強烈キャラが大集合! 「ファイターズヒストリー」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/4 ページ)
弱点を攻撃して逆転を狙おう
「ファイターズヒストリー」の、ゲームシステムにおける最大の特徴は、各選手に「弱点」が設定されていることだ。
例えば溝口やリョウコは頭のはちまき、マットロックはサングラス、マーストリウスはレッグウォーマー。レイはタンクトップについた稲妻のマークが弱点となる。
弱点にある程度ダメージを受けると、光り出す。さらにダメージを受けると弱点が外れて、しばらく何もできなくなってしまう。いわゆる「ピヨリ」状態である。
このシステムが、試合展開に意外と大きな影響を与える。弱点が外れたことによる逆転負けや逆転勝ちが少なくない。
また、頭に弱点を持つ相手と戦うときは飛び蹴りを多用するなど、弱点を意識して戦術を組み立てる必要性も出てくる。
溝口誠を全面フィーチャー
1994年、「ファイターズヒストリー」の続編、「ファイターズヒストリーダイナマイト」がアーケードに登場した。
このゲームは、SNKが開発した「マルチビデオシステム」(MVS)を使って作られている。そのため、パンチ・キックに使うボタンが、前作の6個から、MVS仕様の4個に変更となった。
またMVSは、家庭用ゲーム機として発売されていたネオジオと同等のシステム基板を使っていた。そのためネオジオへの移植も早かった。
当時のネオジオは、値段こそ高かったものの、「餓狼伝説」、「龍虎の拳」、「ワールドヒーローズ」、「サムライスピリッツ」といった対戦格闘ゲームが、アーケード版とほぼ同じ状態でプレイできることで、マニアの人気を集めていた。そのラインアップにまた1つ、強力なソフトが加わったといえる。
「ダイナマイト」では新たに、ザジィ・ムハバとリュウ・ヨンミーという格闘家が加わった。ザジィはケニア出身の大男で、ヨンミーは韓国のテコンドー使いの女性。
「ダイナマイト」はネオジオのほか、1997年にセガサターンにも移植されているのだが、残念ながら私は、入手することができなかった。
そのかわり、スーパーファミコンで1995年に発売された、「ファイターズヒストリー 溝口危機一髪」を入手できた。
「溝口危機一髪」は、「ダイナマイト」がベースになっているが、キャラクターのうち何人かが削られている(一応前作の主人公だったレイまで削られているのには笑った)。
だがそれを補って余りあるのが、“溝口モード”こと「浪花快男児篇」の存在だ。溝口が主人公のストーリーモードで、溝口以外ではプレイできない。
大阪・ミナミのタコ焼き屋「浪花一番」の店先に飾られていた、巨大なタコのオブジェが盗まれた。犯人は、ヘルメットで顔を隠した謎の男。浪花一番の常連客だった溝口は、この男をつかまえようとするが、取り逃がしてしまう。
戦おうとした相手に逃げられたことが世間に知れたら、“ケンカ百段”の名がすたる。溝口は男を捜して、世界中を飛び回るのだった。
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