強烈キャラが大集合! 「ファイターズヒストリー」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/4 ページ)

» 2007年02月21日 00時00分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]

弱点を攻撃して逆転を狙おう

 「ファイターズヒストリー」の、ゲームシステムにおける最大の特徴は、各選手に「弱点」が設定されていることだ。

画像 連続して攻撃を食らうと、あっという間に弱点が飛んでしまうこともある

 例えば溝口やリョウコは頭のはちまき、マットロックはサングラス、マーストリウスはレッグウォーマー。レイはタンクトップについた稲妻のマークが弱点となる。

 弱点にある程度ダメージを受けると、光り出す。さらにダメージを受けると弱点が外れて、しばらく何もできなくなってしまう。いわゆる「ピヨリ」状態である。

 このシステムが、試合展開に意外と大きな影響を与える。弱点が外れたことによる逆転負けや逆転勝ちが少なくない。

 また、頭に弱点を持つ相手と戦うときは飛び蹴りを多用するなど、弱点を意識して戦術を組み立てる必要性も出てくる。

溝口誠を全面フィーチャー

 1994年、「ファイターズヒストリー」の続編、「ファイターズヒストリーダイナマイト」がアーケードに登場した。

 このゲームは、SNKが開発した「マルチビデオシステム」(MVS)を使って作られている。そのため、パンチ・キックに使うボタンが、前作の6個から、MVS仕様の4個に変更となった。

 またMVSは、家庭用ゲーム機として発売されていたネオジオと同等のシステム基板を使っていた。そのためネオジオへの移植も早かった。

 当時のネオジオは、値段こそ高かったものの、「餓狼伝説」、「龍虎の拳」、「ワールドヒーローズ」、「サムライスピリッツ」といった対戦格闘ゲームが、アーケード版とほぼ同じ状態でプレイできることで、マニアの人気を集めていた。そのラインアップにまた1つ、強力なソフトが加わったといえる。

 「ダイナマイト」では新たに、ザジィ・ムハバとリュウ・ヨンミーという格闘家が加わった。ザジィはケニア出身の大男で、ヨンミーは韓国のテコンドー使いの女性。

 「ダイナマイト」はネオジオのほか、1997年にセガサターンにも移植されているのだが、残念ながら私は、入手することができなかった。

 そのかわり、スーパーファミコンで1995年に発売された、「ファイターズヒストリー 溝口危機一髪」を入手できた。

 「溝口危機一髪」は、「ダイナマイト」がベースになっているが、キャラクターのうち何人かが削られている(一応前作の主人公だったレイまで削られているのには笑った)。

画像 溝口を全面フィーチャーした、溝口と溝口ファンのためだけのモードである

 だがそれを補って余りあるのが、“溝口モード”こと「浪花快男児篇」の存在だ。溝口が主人公のストーリーモードで、溝口以外ではプレイできない。

 大阪・ミナミのタコ焼き屋「浪花一番」の店先に飾られていた、巨大なタコのオブジェが盗まれた。犯人は、ヘルメットで顔を隠した謎の男。浪花一番の常連客だった溝口は、この男をつかまえようとするが、取り逃がしてしまう。

 戦おうとした相手に逃げられたことが世間に知れたら、“ケンカ百段”の名がすたる。溝口は男を捜して、世界中を飛び回るのだった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」