトルで、鮮やかに蘇った「GUNPEY」が近日中に発売される予定だ。ちなみに筆者は、ワンダースワン版「GUNPEY」をハードと一緒に買い夢中でプレイした「GUNPEY」ファンの1人。シンプルかつ熱い名作パズルゲームが、2つの携帯ゲーム機でほぼ同時期に復活することを、ファンとしては素直に喜びたい。

パズルの快感をボタンで得るか、タッチペンで得るか

画像画像 ただつなげて消すだけ。やれば分かるとっつきやすさだ

 本作の基本的なシステムは驚くほどに単純だ。プレーヤーにできることは、縦10列横5列で構成されるフィールドの中で段階的にせり上がってくるパネル(各パネルに表示されるラインは「∧」、「∨」、「/」、「\」の4種類)の上下を並び替えることのみ。ラインの表示されたパネルをうまくつなげてフィールド左右の端がラインでつながると、そのラインが消滅する。ラインの表示されたパネルが一番上まで到達してしまうとゲームオーバーだ。

 おそらく誰がプレイしても1分以内にそのルールは把握できるのではないか、というほどに基本ルールは簡単。しかし「テトリス」しかり「数独」しかり、ルールが単純なパズルゲームほどハマると抜けられないものはない。本作もそういった名だたる良作パズルゲームと肩を並べるほどの分かりやすさと中毒性を持っている。

画像画像 せり上がりが早くなるとパニックになってしまいがち。冷静かつ大胆にパネルを動かそう

 ひとつのミソとしては、ライン消滅直前に一時的にせり上がりが止まる点が挙げられる。左右のラインがつながった時点でそのラインがすぐに消えるわけではなく、しばらくその場に残るのだが、この間もプレーヤーの操作によるパネルの上下移動は可能。これを利用して、今まさに消えようとしているラインをさらにつなげる形でラインを移動させて“あとづけ”したり、別の列でまったく別のラインを作り、追っかけるようにして“連鎖”させるなどのテクニックを駆使することができるのだ。また、上の方にラインの表示されたパネルが来て「あわや、ゲームオーバーか」という時にも、下の方でラインをつなげて、その間に上のパネルを下に降ろすこともできる。

 このシステムを利用して意図的に大連鎖を狙うのも楽しいし、ライン消滅時にガチャガチャとパネルを動かしていたら、思わぬあとづけや連鎖が発動するというハプニング的な面白さも有している。画面上のラインが多くなり、せり上がりが早くなればなるほど、これらの戦略やハプニングの楽しみの機会も増える。うまくいって一気にすべてのラインを消すことができたときなどは、脳内から何かがじゅわーっと出るに違いない。

 基本操作は十字ボタンでカーソルの移動、Yボタンでパネルの入れ替え、Xボタンでパネルをつかむ(つかんだまま十字ボタンでの移動が可能)、Bボタンでフィールドのせり上げというもの。しかし本作ではニンテンドーDSならではの操作方法も選択できる。タッチペンによる操作だ。

画像画像 タッチペンの方がよりスピーディーではある。そちらに慣れてしまうとボタンによる操作はもっさりと感じてしまうかもしれない

 タッチペンを使った場合は、パネルをタッチしてスライドさせれば、パネルを移動させることができる。画面右下にある↑の部分をタッチすることでフィールドのせり上げが可能だ。この操作方法は非常に直感的で理にかなってはいるが、元々の「GUNPEY」の操作感覚を覚えている筆者としては、十字ボタンでカーソルを動かす方がしっくりと来た。これはどちらがいいとか悪いではなくて、選択肢が増えただけの話なので、どちらも試してみて自分になじんだ方でプレイすればよいと思う。違うゲームじゃんかッ、と言うほどにプレイ感覚は異なるので、1本で2粒おいしい、と前向きにとらえるべきだろう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2208/08/news205.jpg 仲里依紗、LAで自分を解放「全身タトゥー」姿公開 「英語なんかまじ喋れないけどノリで会話できてる」
  2. /nl/articles/1809/19/news114.jpg 人気女優の顔じゃない! 川口春奈、ほぼ瀕死のグロッキー状態に心配の声「完全に目がいってます」
  3. /nl/articles/2208/09/news101.jpg 川口春奈、トガッてた19歳時の“ガニ股イキりショット”を公開し反響 「野生の春奈ちゃん」「牙を剥く若かりし頃のはーちゃん」
  4. /nl/articles/2208/08/news051.jpg 妻が猫ちゃんを呼ぶと→「にゃあ〜」、しかし夫が呼ぶと…… 完璧に無視する態度の違いに笑いと応援の声
  5. /nl/articles/2208/08/news024.jpg 飼い主「イタズラ誰がやったの?」→しょぼんとする兄柴犬 or ニッコニコの妹柴犬 分かりやすすぎる犯ワンに100%納得
  6. /nl/articles/2208/09/news040.jpg 涼しさ求めた朝散歩、お母さん柴犬→拒否柴発動! ガンとして動かない様子に「まだ寝ていたかったんだね」の声
  7. /nl/articles/2208/08/news202.jpg ひろゆき氏VSガーシー議員らの論争にドワンゴ川上氏が反応 ガーシー議員からの“暴露宣言”に「ただの恐喝」
  8. /nl/articles/1903/09/news018.jpg 「完全におっさんの飲み方」 川口春奈、ジョッキビールをかっくらう“飾らない姿”にファン驚き
  9. /nl/articles/2208/09/news125.jpg 「男闘呼組」岡本健一、53歳の“色気ダダ漏れ”ショットに黄色い声援 「鳥肌たちました」「罪なカッコ良さ」
  10. /nl/articles/2007/15/news150.jpg 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい

先週の総合アクセスTOP10

  1. 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
  2. かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
  3. 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
  4. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  5. 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
  6. 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
  7. 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
  8. 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
  9. スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
  10. カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
  2. 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
  3. 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
  4. この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
  5. ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
  6. 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
  7. スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
  8. スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
  9. TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
  10. パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい