人とドラゴンが共存する世界――「RISE FROM LAIR(ライズフロムレア)」の物語をひもとく:Factor 5現地取材リポート その1(2/2 ページ)
SIXAXISの機能をふんだんに使った初めてのゲーム体験
「ライズフロムレア」にはいくつかのステージが用意されており、与えられたミッションを終えることでステージクリアとなる。ダメージ数は「トン」。つまり、“倒した敵の重量”で数えられるのがおもしろい。なお撃破数やクリアタイム、味方の被害、失ったライフなどもカウントされ、クリアした程度によってゴールドやシルバー、ブロンズといったメダルが与えられることになる。
用意されているミッションは、最初は簡単であっても、徐々に複雑になっていく。1つのステージの中では空中戦だけを戦い抜くのではなく、地上に降りて次のミッションをこなさなくてはならないときもあるのだ。
ドラゴンの動きは、「SIXAXIS」の6軸検出システムにより操作される。空中戦の場合は、左右の旋回はコントローラーを傾けるだけ。前に勢いよく振るとダッシュ、手前に引く感じで斜め上に操作すると180度ターンをする。相手を攻撃する場合は、R1もしくはL1ボタンでロックオンしたあと、□ボタンで砲撃が可能。□ボタン長押しだとファイアブレスでの攻撃ができる。空中戦での対ドラゴン戦などでは、近接戦闘に入ることもある。このときには、コントローラを敵ドラゴンがいる側に勢いよく振ると、体当たりで攻撃する。
地上には、L2+R2の同時押しで着陸。ここからは左スティックでドラゴンは操作する。□ボタンでの攻撃パターンは変わらないが、○ボタンを押すと投げたり、×ボタンでダッシュして相手を倒すこともできる。そして地上戦でもモーションコントロールの操作は取り入れられているようだ。
また、敵に与えられるダメージは、上記の操作を単純にするだけでは普通の効果しか与えられない。複数の操作コマンドを実行することで倍加していくようになっている。また「フィニッシュムーブ(必殺技)」のゲージも用意されており、ダメージを与えていくとカウントされ、ゲージがフルになった状態で発動できる。フィニッシュムーブ発動時には、映画のようなスローモーションで再現される。



「SIXAXISでは、モーションコントロールと“伝統的なコントロール“方法を組み合わせることができる」とエッゲブレヒト氏。地上でドラゴンが動き回るときには、これまでにあったようなスティックでのコントロールで操作した方がやりやすい。セルフセンタリング機能があるので、手を放せば動作が止まるためだ。そして空中ではモーションコントロールで動かした方がプレイしやすい。不適切なところでモーションコントロールを使おうとしてるわけではなく、その場その場で適切な操作を選んで設定しているという。
「『ライズフロムレア』の特徴は、地上戦と空中戦を組み合わせて戦うことができることだ。最初は空中を飛んで輪をくぐるといったようなチュートリアルから、2、3の目的に対してそれをクリアしていくことでステージは進行していくが、だんだんと地上と空中のステージが入り乱れて用意されるなど、自由度の高いゲームプレイを用意している。プレーヤー自身がいろいろな戦略を立案して、それを解決していく必要がある。“フライト アンド ファイト”という、新しい形のアクションゲームを作ることができたと思っている」(エッゲブレヒト氏)。



なお、「ライズフロムレア」はもちろんオンライン対応。よい成績を残すと、オンラインで用意される「スコアランキング」に自分の名前を残すことができるそうだ。ここでは、ほかのプレーヤーの成績との比較も可能だ。そしてソニー・コンピュータエンタテインメントが提唱している「Home」への対応も検討中とのこと。
では次回は、「ライズフロムレア」の世界について、当初考えられていたビジュアルスケッチなどを見ながら解説していくことにしよう。
「RISE FROM LAIR(ライズフロムレア)」 | |
---|---|
対応機種 | プレイステーション 3 |
ジャンル | フライング・ドラゴンアクション |
価格(税込) | 5980円 |
発売日 | 未定 |
CERO | 審査予定 |
制作 | Factor 5 |
(C)Sony Computer Entertainment America. All Rights Reserved.
関連記事
ドラゴンと人間とが共存した世界での悲劇を描く――「LAIR(仮)」
映像のみが公開されていたフライトアクションアドベンチャー「LAIR(仮)」は、6軸検出システムを活用し、地上と大空を立体的に攻略する骨太なタイトルとなるようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
アントニオ猪木、“リハビリ中”の現在の姿を公開 激励相次ぐ「猪木さんは不死身の漢や!」「負ける訳ないやないか」
「かまぼこになりきる猫です」 カップうどん風ベッドでくつろぐ、フワフワ猫ちゃんがかわいすぎる!
ヤマト運輸の404ページがめちゃかわ 高速シャッフルされたダンボールの中から黒猫を探すミニゲームにハマる人続出
早朝の路地裏で毎日コーヒーを分け合った女の子 思春期の出会いと別れを描いた青春漫画がほろ苦い味わい
フワちゃん、生放送での“乳首ポロリ”をガチ謝罪 立て続けの下トラブルに絶叫「マトモな人間にならせて!」
【なんて読む?】今日の難読漢字「絆される」
「爪切りはいやニャ!」と爪を隠す賢い猫ちゃん、しかし…… 飼い主の作戦に観念する漫画に共感の声
【漫画】「あの世へつながる電話番号」都市伝説を検証したら…… 小学生の好奇心が招いた“恐怖体験”の結末にゾワリ
「あなたのような作家は決して成功しないでしょうね!」 携帯漫画の黎明期にとんでもない依頼がきた漫画家の体験談がコワい
声優・三石琴乃が北川景子の母役で連ドラ初レギュラー “セラムン”ファン興奮「アニメのウサギと実写のレイちゃんだー!」
先週の総合アクセスTOP10
- 指原莉乃、すっぴんからのメイク動画が1日で100万再生を突破 「プレゼンがすごく上手くてビックリ」と高評価も続々
- お水を飲みたいカラスさんがとった行動とは……? 人間に“ある方法”でお願いするカラスが賢くてかわいい
- 菊地亜美、体調不良の原因は「赤ちゃんと同じような大きさの…」 RIZAP10キロ減から2年で襲った悲劇
- アンガ田中、「みなおか」で買わされた“高級腕時計”を披露 438万円→800万円に価値高騰で「欲しがるコレクターもたくさん」と反響
- 息子が「パパ」と言って指さしたのは……? 親子でバスに乗ったときのエピソードを描いた漫画がジワジワ面白い
- アントニオ猪木、“リハビリ中”の現在の姿を公開 激励相次ぐ「猪木さんは不死身の漢や!」「負ける訳ないやないか」
- 「綺麗で腰抜かした」「シワ少ない!!」 67歳の研ナオコ、華やかメイク動画で披露したすっぴん姿に反響
- 実家に「ねこ様元気?」と聞いた結果…… やりたい放題のお猫さまが笑ってしまうかわいさ
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- インコさんが逆さまのまま「すやぁ……」 衝撃の寝相で爆睡するインコが面白かわいい
先月の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
- 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
- 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
- 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
- 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
- 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
- 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響