シレンに戦場に龍と来た! 「セガコンシューマ新作発表会 2007 Autumn」開催(3/4 ページ)

» 2007年09月14日 21時05分 公開
[加藤亘,ITmedia]

「龍が如く 見参!」

 「龍が如く」シリーズ最新作は時代を一気に遡り、江戸時代! 「PLAYSTATION PREMIERE 2007」において、R&Dクリエイティブオフィサーの名越稔洋氏が美しい遊女を従え派手な着流しを着て登場したわけがこれで納得できた。舞台を人が人を殺すことで、己を極めんとした時代、剣に己をかけた男たちの生き様を描いた壮大な人間ドラマを描かんと、プレイステーション 3で「龍が如く 見参!」が製作されることになったと名越氏。日本人の魂そのものを表現したいと本作舞台を江戸時代としたとのこと。

 主人公は桐生一馬之介、またの名を宮本武蔵。祇園で用心棒として生きる桐生は、関ヶ原の戦いを機に自ら宮本武蔵であることを隠し、生きている。遊郭へ売られてきた少女・遙の依頼を受けたことで桐生は大きな時代のうねりへと再び巻き込まれていくことになる。名越氏は、桐生一馬を江戸時代に持っていっても違和感はないと、桐生を武蔵と結びつけた。日本人はもっとかっこよかったはずで、それをもう一度考えさせるべくコンテンツになるだろうと自信をのぞかせた。

 本作でも豪華キャストは健在。武蔵生涯のライバルであり武蔵が桐生として生きるきっかけとなった佐々木小次郎役に松田翔太さん、桐生の親友である鶴屋の用心棒伊東役に寺島進さん、京隋一の名門剣術道場現当主である吉岡清十郎役に加藤雅也さん、吉岡道場の師範代であり遊び人の祇園藤次役に塚本高史さん、武蔵を関ヶ原の戦いに誘った最強剣士の1人である丸目長恵役に竹中直人さん、そして諸国を漫遊する謎の僧役に松方弘樹さんを起用。これらキャストたちは声だけでなく、3DCGキャラクターとしてモデルにもなっている。


名越氏は大人向けのドラマではあるが、街で遊ぶことでさまざまなシーンにつながっていくというのはシリーズ一貫したテーマであると説明

 舞台となる京都・祇園以外にも、プレイステーション 3の描写能力をいかんなく発揮して清水寺や二条城、三十三間堂など精巧に再現。道具屋や食べ物屋など江戸時代らしい店舗が並ぶ。もちろん夜の祇園は大人の遊びも満載だ。お座敷遊びや遊女を囲っていちゃいちゃなんてことも……。女性のクオリティも格段にアップしており、名越氏も個人的にプッシュしていた。

 本作は定点カメラではなく、全ステージフリーカメラを導入したことにより、プレーヤーの主観視点でいつでも周囲を見渡すことができる。隠れたものを探したり、隠れながら行動したりなど、遊びの幅は広がっただけでなく、街に住む人や動物の動きなどから「天啓」を得て、新たな技を閃くなどの新システムも組み込まれている。

 プレーヤーは「素手格闘」、「一刀」、「二刀」、「大太刀」の4つの戦闘スタイルから選択でき、経験値を積み、師匠から技を教わったり、より強力な武器を入手するなどして天下無双の大剣豪へと登り詰めることも可能だ。

 「龍の如く」といえば豊富なミニゲームだが、公開された映像からは「将棋」や「チンチロリン」、「亀レース」、「流鏑馬」などを確認。またサブストーリーも100以上用意され、水戸のご老公一行など歴史的人物にも会うことができるようだ。

「挑戦なくして新しい感動はない」と名越氏が語るように、本作にはさまざまな試みが施されている
「龍が如く 見参!」
対応機種プレイステーション 3
ジャンルアクションアドベンチャー
発売予定日2008年春
価格(税込)7980円
プレイ人数1人
(C)SEGA

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