てんこ盛りに詰め込みながらもすっきり仕上げた2DMMORPG「エンジェル ラブ オンライン」(1/2 ページ)
台湾のUser Joy社が開発し、キューエンタテインメントが国内で運営する「エンジェル ラブ オンライン」が、まもなくβテストを開始しようとしている。果たして本作はどんなゲームなのか? 気になるゲーム内容を紹介する。
今年の台湾ゲームショウ、そして北米ロサンゼルスで公開され、東京ゲームショウでも展示された「エンジェル ラブ オンライン」は、台湾のUser Joyによって開発され、キューエンタテインメントが日本での運営を担当する。先頃開催された東京ゲームショウのNHN Japanブースにおいて電撃的に発表された、本作の「ハンゲーム」における独占サービス発表の記憶も新しい。
本作はすでに台湾で今年の7月にクローズドβテストが行われ、8月にオープンβテスト、そして9月にアイテム課金が始まり正式にサービスインしている。台湾での会員数は、現時点で100万人を突破し、最大同時接続数は5万に届こうというところとか。コアユーザーは12歳から20歳を中心に、7対3の男女比率と比較的女性にもウケがいい。
「エンジェル ラブ オンライン」は開発当初から初心者に焦点を当てたゲーム設計がなされており、低スペックのPCでも十分楽しめるよう苦慮した2DMMORPGである。この度、開発を手がけるUser Joyと、運営を担うキューエンタテインメント両サイドから話を聞ける機会をいただいた(詳細はこちらを参照)。その席上でも、本作がもっとも気をつけた部分を“コミュニケーションの強化”と“ビジュアル”、そして“低スペック”の3つだと強調していた。
リアル指向に走り、高スペックのPCとある程度の知識を必要とする、現在のオンラインゲームのひとつの流れに一石を投じるべく、本作は“ゲームは難しい”と二の足を踏みがちな初心者が最初に抱く“障壁”を低くしようと挑んでいる。さらなるライトユーザーの獲得を目指した「エンジェル ラブ オンライン」はどんなゲームなのだろうか?
まさに“てんこ盛り”な「エンジェル ラブ オンライン」の中身とは?
本作のことを紹介するのにどんな言葉で表現しようかと考えた時、最初に浮かんだのが“てんこ盛り”というものだった。いわゆるお約束といえるMMORPGの基本をしっかり押さえ、いいとこどりをしながらも、さまざまな挑戦がなされている。初心者が何をすべきかわかりやすくするような施策もあり、かといって上級者への遊びの余地を残している。
戦い、暮らし、商売しながら合成もできる。クエストやイベントも多彩で、チャットなどのコミュニケーションも充実。ペーパードールというアバターのようなシステムで、自己顕示欲も満たしてくれる。今後はPvPなども実装され、本作でも異彩を放つ“機甲”や“ペット”なども増強されていく……。十分“お腹いっぱい”感がありながらも、すっきりとまとめられているのだ。
自分だけのキャラクターを作る
まず、ゲームを開始すると自分の分身となるキャラクターを作成する。課金アイテムとしてキャラクターを購入すれば、1つのアカウントで3人まで作成できる。性別はもちろんのこと、顔や髪型、色などを選択、3段階に変更できる身長などによって外見を、そして30種類以上の技法を組み合わせることで自分だけのキャラクターを作ることが可能となっている。
プレーヤーは武器攻撃技法、魔法技法、採取や製造などの生産技法のほかにも、攻撃速度が上がるパッシブ系の技法や、機甲と呼ばれるロボットを上手に扱う操縦技法など、30種以上の技法から任意に6つを選ぶことになる。初心者向けに、最初に選択できる14種類の職業にオススメの技法(スキル)がセットされている。
ちなみに魔法技法には、回復を中心とする魔法である「神聖技法」や、召喚を中心とする「暗黒技法」、火、氷、雷などの魔法で攻撃する「精霊技法」、自然の力でキャラクターでサポートをする「大地技法」の4系統が用意されている。それぞれ対属性のスキルは同時には身につけられず、敵を倒した際などに得る経験値によってキャラクター自身のレベルがアップし、身につけている技法もキャラクターの行動によってレベルアップしていく。
主力となる接近戦の技法は、刀や剣で攻撃する「剣術技法」のほか、破壊力ある「戦斧技法」、槍で突き刺す「槍術技法」、遠方牽制や狙い撃ちが中心となる「射撃技法」、防御中心となる「盾技法」と、それぞれ特性を持った5種類が存在する。また採集は、「採掘」や「伐採」、「採集」、「釣魚」の4種類、製造スキルは「武器」や「防具」、「工芸」、「裁縫」、「調理」の5種類だ。
以上、30種類を越える技法(スキル)から自分にあったものを6つ選び、例えば近接専門のイケイケな戦士や、生産中心の非戦闘員タイプ、などキャラクターづけをしていくことになる。スキルはレベル20までは自由に組み替え可能で、それまでに自分のスタイルを見つけるだけの猶予が与えられている。なお、レベル20以降でも変更できるが、その際は課金アイテムを必要とする。
技法の入換えによっては職業名も変わるとか。軽く1000種類は越える装備によって個性を際立たせるだけでなく、ペーパードールシステムと呼ばれる着せ替え機能で、能力に反映されることなく見た目の奇抜さやかっこよさを追求することもできる。ゲーム世界での乗り物“機甲”によって、それはさらに際立つというわけだ。
こうして完成したキャラクターはまずエンジェル学園と呼ばれる学校に入学する。ここではまず、プレイにおける基本的なことを学ぶ。いわゆるチュートリアルのようなもので、2時間ほどで卒業することもできる。ある程度の戦い方などを頭に叩きこんだら、いよいよ天からエデン大陸に降りて、自分が所属する国を4つの中から選択することになる。
4つの所属国家を選択
それが、希望を抱き熱血青年が集まる騎士道を歩む「聖光城」と、暗黒の魅力に取り付かれ激動の時代に恒久不変の真理を探究する「永夜宮」、森の動物と戯れ、森の香りに包まれ穏やかに暮らすことを願う「風香林」、そしてハイテク兵器の開発に余念がなく、戦場こそが死に場所と強固な意志を要求する「鉄機塞」の4つとなる。
各国は道でつながっており、それらは徒歩またはワープ移動によって行き来する。それぞれ棲息するモンスターなどが異なり、国専用のクエストやイベントが用意されている。また、各国専用の乗り物もある。現時点では特に購入に対する制限がないので、その場所に行きさえすれば、今のところは誰でも購入することができるようになっている。
プレーヤーは各国に所属しながらもギルドを主体として行動することになるので、あまり国に分かれている意味合いは現状薄い。今後実装される対人戦にしても、あくまでもギルド同士の戦いとなっている。しかし、クエストの明確な差異であったり、狩り場周辺のレベル帯の充実、そして国同士での戦闘などの実装などが予定されているというので期待したい。なお、所属しても特定の条件を満たすことで移籍は可能とのこと。
用意されているクエストの進行具合はいつでも確認することができ、それらをデータとして閲覧することもできる。同時進行で進むクエストにおいて、これは便利だ。また、指定のNPCなどを座標で表示することもできる。迷うことがないというわけだ。
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