レビュー
» 2007年02月19日 02時38分 公開

大人にのみ許された箱庭の中を駆けて飛び回るヨロコビ「ライオットアクト」レビュー(1/2 ページ)

「グランド・セフト・オート」の生みの親が“ONLY ON XBOX 360”で送る新たなアクションゲーム。誰もが経験したことのない世界がそこにある。

[松井悠,ITmedia]

 2007年2月22日にZレーティング(18歳以上対象)として発売される「ライオットアクト」は、「グランド・セフト・オート」、「レミングス」といったゲーム業界に大きな影響を与えたタイトルを生み出したデビッド・ジョーンズ氏率いるREALTIME WORLDSによるXbox 360のオリジナルタイトル。

 Zレーティングといえども、(あくまでも筆者の感覚だが)さほど残酷描写がきついわけではないので、スプラッター表現が苦手な人も安心していただきたい。どのくらいの描写なのか気になる、という方はオフィシャルサイトで高解像度の動画が閲覧できるので、そちらをチェックしてほしい。

三大犯罪組織に牛耳られた都市、パシフィックシティを舞台に繰り広げられる爽快アクション

圧倒的なパワーで縦横無尽に飛び回り、悪の組織をなぎ倒す。まるで一昔前のアニメのような世界が待っている

 「ライオットアクト」は、プレーヤーが犯罪者を取り締まるために生み出されたエージェントとして、三大犯罪組織に牛耳られた都市・パシフィックシティを鎮圧していくアクションゲーム。エージェントはDNAを改造することで常人にはない力を手に入れており、3つの街それぞれにいるギャングをなぎ倒していく。

 それぞれのギャングには、ボスと7人の子分がいる。子分は、武器の流通や、車両の補充、兵隊のリクルートなどの業務を分担しており、それらを倒していくことで徐々に敵ギャングの力が弱まっていく。まず武器の供給を止めるのか、それとも兵隊を減らしてから攻めるか、などプレイヤーそれぞれの攻略法があるのだ。

 本作のスクリーンショットを見ると、いわゆる“グランド・セフト・オートライク”な箱庭アクションゲームのようなイメージを受ける。3Dで自由に歩ける街、道路を走る(略奪可能な)車、プレーヤーを執拗に狙い続ける敵、そのどれもが今までの似たようなゲームにあったものばかりだ。しかし、実際のプレイ感覚は従来あるゲームのどれとも違うものに仕上がっている。

キャラクターを育てれば、車ですら一撃で吹き飛ばす強力なキックを繰り出せるようになる

 その理由の最たるものが「ジャンプ」によって都市のどこまででも行ける、ということ。既存の箱庭風ゲームでは乗り物に乗ったり、階段を使はなければ高いところに上ることはできなかった。だが、「ライオットアクト」はとにかく“どこでも行ける”。ジャンプを使い、ビルの壁につかまり、高く高く上っていくことができる。もちろん、高所から落ちればダメージを受けることになるが、それもスキル(後述)を上げることでカバーできるようになる。また、細かなことではあるがストーリーを進めていくと(つまり、ギャング団を片づけていくと)、グラフィティなどで汚れている街が徐々に浄化されていく様を眺めるのも非常に面白い。最初はおそるおそる敵と対峙していた自分が力を得ていくにつれ、上空から敵の集団に襲いかかるようになっていることに気がついたときは、思わずにやりとしてしまった。

 3Dで作り上げられた街を自由に駆け回る楽しみを改めて感じさせてくれる、それが本作の最大の魅力と言えるだろう。それでは、ゲームについて詳しく紹介していく。

プレーヤーの分身が強化されていく喜びを堪能

 「ライオットアクト」では、こういったジャンルのゲームには珍しく「スキル」の概念が採用されている。

 スキルはジャンプの高さや、走るスピードなどの「移動スキル」、グレネードやロケットなどの爆風範囲、ダメージなどの「爆破スキル」、ドライビングテクニックを司る「運転スキル」、打撃による直接攻撃や物を持ち上げるための「格闘スキル」、銃を使用するための「射撃スキル」の全5種類。スキルは、上げたいスキルを使用して敵を倒したり、特定の行動をとることで出現するオーブを取ることで増加していく。射撃スキルを上げたければ銃で敵を倒せばいいし、運転スキルを上げたければ敵を車で轢いたり、車でジャンプしながら宙返りするスタントアクションを決めればいい。ほとんどの行動がプレーヤーの自由になるというのは非常に楽しい(もちろん、一般市民を傷つけるとペナルティが課せられるが)。

 スキルを上昇させることによって、今まで見上げるだけだったビルにジャンプを繰り返して登れるようになったり、通常ではたどり着けないような場所に車で到達できるようになったりと、スキルが上がる前とは一階層上の世界を楽しむことができる。しかも、そのレベルデザインは非常に秀逸で、キャラクターのパラメータースキルと、プレーヤーの操作スキルの両方が合わさって初めて登れるような場所、登る前に登頂ルートをしっかりと決めないと登れない場所も多数ある。

 とはいっても、難しい操作はそれほど必要ではなく、ジャンプ→はりつき→ジャンプ、といった程度のもの。洋ゲーの不条理な操作や、難易度ではないのでご安心あれ。

スキルを上げることで、マップ上のもっとも高い建物にさえ登ることができる。登頂ルート発見までにかなり時間がかかるが、登れたときの達成感はかなりのもの
移動スキルを上げれば、足の速さだけではなく、ジャンプ力も高くなる
爆風スキルが高いと爆風範囲が広がるが、それだけ自爆の危険も高くなる

格闘スキルが高くなると、とんでもないものまで持ち上げられるようになる
運転技術があがると、エージェントが乗るビークルもパワーアップする
射撃スキルは、相手をターゲッティングするまでの時間などに関係する
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!