2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その4):ヴァナ・ディールをもう一度(1/2 ページ)
少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。ついにEXジョブを取得してウハウハのガルカ君。ミッションも難なくこなして順風満帆なヴァナ・ライフを満喫中ですが、またしても異文化コミュニケーションの難しさを知る……。
どのエクストラ(EX)ジョブを取得しようかと悩む日々が続いていたある日、運命の一言が優柔不断な僕を突き動かした。リンクシェル(LS)のメンバーの何人かが「取得したいEXジョブがあったら手伝おうか?」と言ってくれたのだ。EXジョブ取得のクエストはソロでもクリアできる難易度のものもあるが(過去にソロでのクリア実績アリ)、追加拡張ディスク「ジラートの幻影」で追加された侍、忍者、竜騎士などのEXジョブはノートリアスモンスター(NM)と呼ばれる強い敵を倒す必要があるクエストが多く、レベル30になりたての僕にとっては、どれも荷が重い内容のものばかり。(LSの人たちに手伝ってもらいたいけど、まだ入ったばかりで頼みにくいなぁ……)と思っていた矢先の出来事だったので、これはまさに神様が与えてくれた絶好のチャンスなのだと考え、即答でお願いした。
飛竜目当てに目指すは竜騎士!!
最初のEXジョブ取得に選んだのは、飛竜がカワイイ竜騎士だ。クエストの内容を攻略本やネットで調べてみると、最後にワイバーン族のNMを倒さなければならない点から、ソロでのクリアは困難を極めると判断してのことだった。まずはクエストが発生するサンドリアへ向かい、そのあとシャクラミの地下迷宮やメリファト大地を経由し、再びサンドリアに戻ったりと、いろいろな場所を巡りながらイベントをこなしていく。このイベント内容がなかなかショッキングで目が離せず、仲間との会話の返信もつい遅れがちになってしまった。
通常だと移動するだけでかなりの時間を費やしてしまいそうだが、手伝ってくれたメンバー2人のうち1人がテレポという便利な移動魔法が使える白魔道士だったので、スピーディに移動できたのは大変ありがたかった。そしていよいよ竜騎士取得クエストも終盤。ゲルスバ野営陣でワイバーン族のNMと戦うことになったのである。
バトルフィールド(BF)に入ってイベントが発生し、突如として現れたワイバーン族のNM。その姿はイメージしていたのよりは幾分小さかったが、自分が今まで遭遇したことのない敵の姿と、雰囲気を盛り上げるBGMに大興奮した。そのあと我に返ってみると自分が何をしたらいいのかわからず、メンバーにどうしたらいいかを尋ねてみたが、とくにこれと言った指示はない。というか僕がいなくてもメンバー2人の力で余裕で勝ててしまいそうな勢いだ。流石にレベルが高いと違うなぁ……と感心したが、せっかくのワイバーン族のNMとのバトルに参加しない手はない。多少バトルに乗り遅れた感は否めないが、素早く武器を抜刀して敵に斬りかかっていった。
ほどなくしてワイバーン族の撃破に成功し、飛竜の名前を選択する画面に突入。あとで後悔しないようにじっくり吟味して決めたかったのだが、手伝ってくれたメンバーを待たせるのも悪いと思い(ちょっとした気づかい)、とりあえず短くて読みやすい名前を選ぶことにした。その名は「Hien」。手伝ってくれたメンバーにしつこいくらい「ありがとう!」とお礼を言い、僕は早速モグハウスへ急いだ。もちろん新しいジョブの力を見たかったからだ!
竜騎士にジョブチェンジをして、ひと通りの装備を揃えてから外へ飛び出す。そして待ちに待った「コールワイバーン」で新しいお友達のHienを呼び出した。飛竜は今まで何度もほかのプレーヤーのを見たことがあるので珍しくないはずなのに、自分が呼び出した飛竜は何とも言えない愛着があり、ものすごく新鮮だ。僕が移動すると飛竜も主人に遅れを取らないように付いて来るし、一緒に攻撃することはもちろん、ヒーリングまで一緒に行う。とくにヒーリング中は地面に伏せて寝ているような仕草を見せるのがいい。その従順な姿に僕の心は一瞬にして飛竜の虜になった。
しばらくは竜騎士のレベルを上げることに夢中になり、ソロで経験値を稼ぐ日々が続いた。その結果、いつの間にか竜騎士のレベルが15にまで成長し、LSのメンバーも「よっぽど竜騎士が気に入ったんだね〜」と、僕の成長速度に驚いた様子だ。僕もついうれしくなって「いや〜、飛竜がとにかく可愛くて! とりあえず竜騎士をサポートジョブにして、いろんなジョブで飛竜を呼んでみたいですね〜」と冗舌に話していたら、メンバーの1人が――
「飛竜が呼べるのは、竜騎士がメインジョブのときだけだよ……」
とバツが悪そうに教えてくれた。頭の中で鳴り響いた絶望の鐘の音……。僕はとんでもない勘違いをしていたようだ。飛竜は確かにカワイイ。ものすごくカワイイ。しかし! だからと言って、今の僕には竜騎士をメインジョブにするつもりは、残念ながらなかったのだ。クエストを手伝ってくれたメンバーには申し訳ないが、パーティープレイも楽しんだし、とりあえず竜騎士を封印することにした。さらばHien……。
他力本願で次々とミッションを制覇
とりあえず竜騎士取得に満足した僕は、いったんEXジョブの旅を中断して、そろそろミッションを進めることにした。ミッションとは、自分が所属する国から与えられる任務のようなもので、クリアするとミッションランクというものが上がっていく。ランクが上がれば報酬がもらえるだけでなく、国の核心に関わるような任務も受けられるようになるのだ。このときはすでにミッション2-3まで進めていて、あとはギデアスのBF「バルガの舞台」でドラゴン族のNMを倒すのみ。1人で行くのは心もとないので、ここはひとつ久しぶりにリアルフレンドに頼もうと思い、若干4名の少数精鋭でドラゴン退治に挑むことになった。
このミッションは過去のプレイでも体験したことがあり、初めてヴァナ・ディールで見た巨大なドラゴンの姿がとても印象に残っている。しかしながら戦術などはまったく覚えていないので、古豪たちのアドバイスを聞いていざBFに突入。アタッカー役2名のモンクがバトル開始と同時に百烈拳でドラゴン族を攻撃し、どんどんダメージを与えていった。その姿にウットリと見とれてしまった僕は、竜騎士取得クエストと同じくまたもや攻撃に参加するのが遅れてしまい、しかも戦士の重要課題である挑発で敵のターゲットを取るのを忘れてしまう始末。何とも頼りにならない戦士ぶりを発揮するという残念な結果になってしまった。それでもモンクの百烈拳の驚異的なダメージ値と、魔道士のサポートのおかげで労することなくドラゴンを撃破し、ミッションランクが3にアップ。そのあとも3人は継続してミッションを手伝ってくれた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
-
餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
-
脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
-
父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」