インタビュー
» 2007年06月11日 00時00分 公開

目指すはカジュアルゲームの次世代――横スクロール型の後継者となりえる「ワンダーキング」「ワンダーキング」インタビュー(2/2 ページ)

[麻生ちはや,ITmedia]
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ライバルとなる同ジャンルタイトルは常に意識はしている

―― ワンダーキングと同様の、2D横スクロールタイプのオンラインアクションゲームには、くだんの人気が高い既存の同ジャンルタイトルの他にも、多々日本でサービスを開始していますが、こちらもやはりライバルですか。

Yang氏 もちろん気にはなりますが、参考程度にとどめています。追いつくべき目標はやはりネクソンさんの某タイトルでしょう。その他の同ジャンルタイトルについては、小中学生という低年齢層の女性プレーヤーを多く取り込むことに成功していますから、課金システムやアイテムについて、研究させていただきたいですね。実は開発元のRYU Entertainmentには、元々某同ジャンルタイトルの開発スタッフだったメンバーも多く参加しています。そこで得た経験、ノウハウを生かしつつ、それではできなかったことをワンダーキングで行えれば、と思います。

―― 日本のカジュアルゲーム市場は小さいという点に触れられましたが、ご自身としては、今後の日本のオンラインゲーム市場がどうなっていくとお考えなのか。その中でワンダーキングがどういったポジションを目指しているのか、教えていただけますか。

Yang氏 カジュアルゲーム全般と言いますか、フォーカスしているのは2Dオンラインゲームに限定されますが、先ほども申しましたとおり、本当に小さな市場の中で、ユーザーを奪い合ってるのは事実ですよね。しかも、今年だけでも他社から新規の2Dゲームが日本に参入するという話を耳にしています。その中でワンダーキングが目指しているのは、「次世代2Dゲーム」と言えばお分かりいただけますでしょうか。すでに多くの顧客を抱えているタイトルがありますが、その後継者として、いずれは世代交代を狙っていきます。

―― βテストについてもう少しうかがいたいのですが、4つのクラスで一番人気があった職業はどれでした?

Yang氏 皆さん最初は見た目で選ぶせいか、「シーフ」が全ユーザーのうち半分を占めてました。

―― 両手武器を装備したグラフィックスは、一番かっこよく見えますしね。キャラクター作成時のイラストも影響したのかもしれませんが。

Yang氏 その次には、遠距離攻撃で育てやすいという理由で「アーチャー」が人気です。ただ、レベル20以上まで育てて転職を経験したユーザーの間では、「剣士」が一番扱いやすいといわれています。これは実際のゲームバランスでも、1次転職までは剣士がずば抜けて強いわけではありませんが、育てやすいクラスなんです。ただ、他のクラスが弱いままということではありません。例えば1次転職では剣士が有利だけれど、頑張って育て続けて2次転職まで到達すれば、それまで不遇だった他のクラスが強くなる。そういうゲームバランスを、現時点では考えているんです。

―― 2次転職が実装されるのは、何時ごろになりそうでしょう。

Yang氏 韓国での実装が7月を予定していまして、問題がなければ日本でも8月には実装されますから、もう間もなくの話ですよ。

―― ところで、オープンβテストに向けて「すごいアップデート」が用意されていると、事前に聞いています。どうスゴイのか、ぜひ詳細を教えて欲しいのですが。

Yang氏 また、キャラクターボイスがないと寂しいという意見も数多くいただきました。すでに収録は終わりましたが、4種のクラス男女別に、8名の声優さんにお願いして、スキル発動時などに声がでるようになります。声優さんはかなり豪華なメンバーを揃えましたよ。

―― オープンβテストで追加実装される機能、ユニークミッションやアルバイトミッションについても、教えていただきたいのですが。

Yang氏 オープンβテストで実装される新機能の一番大きなものは「個人商店」、つまり露店システムの実装です。料理や調合に必要な素材が揃えにくかったユーザーも、これでだいぶ楽になると思います。それ以外のバグ修正や調整はほぼ終了しました。今名前が出ました、ユニークミッションについてお話しましょう。まずユニークミッションとは1日に最大5個の鍵が、全フィールドのどこかで手に入ります。モンスターからのドロップアイテムという形ですね。この鍵を入手したプレーヤーだけが入れるルームがあり、そこはいわばボーナスステージのようなものと考えてください。ドロップアイテムやお金が通常よりも断然おいしい設定になっています。

―― 鍵のドロップは完全ランダムなんですか? つまり一番最初のフィールドに出てくるような弱いモンスター「プマ」からでも、入手の可能性はあると。

Yang氏 はい、上級者向けのエリアで出ることもあるでしょうし、プマのような序盤のモンスターがぽろっと落とすこともありえますよ。1人が鍵を持っていれば、パーティーを組んだメンバーも一緒に入れます。その他にも、モンスターのデザインを投稿して採用されれば特別なアイテムがもらえる、「モンスターコンテスト」。レベル20以上の全ユーザーから、抽選でゲームアイテムをプレゼントを配布する「レベルレース」イベントも行われます。レベルだけではなくて、調合を一番頑張った人など30通りのランキングイベントも実施しますので、皆さん自分のプレイスタイルに合ったもので、ぜひチャレンジして欲しいです。

―― まだ正式サービスが始まったばかりですけれど、今後のアップデートスケジュールなど、お話いただける範囲で聞かせてもらえますでしょうか。

Yang氏 ワンダーキングは他の2Dゲームと差別化するポイントとして、ミッションとバックストーリ、マップの充実が挙げられます。現在公開されているマップは、予定されているものの本当にごく一部でして、エルガイルのような村が現時点でも、あと11カ所登場する予定です。ストーリーラインも寄り道はできますが、メインミッションと連動した1本の道筋を用意していますので、ミッションをクリアしながら自然に先のマップに進めるでしょう。この先どうなるのかな? というストーリーを楽しみつつ、他のプレーヤーと一緒に遊ぶ。コンシューマゲームとオンラインゲームの良いとこ取りをしようというわけです。

―― メインストーリーは、どのあたりまでもう決まってるんでしょうか。

Yang氏 実はもう、最終ボスまでストーリーラインは決まってます。あとはどのタイミングで何を実装するか、そのタイミングを考えるだけでして、最後のボスにユーザーの皆さんが挑戦する頃には、レベルはだいたい200ぐらいまで上がってると思ってください。

―― レベル200ぐらいでボスとご対面ですか。だいぶ先の長い話になりそうですね……。

Yang氏 そこにたどり着くまでの過程を、ちゃんと楽しめるように工夫を凝らしていきますから、安心してください。また、あまりにレベル差が開いてしまうと初心者向けのエリアに人がいなくなり、新規ユーザーが参入しやすいという問題が起きます。これについては例えば、調合をは一部の村でしか実行できないなどの制限を設けることで、どのフィールドも平均的に賑わうようしようかなと思ってます。また、携帯と連動する「ワンダーキング モバイル」サービスも現在開発中です。

―― 正式サービスの開始時期は、そろそろ決まっていると思うのですが、いかがでしょう。

Yang氏 7月頃には正式サービスへ向けて、準備が整いそうですが、変更の可能性もありますのでまだ確実な日程についてはお伝えできません。正式サービスのタイミングに合わせて、「ペットシステム」と「集団ミッション」が実装されます。集団ミッションは参加した人数によって、ミッションクリアの条件や出没するモンスターが変わるという内容です。

―― このペットは攻撃にも参加してくれるのでしょうか、あるいはつれて歩くだけの見た目重視なんですか。

Yang氏 戦闘にも参加しますし、治癒スキルを使うペットもいます。ペットとは別に攻撃力は弱い移動手段としての、騎乗生物も別途用意されますので楽しみにしていてください。本当のペットのように可愛がってもらえるように、可愛い見た目に仕上げましたよ。今決まっているのはピクシー(妖精)とミニティラノサウルス(恐竜)風のペットです。ペット専用装備もあります。また、正式サービス前になりますが、6月にはアニメ「一騎当千」のキャラクターがゲーム内にイベントとして登場します。三国志をベースにした作品なので、ワンダーキングの世界観とどう馴染ませるか悩んでいますけれど、専用マップを作るなどアニメ作品を知らない人が、不快感を抱かないように工夫するつもりです。

―― それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

Yang氏 ワンダーキングのオープンβもいよいよ開始となりました。クローズドβテストに参加してくれた人も、これからワンダーキングの世界を経験する人も、メインストーリーを解きつつ楽しんでもらえればと思います。これから魅力的なシステムもどんどん実装していきますので、よろしくお願いします。


 日本でのサービス展開に重きを置き、日本ユーザーの意見は可能なかぎりゲーム内に反映させていきたい、というYang Junmo氏。本文でも触れているように、横スクロール型の2Dオンラインゲームには、ライトゲーマーに圧倒的な人気を誇る既存の同ジャンルタイトルというライバルが存在しているが、それにはないワンダーキングが持つストーリーの奥深さ、豊富なクエストによって単調なレベル上げ“作業”を感じさせない工夫をこらそうとしている。ペットシステムやボスモンスターの登場など、魅力ある内容が実装されるのは少し先の話になりそうだが、それまでワンダーキングの世界を体験してみてはいかがだろう。

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