「コ・フェスタ」のシンボルマークが決定。テーマ曲は久石譲氏が担当

東京ゲームショウ2007からスタートし、約40日間にわたって開催される「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」のシンボルマークが決定した。ゲーム、アニメ、CG、、放送、映画など、さまざまなコンテンツがあつまるイベントが、この秋に開幕する。

» 2007年06月12日 18時46分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル」(コ・フェスタ)は、東京ゲームショウや東京国際映画祭、CESAデベロッパーズカンファレンス、ATP賞テレビグランプリなど、コンテンツ関連のイベントを連携させ、日本の各分野におけるコンテンツを全世界に向けて発信し、世界中の関係者が一度に多数の日本産コンテンツに触れる機会を提供することや、人材交流・ビジネス創出などを目的として開催するもの。9月20日より開幕する「東京ゲームショウ2007」から始まり、10月28日に閉幕する「第20回東京国際映画祭」までの期間に開催される12のイベントがその対象となっている。

 今回の記者発表会は、そのシンボルマークが決定したことと、テーマ曲の制作を発表するもの。JAPAN 国際コンテンツフェスティバル実行委員会の大谷信義委員長は「我が国の映画、放送、音楽、ゲーム、アニメなどのコンテンツ産業が結集して一大フェスティバルを実施するのは世界でも初めての試み。コ・フェスタにより我が国のコンテンツを世界にアピールし、各業界の発展を期していきたい」と述べ、依田巽実行委員会副委員長も「日本のコンテンツをこれまで以上に発展させるためには、国際展開が避けて通れない。映画のみならず、ゲーム、アニメといったコンテンツが海外で注目を浴びているが、韓国や香港が積極的に海外展開をしている現在、コ・フェスタがいまここで立ち上がるのは時期を得たこと」と語る。

画像 大谷信義氏(映画産業団体連合会常任理事、松竹代表取締役会長)
画像 依田巽氏(日本経済団体連合会エンターテインメントコンテンツ産業部会長、ギャガ・コミュニケーションズ代表取締役会長)

 実行委員会副委員長であり、コ・フェスタのエグゼクティブプロデューサーを務める重延浩氏は「昨年の暮れにコ・フェスタの話を聞いたときには、『これだけのコンテンツが一緒に(できるんだろうか)?』とも思ったが、逆にこういうことができるのは日本だけかもしれないと思ったし、これだけのイベントを一緒に見ることができるのはとてもよいのではないかと思った」と語る。

画像 重延浩氏(テレビマンユニオン代表取締役会長・CEO)

 「経済産業省がリードするところから発想が生まれているが、大事なのは連携していくこと。放送関係が映画を作るとか、音楽が放送や映画にかかわるとか、マンガがゲームや放送・映画にかかわるとか、単独で生きていくという発想ではなく、もうすでにみんなが連携している時代。そうした中から社会が変わっていく。そして、世界にこうしたモデルがあるということを示していきたい。」(重延氏)。

 こうしたイベントでは、単に見本市を実施することではなく、人間の姿が見えることが重要だ、と重延氏。このためアート・ディレクターとして佐藤可士和氏を迎えることにして、さまざまなアートディレクションに協力してもらうことにしたそうだ。同様にイベントには音楽が必要として、公式テーマ曲を久石譲氏に依頼したとのこと。「こういうイベントには音楽が必要だ。心理や情緒、感動が背景にあって、人間がいてこそのフェスティバル。すべてが新しい試みだが、“マーケットには難しい”という発想を変えることによって、新しい提案をしていきたい」(重延氏)。

 なお、テーマ曲については鋭意構想中とのことで、重延氏を通じて「何かが起こる予感がする。わくわくする気持ちで、僕はテーマ曲を書きます」というメッセージが伝えられた。

画像 佐藤可士和氏

 シンボルマークについて佐藤可士和氏は「コ・フェスタではさまざまなイベントが連携し合うことになる。ドットの単位を1つのコンテンツと見立てて、それが放射状に広がっているイメージ。これが集まり、コンテンツの“C”を形作っている。“マルチコンテンツリンク”がコンセプト」と解説する。「わたしも日ごろ世界中のものから影響を受けてアウトプットしているが、同じように一堂に集まって相互リンクしていくことで、新しいものが生まれていくはず。これをメッセージに込めてデザインした」(佐藤氏)。またシンボルマークについてはマルチカラーグラデーションとなっているが、これ以外にさまざまな色でのグラデーションでの表現も企画されているそうだ。「イベントごとに違う色でのグラデーションで表すのもおもしろい」(佐藤氏)。佐藤氏はこのほか、アート・ディレクターとしては、これから開催されるイベントにまつわるアートディレクションなどを担当する。

画像 JAPAN国際コンテンツフェスティバルのシンボルマーク
画像 佐藤氏が例として示したグラデーションのバリエーション

 このほか、質疑応答に答える形で重延氏は「約40日という開催期間はちょっと長い。2年目からは次第に短い時間として、3年目には16日間で開催したいと考えている。なぜ16日かというと、土曜から始まって日曜日で(2週間が)終わると16日。このメリットは、海外から東京国際映画祭に訪れる人にも、秋葉原や東京ミッドタウンを見てほしいから。ほかのものを見ることによって違う発想が出る。日本は間違いなくそういう場所」と語った。

 今回のコ・フェスタ対象のオフィシャルイベントとなっているのは以下の通り。ゲーム関連イベント関連で目を引くのは、毎年8月末ごろに開催されていた「CESAデベロッパーズカンファレンス2007」が、今年は「DiGRA 2007」と開催期間を同じくして、9月26日〜9月28日に東京大学本郷キャンパスで開催されることだろうか。

 なお下記に挙げたイベントだけでなく、今後ほかのイベントがオフィシャルとして追加される可能性があるほか、「国際ドラマフェスティバル」というものも予定されているとのこと。また10月1日〜10月10日には、表参道の青山スパイラルホールで「劇的3時間ショー」として、有名クリエイターが1人で3時間しゃべりまくるトークイベントが、パートナーシップイベントとして開催される予定となっている。

イベント名 開催期間 開催場所 主催
東京ゲームショウ2007 9月20日〜9月23日 幕張メッセ コンピュータエンターテインメント協会
CESAデベロッパーズカンファレンス2007 9月26日〜9月28日 東京大学本郷キャンパス コンピュータエンターテインメント協会
DiGRA 2007 9月26日〜9月28日 東京大学本郷キャンパス 日本デジタルゲーム学会
JAPAN Animation Contents Meeting 2007 10月4日〜10月7日 秋葉原UDX 日本動画協会/経済産業省
ASIAGRAPH 2007 10月12日〜10月14日 秋葉原UDX アジアグラフ2007実行委員会/経済産業省/デジタルコンテンツ協会
第4回東京・アジアミュージックマーケット 10月15日〜10月19日 恵比寿、渋谷 経済産業省/音楽産業・文化振興財団/映像産業振興機構
第20回東京国際映画祭 10月20日〜10月28日 六本木ヒルズ、Bunkamura 日本映像国際振興協会(第20回東京国際映画祭実行委員会)
東京国際映画祭 TIFF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり 10月20日〜10月28日 秋葉原フィールド、秋葉原地区販売店 「秋葉原エンタまつり2007」実行委員会
TIFFCOM 2007 10月22日〜10月24日 六本木ヒルズ 経済産業省/日本映像国際振興協会
第34回「日本賞」教育番組国際コンクール 10月23日〜10月29日 NHK放送センター 日本放送協会
ATP賞テレビグランプリ 10月23日 六本木ハリウッドホール 全日本テレビ番組製作社連盟
東京コンテンツマーケット2007 10月25日〜10月26日 六本木ヒルズ 中小企業基盤整備機構 関東支部

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