レビュー
» 2007年03月01日 12時00分 公開

惨劇は進化する――舞台をPS2に変えた“正解率1%の謎”の魅力「ひぐらしのなく頃に祭」レビュー(3/3 ページ)

[雛見沢秀一,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

惨劇に萌えろ

 散々怖いと言ってきたが、前半パートはほとんどギャルゲーのノリであった本作。登場キャラクターもシナリオに見合うくらい萌え萌えに描かれている。萌えがあるのならBLにだって評価する筆者。独断と偏見で、星5つからなる萌え度の別呼称“お持ち帰りぃ〜☆度”で評価してみた。

 なお本作は、一部のヒロインたちの豹変ぶりも見所だ。そこで、レナと魅音に豹変度をつけている。

竜宮レナ CV:中原麻衣

画像 写真右が竜宮レナ

 引っ越してきた圭一の世話を焼く、同級生の女の子。かわいいものや人に目がなく、手当たりしだい“お持ち帰り”してしまうのはご愛嬌。ギャルゲーで言う、いわゆる正統派ヒロインにあたる。

 筆者がレナをお持ち帰りしたいと思った部分は、体育の時間に鬼ごっこをしていて、鬼の圭一がレナを追いかけるシーン。体操服(主にブルマ)に身を包み逃げ惑う女の子を追いかけ回す……、かなり犯罪的な匂いを感じさせるが、やっているのはただの“鬼ごっこ”。しかし、無邪気な遊びの中にほんのり漂うエロティシズム!! これはいいブルマです。

画像

 ヒロインであると同時に「ひぐらしのなく頃に」のサイコホラーな部分の代名詞ともいえるレナ。筆者が一番に推す場面はココ。ドアの間を這う指が! 隙間から覗き込むあの目が! 恐怖で泣かされます。レナの豹変ぶりは、前半で彼女の無邪気に楽む姿を見ていればいるほど、ギャップが激しい。

  • お持ち帰りぃ〜☆度:★★★☆☆

園崎魅音 CV:雪野五月

画像

 圭一やレナよりも年上の女の子。クラスでは他の生徒をまとめる委員長で姉御肌なため、みんなから慕われ、頼れる存在。それゆえ、弱音を吐くところを他人に見せないという一面を持つ。

 男っぽく振舞うけど、時折見せる“女の子”な言動。そんな魅音が筆者は、……もうね、たまらなく好きだ!! だってこんな顔されたらプレゼントするしかないじゃないですか! これが筆者のツボだと教えてくれたのは園崎魅音さんでした。はぁ……、かわいいなぁ……。

 レナのブルマ姿も、沙都子の首輪付きも確かに捨てがたい萌えオプションだ。しかし! それらを押しのけ、真にオススメしたいのが、このスクール水着を着こなす魅音だということを、筆者は声を大にして読者に伝えたい!! 魅音の発育状態のよろしい肢体を、伸縮性に富んだこの濃紺の薄地でピッタリと体のラインを浮かび上がらせることで、萌エロ分を十分に醸し出している。

  • お持ち帰りぃ〜☆度:★★★★★
画像

 この写真を見て、一番に思ったことが「俺の魅音を返せ」だ。なぜこのような状況になったかは触れないでおくとして、あまりの豹変っぷりに愕然としてしまう人も多いはず。ちなみにこの場面はBGMが相当怖い。夜中に1人でプレイしないように。

  • 豹変度:★★★★★

北条沙都子 CV:かないみか

画像

 おかしなお嬢様言葉を扱う下級生。負けず嫌いで生意気な性格をしており、圭一にちょっかいをだしては逆にからかわれ泣かされてしまう。トラップを仕掛ける才能に関しては、右にでるものはいない。

 沙都子といえば「祟殺し編」。圭一を、家出した実の兄、北条悟史(ほうじょうさとし)に置き換え、兄妹のように接してくるいじらしい一面を見せる。そんな沙都子をお待ち帰りしたくならないわけがない!

  • お持ち帰りぃ〜☆度:★★★☆☆

古手梨花 CV:田村ゆかり

画像

 年齢に似合わぬ落ち着いた性格をした、物静かな少女。「みぃ〜」、「にぱ〜☆」といった独特な口癖で、周りの人間を虜にする。神社の一人娘で、年配の人間に“梨花ちゃま”と神聖視されている。

 ネコミミ! ネコミミッ!! と思わず腕を振りながら叫んでしまいたくなるくらい、(レナ風に言うなら)かぁいい梨花ちゃま。真の梨花ちゃまはネコミミモードになってからだと断言したくなるくらいマッチしすぎている。

  • お持ち帰りぃ〜☆度:★★★★☆

正解率1パーセントの謎は健在

 一通りシナリオを満喫したところ、気になる点も多々見受けられた。まずは「ひぐらしのなく頃に祭」では、“怖さレベル”がちょっと下がっていること。「ひぐらし」のような同人ソフトをコンシューマー版に移植する際には、かなりのハードルが存在するのも事実。そこをあえて「D区分」として一般化したところには苦労を感じるが、原作を知っている人にとっては、ちょっとマイルドな印象を受けるかもしれない。また、原作にあった「祭囃し編」が収録されていないのも残念だ。

 そして筆者一番の要望は、原作のBGM担当のdai氏の楽曲も移植してほしかったという点だ。氏が手がけた「you」や「Confession」という楽曲を、名曲中の名曲と感じているひぐらしファンは、筆者だけでないはずだ。

 ただし、前後半の変化により急転するシナリオ展開や、つい先を読みたくなってしまう物語自体の魅力は健在。原作ファンならば、新シナリオや選択肢の追加による新たなエピソード、新キャラクターデザインや音声などで、より萌え分が多くなった「ひぐらし」の世界を楽しむことができるだろう。「ひぐらし」未経験者は、親しかった人間の豹変による恐怖や、祟りといわれている事件の謎を解明するなど、“正解率1パーセントの謎”を堪能することができると思う。「ひぐらし」の経験を問わずオススメできる作品なので、ぜひお試しあれ。

(C)竜騎士07・07th Expansion/Frontier Works・Alchemist DIGITAL GAIN CO.,LTD.


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/10/news033.jpg 柴犬メイン「Amazon置き配完了写真」の数々がかわいすぎる 「配達の人も楽しんでるw」「完全にワンコが被写体」
  2. /nl/articles/2311/10/news104.jpg 遠野なぎこ、“デレデレ笑顔”見せた年下新恋人に逆プロポーズ→望みかなわず 「何にも見えてなかった」「いい歳こいてホント情けない」
  3. /nl/articles/2311/09/news040.jpg でっかい子犬「意地でも車からおりぬ」とバツグンの演技力が260万再生 「駄々っ子みたい」「大物になる予感」
  4. /nl/articles/2311/10/news023.jpg いろいろな場所から落ちそうで落ちない猫、最後はやっぱり……? 大爆笑の結末を集めた“総集編”が「クセになるw」
  5. /nl/articles/2311/10/news101.jpg 「こんなデカいの?」 「だんご3姉弟」けんたろうお兄さんの息子、突然の登場に驚きの声
  6. /nl/articles/2311/09/news037.jpg フクロウが10日ぶりに退院した飼い主を見た瞬間、喜びのあまり…… 驚きとうれしさ爆発のリアクションが「感情豊か」と160万再生
  7. /nl/articles/2311/10/news032.jpg 先住のデカワンコに家族になる子犬を紹介したら…… うれしさと照れがMAXのソワソワ姿に「なんてかわいいの!!」の声【英】
  8. /nl/articles/2311/10/news024.jpg 「愛犬は見た」「ただようゴルゴ13感」 買い物に出る飼い主を監視する柴犬(メス)→圧が強めの表情がイケメンすぎる
  9. /nl/articles/2311/09/news125.jpg そんなのアリかよ…… 雑すぎるカフェオレの作り方に「天才か」「今度やる!」
  10. /nl/articles/2311/09/news180.jpg 「BreakingDown」一蹴の武井壮、堀江貴文が発言に指摘連発 “テレビに迷惑かける”に「窮屈じゃないんですか?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  3. 寺田心、40センチ身長伸びすっかり大人の姿に 「別人すぎてビックリ」「めっちゃデカくなってる」と驚きの声
  4. 父の出張で元気がなくなったデカワンコ、1週間ぶりの再会で…… 感情爆発な姿が「涙腺崩壊しました」と415万再生
  5. これは消せないな! DAIGO、3歳娘の落書きが超ほっこり「最高の壁です」 満点パパな対応に「優しい」「愛おしいですね」
  6. 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  7. 動物病院の駐車場に着いた瞬間、柴犬が…… 無の表情で震えだす姿に「抱きしめてあげたい」「頑張って!」とエール続々
  8. 「好き好きが止まらない」「こりゃたまらんですなー!」 獣医師を好きすぎる柴犬、診察台でのかまちょ攻撃がもん絶の愛らしさ
  9. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  10. カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!