スペースインベーダーの正統進化を見た――「SPACE INVADERS EXTREME」

タイトーは2008年に生誕30周年を迎えるスペースインベーダーの最新作「SPACE INVADERS EXTREME」をニンテンドーDSで発売する。

» 2007年09月26日 16時23分 公開
[ITmedia]

21世紀のスタンダードインベーダーを目指す

 2008年に生誕30周年を迎えるスペースインベーダーは、現在ゲームだけに留まらず、デザインやファッションにおいても世界的に評価され、インベーダーデザインをモチーフとした関連グッズなども発売されている。

 そのインベーダーの個性的なデザインを最大限に生かし、「バックグラウンドムービー」と「インタラクティブサウンド」を取り入れることにより、スペースインベーダーの正統進化であり、21世紀のスタンダードとなりうるニンテンドーDS用ソフト「SPACE INVADERS EXTREME」(スペースインベーダーエクストリーム)が誕生した。

 本作は原作のゲームルールに「ラウンド」や「フィーバー」といった新たなシステムを搭載し、スピード感や爽快性を大幅にパワーアップ。また、本作はWi-Fi通信による対戦プレイや、任天堂の「DS振動カートリッジ」、そしてアルカノイドDSなどにも使用できるタイトーの「パドルコントローラDS」といった周辺機器にも対応している。

本作でハイスコアを狙うには、フィーバーを起こすことが必須

 ルールは簡単。プレーヤーは機体を操作し迫り来るインベーダーを攻撃するだけ。画面上のインベーダーをすべて倒すと新しいインベーダーの編隊が出現し、一定数のインベーダー編隊を倒すことでボスインベーダーが登場する。このボスインベーダーを撃墜するとステージクリアとなる。なお、プレーヤー機体に敵弾が当たったり、インベーダーが最下段まで接近すると「侵略」となり、プレーヤー機体を1ストック失うことになる。

 ここからが新ルールで、同色のインベーダーを4体連続で倒すことで「フィーチャー」が完成し、「パワーアップアイテム」が出現する。出現するパワーアップアイテムはフィーチャーを決めたインベーダーの色により異なるとのこと。

 また、インベーダーを連続的に撃ち落すことで獲得点のレートが上がっていき、一定のレートに達することで「ブレイク」という状態になる。この状態でインベーダーを撃ち落すと獲得点に最高レートが掛かる。一定時間を経過するとブレイクは終了となる。

 さらに新機軸として、ゲーム中に特定の条件を満たすと、通常ゲームを一時中断し「ラウンド」が開始するという点。ラウンドを開始すると上下2画面を使った特別なゲームが始まり、プレーヤーにはクリア条件が与えらる。クリア条件を見事満たすことができれば、ラウンドを終了し「フィーバー」が開始するというわけだ。フィーバー中はプレーヤー機体が特殊なパワーアップ状態となり、その状態でインベーダーを撃墜していくと、通常では決して得られない高得点が加算されることになる。

 ちなみに、フィーバー中に登場するUFOを連続して倒すと「ジャックポット」ボーナスとして、さらなる高得点を得ることが可能となる。

クールなビジュアルとサウンドが魅力。ビジュアルは、世界的に有名なインベーダーのデザインをそのまま使用。それ以外の背景やエフェクト、ステータス表示などが徹底的にリファインされた

ゲーム中に流れる「バックグラウンドムービー」は特筆もの。シューティングシーンを大きく盛り上げてくれるはず


「パドルコントローラ DS」では、カラーバリエーションが「ホワイト」、「シルバー」、「ブラック」、「ピンク」と4色取りそろえている。2007年12月6日発売予定で、各1800円(税込)

 なお、本作のサウンドはプレイの状態によって再生チャンネルを増減させることで、ゲーム全体のテンションの変化させる「インタラクティブサウンド」を採用している。さらに、ゲーム中に発せられる効果音はすべてBGMにシンクロするので、ゲームをよりリズミカルに、よりエキサイティングに楽しめることだろう。

 前述したとおりパドルコントローラ DSやDS振動カートリッジにも対応している。任天堂の「DS振動カートリッジ」は、BGMに合わせて振動し、視覚からだけではなく指先からもビートを感じることができるはず。また、タイトーの「パドルコントローラ DS」では、パドルを回転させることでプレーヤー機体を左右に移動できる。

「SPACE INVADERS EXTREME」(スペースインベーダーエクストリーム)
対応機種ニンテンドーDS
ジャンルシューティング
発売予定日2008年2月
価格(税込)5040円
プレイ人数1〜2人
(C)TAITO CORP.1978,2007
※画像は開発中のものです。

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