死兆星が見えたら気をつけろ……PS2で北斗神拳が炸裂! ほわたぁっ!:「北斗の拳 〜審判の双蒼星 拳豪列伝〜」レビュー(1/2 ページ)
アーケードで2005年末に登場した2D対戦格闘ゲーム「北斗の拳」がプレイステーション 2に移植された。移植のみにとどまらず家庭用ならではのモードが盛り込まれた「北斗の拳 〜審判の双蒼星 拳豪列伝〜」は、原作ファンで2D対戦格闘ゲームファンならば要チェック。強敵(とも)と死闘を繰り広げ、世紀末を生きろ!
家庭用ゲーム機で久々に登場した「北斗の拳」の2D対戦格闘ゲーム!
「199X年、地球は核の炎に包まれた」というフレーズでおなじみすぎるほどにおなじみな「北斗の拳」。週刊少年ジャンプで1983年から1988年まで連載されていた人気コミックだ。そういえば199X年はとうに過ぎ、いまや2007年である。ケンシロウたちがもし存在するならば、いったい今いくつなんだろう……。「北斗の拳」に描かれているような世紀末〜新世紀じゃなくてよかったと思いつつも、あの乱世で生き抜く強い男たちにちょっと憧れたりする筆者は、もろにジャンプ世代だったりする。
おそらくジャンプ世代に限らず、「北斗の拳」は多くのファンの心をつかみ、今もなお魅了していることだろう。それを証拠にパチスロの「北斗の拳」シリーズは近年人気を博しているし、2007年に至っても「北斗の拳」を題材にした格闘ゲームが登場しているのだ。というわけで、このたび筆者がプレイしたのがプレイステーション 2用ソフト「北斗の拳 〜審判の双蒼星 拳豪列伝〜」。2007年3月29日にセガが発売した2D対戦格闘ゲームで、2005年末にアーケードでリリースされた「北斗の拳」の移植作品である。
ここで「北斗の拳」のゲーム作品を少し振り返ってみたいと思ったのだが、パチスロシミュレーターの類も含めると相当な数にのぼるので、ここでは据え置き型ゲーム機で登場したアクション作品に焦点を絞って振り返ることにしよう。
- 「北斗の拳」(MARK III 1986年 セガ)横スクロールアクション
- 「北斗の拳」(ファミリーコンピュータ 1986年 東映動画)横スクロールアクション
- 「北斗の拳2 世紀末救世主伝説」 (ファミリーコンピュータ 1987年 東映動画)横スクロールアクション。前作は左スクロールだが、今作は右スクロールになっている
- 「北斗の拳 新世紀末救世主伝説」(メガドライブ 1989年 セガ)MARK III版「北斗の拳」の進化版
- 「北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道」(スーパーファミコン 1992年 東映動画)対戦格闘ゲーム
- 「北斗の拳7 伝承者への道」(スーパーファミコン 1993年 東映動画)対戦格闘ゲーム
- 「北斗の拳 世紀末救世主伝説」(プレイステーション 2000年 バンダイ)3Dアクションゲーム
- 「SEGA AGES 2500 北斗の拳」(プレイステーション2 2004年 セガ)MARK III版「北斗の拳」を完全に3Dポリゴンで作り直した作品
こうして列挙してみると、アクションゲームだけでも相当な数の北斗ゲーが出ているわけだが、これにパチスロシミュレーターやRPG、アドベンチャーの類やアーケード専用筐体でのゲームも含めると、その数は倍以上にふくれあがる。いかに「北斗の拳」が永きに渡って愛されてきたかがうかがい知れよう。
その一方で、純然たる対戦格闘ゲームとしての「北斗の拳」は、「北斗の拳7 伝承者への道」以来ということで、家庭用ゲーム機では実に14年ぶり。しかも3Dアクション隆盛のご時世において、こだわりの2D対戦格闘ゲームで登場だ。おそらく待ちに待っていたという原作ファンや2D対戦格闘ファンもいるのではないだろうか。プレイステーション 2で鮮やかに蘇った熱き男たちの世紀末をぜひ体感してほしい。
死兆星、ブースト、究極奥義 〜「北斗の拳」ならではの戦闘システム
本作の開発をてがけたのは2D対戦格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズで有名なアークシステムワークス。アニメのように流麗でクオリティの高い2D表現と独特の対戦システムに定評のあるカンパニーだ。本作でもそれは例外ではなく、各キャラの絵や動きは、アニメ版「北斗の拳」のテイストそのままに、美麗でなめらか。またアーケード版からの移植作としても申し分ない出来だと言っていい。
本作で使用できるキャラはラオウ篇までの10人に絞られている。ケンシロウ、ラオウ、トキ、ジャギ、シン、レイ、ユダ、サウザー、ハート様(公式キャラ名に“様”がついている!)、マミヤから好きなキャラを選ぶことができるのだ。
基本的な操作は方向キーでの移動(キーコンフィグで左スティックでの移動も可)と、△○□×ボタンでの弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キック(もちろんキーコンフィグでボタンの配置変更は可能)だ。加えてR1ボタンによるブースト、R2ボタンによる挑発などがある。
さらに本作では各ボタンの組み合わせでさまざまな特殊攻撃が発動する。弱パンチ+強パンチで相手を空中に打ち上げるグレイヴシュート(方向キー上で追撃可能)、弱パンチ+弱キックでヘヴィーストライク(ガード不能技)、強パンチ+強キックでバニシングストライク(ヒットさせると相手を壁まで吹き飛ばすことができる)などが各キャラ共通の特殊攻撃だ。これらをうまく組み合わせることで効果的にバトルを展開することができる。
また、本作独特のシステムにより、画面上にはいくつもの“ゲージ”が存在する。一番上には各キャラの体力ゲージ。これは2D対戦格闘ゲームではもはや説明のいらない、ゼロになると負けるゲージだ。その下にあるのが本作のもっともオリジナリティあふれるゲージ、北斗七星ゲージ。北斗七星ゲージは前述したヘヴィーストライクやバニシングストライクを相手にあてることによって1つずつ減少していき、7つのゲージがすべて消えると、なんと死兆星(原作では、それが見えると余命が短いとされた北斗七星に寄り添う小さな星)がっ! そして死兆星がゲージのそばに出現したキャラには一撃必殺奥義を叩き込むことができる、という「北斗の拳」ならではの面白いシステムだ。派手な技でフィニッシュしたいのであれば、是が非でもこのゲージを減らして相手の死兆星を出すべし。うまく決まれば爽快なことこの上なしだ。
画面下部にはブーストゲージとオーラゲージがある。ブーストゲージは対戦中にたまっていき最大3本までストックができる。このゲージがたまっている状態であれば、R1ボタンによるブースト(特殊な高速移動)が可能なのだ。オーラゲージは、こちらも対戦格闘ではおなじみな感のある、必殺技を出すためにためておくゲージ、と言っていいだろう。2本までのストックができ、ガードキャンセルや究極奥義を繰り出すために使われるゲージである。
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