秋桜人(コスモスト)本格オープン――「日本コスチューム協会準備委員会」発足記者発表

8月17日、コスチューム文化促進のために発足した「日本コスチューム協会準備委員会」の記者会見があり、名誉会長に小倉優子さんが就任した。

» 2007年08月17日 18時50分 公開
[加藤亘,ITmedia]

コスチューム文化を世界へ広げる先兵として努力したい

名誉会長に就任した小倉優子さん。コリン星では現在、メイド服が流行しているのだそうだ

 消費者に対して、コスチュームデザイン、制作、表現の啓発と健全なる発展を促進するために、定期的なイベントの開催や情報交換・情報の発信の場を提供し、さまざまな商品やサービスでの満足度向上に寄与することを目的とした非営利団体「日本コスチューム協会準備委員会」が発足したと発表があった。

 これはパーティーコスチュームメーカーのクリアストーンの呼びかけにより本日、8月17日に発足したもので、記者会見にはスペシャルゲストとして名誉会長にも就任したタレントの小倉優子さんのほか、200名のコスプレイヤーも招待され、親睦をはかっていた。

 小倉さんは時価250万円相当のダイヤモンドをあしらったコスチュームを着用し登場し、本日から正式オープンとなったコスプレイヤーコミュニティサイト「秋桜人(コスモスト)」の公式コスプレイヤーに選ばれた10名に、名誉会長に就任後初仕事となる認定書の授与を行った。


公式コスプレイヤーに任命された10名のコスプレイヤーたちがずらりと並ぶ。それぞれ選任された喜びと、自身のコスプレイヤーとしての愛情を語ってくれた。中には今日のために寝る間も惜しんでコスチュームを製作した子も

 現在、国内に20万人とも言われているコスプレイヤーのために、日本コスチューム協会準備委員会ではエンターテインメント性の高い自己表現する仮想ステージとしてコミュニケーションサイト「秋桜人(コスモスト)」を設置し、ユーザー同士のコミュニケーション促進などに寄与しようと試みている。「秋桜人(コスモスト)」はすでに、コスプレイヤーとファンが相互にコミュニケーションを取ることができるSNSとして、8月1日から仮オープンしており、会員300名、1日5000PV程度で推移していた。今回の正式発表を機に、主催者側は多くの登録会員数を確保したいと意気込む。

 現在、パーティコスチュームやコスプレ関連の市場に目を向けると、コスチュームグッズ関連で350億円、アニメ・コミック・ゲーム・アイドルを加えた、いわゆるオタク市場全体については26000億円程度と言われており、順調な伸びを見せている。

左が小野志堅氏、右が大久保光志氏

 登壇したクリアストーンの代表取締役・小野志堅氏や広報を担当するアップロードシナジー代表取締役・大久保光志氏が言うように、「このような状況の中、行政や一般企業はこの流れをキャッチしていない状況であり、結果、非常に閉鎖的で不透明なイメージを持たれがち」とのこと。こうしてクリアストーンをはじめ、パーティコスチュームグッズ関連企業が横断的に手を組み、本協会を立ち上げたと設立の経緯が語られた。

 なお、日本コスチューム協会準備委員会にはクリアストーンやアップロードシナジーをはじめ、アスピレーション、カシス、Love Real Freedom、マーベルエール、ロッシュなどが名を連ねている。

 「秋桜人(コスモスト)」は、今後2008年の8月までには会員数を1万5000人まで伸ばし、PV数も1年後には月400万PVを目指すとしている。日本コスチューム協会準備委員会では、「秋桜人(コスモスト)」を要に、10月にはハロウィンのコスチュームコンテストや12月には日本コスチュームベスト大賞、そして来年春先には感謝パーティーなどを開催したい旨発表された。

「秋桜人(コスモスト)」には、外部ブログ読み込み機能や、画像に文字を書いたり加工ができるマジカルメーカー・マジカルムービー機能、youTubeなどの動画共有サイトから簡単に引用できる機能などが実装されている。ユーザーの日記は、RSS配信に対応もしている

コミュニケーションツールとしてもお役立ち機能が実装されており、アンケート機能やイベント機能、アルバム機能など、ユーザー同士をつなぐ工夫が施されている。なお、今後は「RED STONE」や「アラド戦記」の公式サークルの発足や、公式コスプレイヤーコンテンストなども予定されている

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