おサルのボールを転がすのみにあらず。ボリュームたっぷりの痛快パーティーゲーム、Wiiに登場「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」レビュー(2/2 ページ)

» 2006年12月18日 15時23分 公開
[仗桐安,ITmedia]
前のページへ 1|2       

定番ありスポーツあり何でもあり 文字通りウキウキしちゃうパーティーゲーム

 本作のパーティーゲームは、なんと50種類!これはシリーズ最大のボリュームだ。しかも各パーティーゲームはWiiの新感覚プレイの妙味を味わえる面白いものばかりで、これだけでもかなり永い間遊べそうなものに仕上がっている。以下にその一部をご紹介しよう。

モンキーダーツ

 画面は地味だが、実際に遊んでみるとその面白さが伝わるであろうゲーム。本当にダーツをしているような感覚が味わえる。ダーツゲームではなくダーツそのものを体感できると言っていい。ただし、ストラップの着用は忘れずに。ダーツ気分でリモコンを手から離したら大変だ

画像画像

モンキーボクシング

 「Wiiスポーツ」にもボクシングがあるが、おサルも負けてはいない。Wiiリモコンとヌンチャクを立てて持つプレイスタイルから、相手にパンチをお見舞いしてやろう。操作がシンプルなのでただの殴り合いになるが、そこが面白かったりする。思わずわーきゃー言ってしまうだろう

画像画像

だるまさんがころんだ

 画面では伝わりづらいが、Wiiリモコンとヌンチャクをマラカスを振るかのごとくしゃかしゃかとすることでおサルが前進するという独特の操作方法を採用。鬼が「だーるーまーさんがー ころんだっ」と言うあいだに動き、鬼が振り向いたらじっとしなくてはいけない。しゃかしゃかとピタッの落差が何とも間の抜けた感じがし、しかもちょっと動いただけで鬼に見つかってしまうので、思わずプレーヤー間で笑いが生じてしまうのではないだろうか

画像画像

アステロイドクラッシュ

 いわゆる“射撃”的なシューティングゲーム。眼前に迫り来る敵や障害物をひたすら打ち壊せるのでストレス解消にはもってこいだ。しかしレベルが上がると敵の攻撃も激しくなるので要注意。楽しくも対戦が熱いゲームだ

画像画像

モンキージャンケン

 ジャンケンで勝った方がピコピコハンマーを、負けた方がヘルメットを取り、相手にハンマーを当てた方が勝ちという、宴会ゲーム的な内容。実際に対人戦もやってみるとこれがすこぶる面白い! ジャンケンで勝った方が間違えてヘルメットを取ってしまうなどの珍プレーが生まれやすいのもパーティー的でたまらない。間違えて実際に横にいるプレーヤーをたたいてしまわないように注意しよう(ってそんな人はいないと思うが……)。

画像画像

画像 各パーティーゲームは、プレイする前に操作方法の説明が表示されるのでご安心いただきたい。どれも複雑ではないので、基本的には1度やれば操作は理解できるだろう

 今回紹介できなかった45個のゲームも、それぞれクセモノばかり。1人でやり込んでもよし、4人で盛り上がるもよし、というわけで最大4人まで遊べる本作だが、ご注意いただきたいのは2人までしか遊べないゲームや、各Wiiリモコンにヌンチャクが装着されていないと遊べないゲームもあること。プレーヤーの環境によってはWiiリモコンの数も違うだろうし、ヌンチャク所有数も違うだろう。Wiiリモコンとヌンチャクがそれぞれ4つずつあって4人で遊べれば最も理想的だが、そうでなくても遊べるゲームはけっこうあるので環境にあわせて楽しんでいただきたい。

 それにしても50種類のゲームのバラエティの豊かさにはびっくりする。ローンチタイトルには5種類のスポーツを収めた任天堂の「Wiiスポーツ」などもあるが、本作のパーティーゲームにもボウリング、ボクシング、ゴルフなどが収録されているのだ。もちろん「Wiiスポーツ」のそれらとは別物だし、本作の方がより単純でミニゲーム的なものなので比べようもないのだが、そういったスポーツものも含めて圧倒的な物量と手軽さとおバカさで迫る本作のパーティーゲームは、Wii所有者には一度は体験してほしい楽しいものばかりなのだ。

パーティーゲームの王道と言ってよい出来に太鼓判です

 Wiiのローンチタイトルには、その新しい操作方法を活かした多人数で遊べるタイトルが多く存在している。それぞれが独自の路線を打ち出し、ユーザーのハートをがっちりつかんでいるように見受ける。そんな数あるタイトルの中で、本作が指し示す方向は、いわゆる直球ド真ん中の“パーティーゲーム”なのだと思う。

 ボールを転がすメインゲームが、額面通りに受け取れば“メイン”ではあるはずなのだが、タイトルに“ウキウキパーティー大集合”と冠せられているように、真の主役は50個もあるパーティーゲームの方だと言っていいだろう。それほどにパーティーゲームの数々は新しくも楽しく、魅力的なものばかりだ。

画像画像

 年末年始の人々の集まりで今後Wiiが遊ばれる機会は増えるだろう。そんなときに本作があれば、笑いと歓声の絶えない楽しい空間ができあがるに違いない。おサルの愛らしさもあいまって愉快な時間を過ごせること請け合いだ。本作を手にとり、ぜひその底抜けな楽しさを味わってほしい。

画像画像
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/15/news019.jpg 4カ月赤ちゃん、おねむのひとり言が止まらず…… 心とけそうなおしゃべりに「とてつもなく可愛すぎる!」「ウルウルした」
  2. /nl/articles/2404/15/news020.jpg 1歳妹が11歳姉に髪を結んでもらうやさしい光景が160万再生 喜ぶ妹のノリノリのリアクションに「可愛すぎて息できない」「ねぇね髪の毛結ぶの上手」
  3. /nl/articles/2404/13/news014.jpg 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  4. /nl/articles/2404/14/news013.jpg 海岸を歩いていたら「めっちゃ緑のヨコエビがおって草」 作りものと見まごうほどの色合いに「ガチャの景品みたい」と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/11/news165.jpg 遊び疲れた子猫を寝かしつけてみた 絵本のような光景に「きゃーあ」「可愛すぎて変な声出た!」
  6. /nl/articles/2404/15/news038.jpg ダイソーの材料を“くっつけるだけ”で作れる、高見え「カフェコーナー」 今流行りのジャパンディな風合いに「天才的に美しい」「まねする!」
  7. /nl/articles/2404/15/news103.jpg 「ケンタッキー」新アプリ、不具合や使いづらさに不満殺到…… 全面的刷新も「酷すぎる」「歴史に名を残すレベル」
  8. /nl/articles/2404/15/news014.jpg 100均大好き起業ママが「考えた人天才すぎる」と思わず興奮 ダイソー&キャンドゥの優秀アイテム5選が参考になりすぎる
  9. /nl/articles/2404/14/news006.jpg 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  10. /nl/articles/2404/15/news021.jpg 下っ腹に合わせて購入したGUデニムで50代女性に悲劇→機転を利かせたコーデに称賛!! 「笑って楽しんで60代、70代を迎えたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  2. 500円玉が1つ入る「桜のケース」が200万件表示越え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「オトナも絶対うれしい」「美しい〜!」
  3. 赤ちゃんがママと思ってくっつき爆睡するのはまさかの…… “身代わりの術”にはまる姿に「可愛いが渋滞」「何回見てもいやされる!」
  4. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  5. 日本地図で「東京まで1本で行ける都道府県」に着色 → まさかの2県だけ白いまま!? 「知らなかった」の声
  6. 中森明菜、“3か月ぶりのセルフカバー動画”登場でネット沸騰 笑顔でキメポーズの歌姫復活に「相変わらずオシャレで素敵」「素敵な年齢の重ね方」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. もう別人じゃん! 「コロチキ」西野、約8カ月のビフォーアフターが「これはすごい」と驚きの声集まる
  9. 娘がクッションを抱きしめていると思ったら…… 秋田犬を心ゆくまで堪能する姿が440万再生「5分だけ代わっていただけますか?」「尊いなぁ…」
  10. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」