キミのハートに着信アリ!? ケータイ発の正統派美少女ゲームがPCに登場「ケータイ少女PC」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年03月27日 00時00分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]

綾乃狙いの筆者に聞こえる甘いささやき

画像 弓を引く姿を学校のパンフレットに載せるため、撮影中の綾乃さん。凛々しいお姿に、も、萌え萌え〜!

 ここからはプレイリポートを紹介していこう。ひとまず筆者は、ケータイ少女外伝版「綾乃スピリッツ」のメインヒロインでもある山田綾乃(やまだあやの)狙いでプレイしてみる。

 なんで山田さんかというと、年上で後輩の面倒見がよく世話焼きという、いわゆる“おねーさん属性”を持っているからだ。また、学生の頃に弓道をたしなんでいた筆者にとっては、弓道部に所属している、ということに親近感を覚えた、という理由もある。なんかグダグダ語ったけど、単に筆者の好みだからだ。


画像 セーブ&ロードを繰り返しても、現われるのは沙代のスカートひらひらシーン。まさに神風! と叫びたくなるが、本命は綾乃なわけで……

 意気揚々と綾乃さんをストーキン……、もとい交流を深めるため、さっそく新機能のリン検索を使ってみた。が、いきなり問題発生。電波状態が“圏外”を連発し、綾乃さんの居場所が分からないのだ。どどど、どうしよう!? と右往左往していると、なぜかゴスロリで孤独主義者・巴沙代(ともえ さよ)のイベントが連発。なるほど、さすが工画堂。ダテに難易度の高い作品ばかりを世に送り出しているわけじゃないようですね。「そう簡単に攻略はさせないぜ!」とゆー空気を感じる! てゆーかリンさん、圏外になる確率高すぎじゃないデスカ? 筆者に対してのイジメ!? カワイー顔してコシャクなマネをするではないか。

 電波圏外事件で綾乃さんのいくつかのイベントを見そこねたが、「好感度はメールで挽回すればいいや」と楽観的に考えてみる。夜パートでは、綾乃さんから届いたメールを早速返信し、好感度アップを図る。マメな男がモテるんですよ! ……が、リンから下された評価は、なぜか“好感度-1”。な、なんでじゃーッ!!! 圏外だらけの電波状態といい、やはり恨みでもあるのか!? と問い詰めたくなる。負け犬の遠吠えのように、どんな文章ができあがったのか例文として見られればうまくいったのに……。


画像 アニメ「エウレカセブン」のエウレカ役で有名な名塚佳織さんが、幼さの残るピュアピュアボイスで藤宮桃香を演じる。彼女がどんな人か気になる人は、コチラを参照

 と、すったもんだを繰り返し、気づけばクリスマス当日。途中、電波圏外の他にも、“視点モード”で女の子たちの胸や足を食い入るように見つめたり、後輩である藤宮桃香(ふじみやももか)の声優が、名塚佳織さんということに気づき(ファンなんです)、声聞きたさに桃香に数十回も会ってしまうなど、少々寄り道したことは否定できない。しかし、浮気心を振り切って、それでもなんとか綾乃さんの好感度を最大にできたので、こりゃいける! と意気揚々にシナリオを進める。

 クリスマスに綾乃さんと楽しく一日を過ごす主人公。しかし、またまた問題発生。綾乃さんに渡すプレゼントを決める際、どうやら選択肢を間違えてしまったようなのだ。マズい、と後悔するも後の祭り。最後にツメの甘さが災いし、綾乃さんに告白するもあえなく玉砕……。せっかく一緒にクリスマスを過ごせたのにッ!!

 悔しさをバネに、綾乃さんへリベンジするため、即座に2週目をプレイ。初回プレイ時に誘惑された神風やピュアピュアボイスには目もくれず、慎重にストーリーを進め、再びクライマックスまでこぎつけた。そして問題の告白は……、念願かなって大成功! 綾乃さんとついに付き合えることになったのだ。

 チューのひとつでもしてゲーム終了なのかなぁ、と思いきや、話はまだまだ終わらない。ここからが「ケータイ少女PC」の本領発揮なのだ!

画像 告白に成功してからは、ご褒美といわんばかりに甘〜いシナリオのオンパレード。恋って本当に素晴らしいですね、と投げやりな気分で感想を漏らす筆者がいた

 クリスマスイベントが終了すると、携帯アプリ版にはなかった“カップルになってからの後日談シナリオ”が始まる。このシナリオは、晴れて彼女となった女の子とバレンタインデーや文化祭などでの一幕を描いた、ラブラブなエピソードが楽しめるのだ。

 しかしまぁ、……なんといいますでしょうか、この後日談シナリオ。このシナリオだけで主人公と綾乃は、お互いに「好き」と何回言ったのか数えたくなるくらい言い合うバカップルとなり、ストロベリー感満載の甘さを漂わせる。正直主人公に殺意すら覚えた。

 いやいやしかし、綾乃さんが泣いてしまうシーンや、顔を真っ赤にしながらブルマー姿を主人公“だけ”に見せてくれるシーンを堪能できただけで、もう大満足。もし筆者がマンガのキャラクターならば、大量の鼻血を噴出していること間違いなしだ。綾乃さんのステキすぎるイベントを見て、これは他の子のイベントも期待できそうと確信し、次に攻略する女の子は誰にしようか考えつつ、全キャラコンプリートを目指す筆者であった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2411/15/news187.jpg 「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた