すでに発表されたタイトルの進捗状況が判明――「SEGA PC 新作タイトル発表会」（後半の部）（1/2 ページ）

セガが今後発売を予定している新作オンラインゲームを発表する場では、既報済みのタイトル中心に発表が行われた。意外にも早いサービス開始など、サプライズも。「SEGA PC 新作タイトル発表会」後半戦。

» 2007年04月20日 22時53分公開

[加藤亘，ITmedia]

発表会終了後には試遊会も行われた

　4月20日、セガは今後発売予定の新作の中からネットワークタイトルを中心に紹介する「SEGA PC 新作タイトル発表会」をプレス向けに開催した。発表されたのは「プロ野球チームをつくろう！ONLINE」、「スプラッシュ！ゴルフ」、「プロサッカークラブをつくろう！ONLINE」、「PHANTASY STAR UNIVERSE イルミナスの野望」、「ゾンビ打ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド 2」の未発表作品を含めた5タイトル（発表順）。後半戦は上記5タイトルの後半3つの紹介に終始した（前半戦の記事はこちら）。

「プロサッカークラブをつくろう！ONLINE」

サカつくシリーズ、ONLINEへ進出――ついに4月24日にサービス開始

セガスポーツデザイン研究開発部椎野真光氏

　昨年の6月に発表された「プロサッカークラブをつくろう！ONLINE」だが、あれからクローズドβテストを行い、いよいよ正式サービスへと展開するとセガスポーツデザイン研究開発部椎野真光氏が紹介に立つ。

　「プロサッカークラブをつくろう！ONLINE」でも、「プロ野球チームをつくろう！ONLINE」と同様、自動的にゲーム時間が進行する「サーバー自動進行型ゲームシステム」を採用。ログアウト中でもサーバ側で全プレーヤー一律にスケジュールが進んでいく。プレーヤーはオンライン中に練習や戦術、スカウト派遣等の設定をしておけば、ログアウトしていても自動的にサーバ処理されるため、1日10分程度でも試合結果、有望人材など最小限のチェックをすることができ、自分のクラブを強化することが可能となっている。

　舞台となるのは、強豪クラブがひしめく欧州6カ国。プレーヤーは、新興サッカークラブの代表として人事、経営、試合をこなし、3万ものクラブで構成される「プロサッカークラブをつくろう！ONLINE」ワールドの欧州サッカー界を制覇することが目的となる。

　選手データは、世界中で活躍する約9000人の実名選手を含め、総勢2万7000人もの選手が登場予定。また、実際の国際大会で脚光を浴びた選手のパラメータは、定期的に見直しが行われ、常に最新の選手データでプレイすることができるようになる。全30節、毎日行われるリーグ戦を勝ち抜き、欧州6カ国の頂点を極めるわけだ。プレーヤーは、各国クラブの特徴的な経営を疑似体験することで、スペインの超攻撃型サッカー、イングランドのぶ厚い中盤、イタリアのカテナチオのほどを実感できるという。これら特徴的な各国のリーグ専用の施設などもあり、その施設を経て得ることができる「ACBシュート」や「ブリリアントクロス」などのスキルを交換することも可能となる。

　本作では、プレーヤー専用の「マイページ」を提供することで、自クラブ詳細情報の把握やライバルクラブの研究などが行える。ちょっとした空いた時間で試合結果を閲覧したり、日記や掲示板への書き込みはもちろん、マーケットで選手やカードのオークションを行うこともできる。これは、他のプレーヤーと同盟を組むことができるのだが、同盟の仲間とウェブコミュニケーション機能による施策となるとのこと。当然、ランキングの結果も閲覧できる。

　MMORPGなど時間をかければ強くなれるゲームは、忙しさに触ることもできないし、かといってカジュアルなお手軽すぎるゲームも食指が動かないという大人のゲーマー向けに本作が設計されていると椎野氏。本作は、先日実施されていたプレシーズントライアル2ndに続き、本日4月20日からからクライアントダウンロードを配布、そして4月24日夕方に正式サービスが開始される予定となっている。