女児向けタイトル急成長――「第26回次世代ワールドホビーフェア」開催(1/2 ページ)
日本最大級のキッズ向けゲーム&ホビーイベントが、6月23日〜24日の期間中、千葉県の幕張メッセで開催された。今回はとある女児向けタイトルが大ブレークしておりました。
今年で26回目を迎える日本最大級のキッズ向けゲーム&ホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア」が6月23日と24日の両日、千葉県の幕張メッセで開催された。会場の各ブースでは、今夏に発売される最新ゲームの試遊やステージイベントなどが行われ、特に女児向けタイトルが堅調な人気を獲得していた。
両日ともに開場前から長蛇の列が続き、終日賑わっていた「第26回次世代ワールドホビーフェア」は、2年ぶりに幕張メッセのみの開催。ゲーム関連が多く出展されていたが、ニンテンドーDSタイトルだけでなく、Wiiやプレイステーション 3などのタイトルが多く試遊することができたのが特徴といえる。また、「きらりんレボリューション・ハッピー★アイドルライフ」など女児向けタイトルが多くのファンを獲得しており、開幕直後に約6時間待ちという過熱ぶりを見せた。それでは出展していた各ブースの様子を紹介しよう。
任天堂
任天堂ブースでは6月28日発売予定のWii用レースゲーム「ドンキーコング たるジェットレース」をはじめ、6月23日に発売されたニンテンドーDS用ソフト「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」を出展。そのほかにも、7月5日発売予定のニンテンドーDS用花咲かちびアクション「咲かせて!ちびロボ!」や、7月26日発売予定のWii用パーティゲーム「マリオパーティ8」の試遊台が設置されていた。また、ニンテンドーDS用ソフト「くりきん ナノアイランドストーリー」のデータ配信も行われていた。
今回の任天堂ブースでもっとも注目すべきは、ニンテンドーDS用の新たなデバイス「スライドコントローラ」を利用した「スライドアドベンチャー マグキッド」(8月2日発売予定、税込み5800円)が遊べたということ。このスライドコントローラは、ゲームボーイアドバンスのカートリッジスロットに挿入するもので、ニンテンドーDSを机の上などで平面移動(スライド)させるというもの。説明にあたってくれたスタッフによると、「スライドコントローラ」の底部にセンサーがついており、光学式のマウスを想像してもらうと分かりやすいとのこと。
試遊できたのは落雷を受けて意思を持つようになった「マグキッド」を操作し、バラバラになったロボットの部品を、スライドさせることで集めてつなぎ合わせていくという内容。マグキッドは、スライドさせることで敵に「体当たり」し、敵にくっつくと「変身」し特有の攻撃が可能になる。すばやくスライドさせると敵をふりほどいて変身を解除することもできるという。ストーリーを進めていくとスライドコントローラを活かした全12種類のミニゲームも収録している。
また、本作では多人数バトルにも対応しており、人数分のDSカードとスライドコントローラがあれば、最大4人で対戦することができる。
ソニー・コンピュータエンタテインメント
ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCEJ)ブースのコンセプトはずばり“夏祭り”。プレイステーション 3からは、7月5日発売予定の「ぼくのなつやすみ3 −北国篇− 小さなボクの大草原」と7月26日発売予定の「みんなのGOLF 5」が。6月28日発売のPSP用アクションゲーム「ラチェット&クランク5 激突! ドデカ銀河のミリミリ軍団」と7月26日発売予定のPSP用アクションゲーム「サルゲッチュ サルサル大作戦」の4タイトルの試遊台が設置されていた。
ブース内は夏祭りさながら、試遊だけではなく、PSPタイトルを遊ぶと参加できる釣りや射的が出展。射的で好成績を上げるとラチェットの特製手ぬぐいが贈られたほか、スタッフがはっぴ姿で対応するなど徹底的。中央の特設ステージでは、ピポサルが「サルゲッチュ サルサル大作戦」のストーリーを紙芝居で紹介するコーナーも行われていた。また、「サルゲッチュ サルサル大作戦」の体験版の先行配信も実施されていた。
セガ
セガは、7月19日発売のニンテンドーDS用ソフト「甲虫王者ムシキング スーパーコレクション」と、今冬発売予定のニンテンドーDS用ソフト「古代王者 恐竜キング 7つのかけら」の試遊台に多くの男の子たちを動員。この2作品を遊ぶと「甲虫王者ムシキング スーパーコレクション」で使用できる「スパコレ専用 アクティオンゾウカブトのたまごカード」と、TVアニメ「古代王者 恐竜キング Dキッズアドベンチャー」のメンバーである証「Dキッズ・メンバーズカード」のセットがもらえるとあって、午前中から列が途切れることはなかった。また、7月26日発売予定のWii用「ぷよぷよ!」が出展。AC用では「リズム天国」の試遊台が設置されていた。
今回の注目は、新たなカードゲームとして期待されている「マリン☆マリン ミナミハコフグと珊瑚礁の仲間達」(以下、マリン☆マリン)が出展されていたことだろうか。
「マリン☆マリン」は、主人公のミナミハコフグをマリンカードで様々な魚に変身させて同じ種類の魚に話しかけ、ミニゲームをクリアすることで友達を増やしていくというもの。プレイ後には魚が描かれたバーコード付きのマリンカードが払い出される。このマリンカードはその後、変身に使用することができるというわけだ。本作では、プレイデータを保存する全8種類のメモリーカードが300円で別売りされ、継続的にゲームを続けるのに使用できる。
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