PS3が可能にする“次世代ゲームの裏側”に迫る――「RESISTANCE〜人類没落の日〜」Insomniac Games現地取材(その2)(1/3 ページ)
PS3のローンチタイトルの中で、特に北米市場におけるキラータイトルとしてユーザーから大きな注目を浴びている「RESISTANCE〜(レジスタンス)人類没落の日〜」。今回はシングルプレイでのストーリーと、マルチプレイモードについて聞いてみた。
ファーストパーソンシューティング(FPS)の魅力はいろいろあるが、最大のポイントは一人称視点にる圧倒的な臨場感、そして何よりもオンラインゲーム対戦を手軽に遊べるスタイルがすでに確立されている点ではないだろうか。何しろFPSの場合はサーバに入れば即「人間同士が繰り広げる戦場」が広がっており、純粋にプレーヤーのスキルがそのままプレイ内容や結果に反映される。
「RESISTANCE(レジスタンス)〜人類没落の日〜」(以下、レジスタンス)ではそうした“FPSの醍醐味”を多くの人々に味わってもらうため、ネットゲーム初心者でも遊べるよう多彩なゲームモード、コンシューマー機初の“最大40人同時マルチプレイ”といった最新のフィーチャーが用意された。さらにオフライン中のゲームパートも充実しており、本編の謎を紐解くストーリーモード、協力プレイなども今までのFPSにはない試みが行われている。
※「その1」の記事はこちらへ。
シングルプレイ――謎が深まるストーリー、敵の巧妙な動きに注目
シングルプレイのプレゼンテーションは、Insomniac Games(以下、インソムニアック)シングルプレイ・リードデザイナーのコリン・マンソン氏、マーケティングのジェームズ・スティブンソン氏にご登場いただいた。
「レジスタンス」の物語は1951年7月、イギリスの都市が舞台。主人公はアメリカ陸軍兵士ネイサン・ヘイルとなり、プレイを通じて謎のクリーチャー、キメラの謎に迫っていく。この世界ではロシアで大量発生したキメラによってヨーロッパ全土がわずか数ヶ月で制圧され、イギリスも風前の灯火。最初は「ストーリーを見せるためのレベルとして、キメラのコンバージョン(改造?)工場で、キメラが成長していくステップを見せられるようだ。
実際のゲーム画面を見て印象深かったのは、キメラのAIルーチンだ。通常のキメラはエリア内を巡回しているが、視覚や聴覚で人間を発見すると、仲間と協力して襲いかかるようになる(発見された後は他の敵と連絡しあって襲ってくる)。敵は個々に高度なAIを搭載し「何をすべきか」を常に考えて行動しているため、戦闘中のカバーリング(敵の位置を判断して適切な遮蔽物や物影に身を潜めながらの)はもちろん、「チームとしての行動(グループタクティクス)はしないが互いに協力し、プレーヤーが狭い場所に入れば手榴弾などを使ってくる」(コリン氏)と言う。
また、武器を持たないキメラに噛みつかれた場合は、プレイステーション 3の6軸検出システムを備えたコントローラを「振る」ことで相手を振りほどくギミックも用意されているようだ。
各レベルの合間にはムービーが挿入され、プレーヤーが抱える謎を解き明かす形でストーリーが進んでいく。FPSのタイトルはシナリオ重視の作品が意外と少ないのだが(これはFPSというジャンルがゲーム性やリアリズムを重視する方向で発展したきたため)、「レジスタンス」は“現実”と“空想”の世界を融合させることで骨のあるシナリオが用意されていると言えそうだ。
なお、「その1」にご登場いただいたライアン・シュナイダー氏によれば、シングルプレイでは7つのことに注目してほしいとのことだ。1番目は「武器の使い方や使い勝手」、2番目は「物語のディティール」、3番目は「コントローラを直接動かす新しい操作感」、4番目は「バラエティに富んだ敵によって生まれる戦略性」、5番目は「従来のFPS作品にはない巨大な敵の登場」、6番目は「敵味方含めて大量のキャラクターが登場する戦場」、そして最後に「インソムニアックの(FPSにかける)プライド」。
「ちゃんとしたストーリーラインがあるからこそ、今回のようなリアルなキャラクターや武器をクリエイトすることができた。我々がそれを学べたのは大きい」(ライアン氏)。
2人協力プレイ――仲間との連携が新たな戦術を生み出す
シングルプレイに続いて紹介してもらったのが、2人協力プレイのプレゼンテーションだ。このモードは画面を分割して遊ぶ2人プレイ専用のゲームモードで、シングルプレイと同一のステージをリアルタイムに2人で協力して進むゲームモードとなっている。敵の配置が変わったことでシングルプレイよりも難易度が高くなっており、「ペアで戦うストラテジーを使いこなす必要がある」と言う。
実際に見せてもらったのは「パートナー同士が向き合いお互いの背後をチェックしながら進む」という戦術で、広い場所で数十体の敵に囲まれた時に有効な戦い方だった。こちらはシングルプレイとは一味違った遊び方が楽しめる。




Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
HIKAKINさん、イベント中に不審者に絡まれマイク奪われる 視聴者から「ガチの放送事故」「無事でよかった」の声
この写真の中に“ドラえもん”が紛れています 難易度の高さに「ギブです」「ドラえもんは僕の心の中に」と諦める人続出
愛犬に「僕の子猫がいないんです」と呼ばれた飼い主 必死に探すワンコの姿に優しさと愛情があふれている
185センチの狩野舞子、土屋炎伽との2ショットに驚く人続出 “30センチ”に及ぶ身長差で「そんなにちがうんだ」
AIが描いた「台風が直撃したコミケ」の画像が大惨事 床はじゃぶじゃぶ、散らばる本……
子猫と猫じゃらしで遊ぼうと思ったら、まさかの…… “遊びながら怒る猫”に「初めて見ました」「最強にかわいい」の声
「笑えるくらいかわいい」「反則技」「耐えられない」 柴犬の“お耳ピョコン”が850万回再生突破、国内外で大反響!
「川遊びに行く前にぜひ見てほしい」 穏やかな沢が急に増水する「川の恐ろしさ」がわかる映像が勉強になる
マックのハンバーガーを食べる娘に「今日のお昼ごはん何?」と聞かれ…… 青ざめる父の1コマに「うちも言う」と反響続々
ペットのうさぎがいないケージを見て1歳娘が大号泣! すぐ後ろを跳ね回るうさぎに気づいた瞬間のリアクションに「天使」の声
先週の総合アクセスTOP10
- 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
- かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
- 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
- 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
- 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
- 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
- スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
- カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」
先月の総合アクセスTOP10
- 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
- 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
- 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
- この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
- ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
- 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
- スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
- スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
- TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
- パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい