超ゴージャスなレースゲームの最新作をコッソリ体験してきました「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」体験会リポート(1/2 ページ)

世界の大都市を舞台に、スピードと走りの華麗さを競うレーシングゲーム「PGR」シリーズの最新作「PGR 4」が、東京ゲームショウ2007で日本初お目見え。発売に先駆けて、密かにじっくりと遊んできました。

» 2007年10月10日 00時50分 公開
[ツネヤカズヒロ,ITmedia]

華麗な走りが勝負を分ける、“魅せる”レース

イベント開場はこんな感じ。大画面で、話題のレースゲームを一足先に楽しめた。自宅にもこれくらのテレビが欲しくなりますね

 時は東京ゲームショウ2007開催日。年末にかけて発売される期待の大作がひしめくお祭り騒ぎの中、会場の付近で「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」(以下「PGR 4」)のプレス向け秘密体験会が開催された。こりゃーじっくり遊びまくらなくては! というわけで、実際にゲームを遊んでみました。

 「PGR 4」は、「Lamborghini Countach LP400」や「Ferrari 599 GTB Fiorano」など、誰もが一度は憧れたことがある実在の名車に乗り、新宿やニューヨークをはじめとする大都市を疾走できるレーシングゲームだ。最大の特徴は、単純な速さ(ゴールした順位)だけを競うのではなく、華麗なコーナリングや、ドリフトといったアピールテクニックでもポイント(KUDOS)が加算され、それらの総合点で競われるというルールだろう。

 順位で獲得するポイントが一番高く設定されているので、スピードが重要なのは他のレースゲームと変わらない。だが、それがわずかな差であれば、より華麗な走りを見せた方が勝者となれる。

国内外のフラグシップカーから歴代の名車が多数登場する本作。とにかくゴージャスなレースゲームだ
“速く走る”だけでなく、“美しく走る”ことも求められるのが、「PGR」シリーズの特徴だ

 今作で新たに加わった特徴のうち最も大きなものは、レースカーに加え、Honda CBR600RR、MV Agusta F4 Sennaといったバイクが加わったこと。また、天候システムが導入され、霧、雨、雪と環境が変化することも注目ポイントだ。天候によっては、コースに水たまりやアイスバーンもできるようになった。

 車とバイクの選択、時間で変化するコースの状況。前作に比べても、遊びの幅がぐっと広がった感のある「PGR 4」。というわけで、さっそく遊んでみました。

レーサーとなって世界を目指せ

 本作では、まずレーサーの設定を行う。これは今作から導入されたシステムのひとつで、ひとりのレーサーとしてレースに参加することを、より明確にした形だ。レーサーは名前の他に、国籍やレーシングスーツの柄などを決める。性別もあり、男と女のキャラクターでは外見の印象が随分と変わる。この辺りにも開発者のこだわりを感じるところだ。

 ゲーム開始後は、PGRショップに行くと、レース中に稼いだポイント(KUDOS)を使うことで、新しいマシンや、レーシングスーツなどを購入することができる。ショップに並んでいる商品で最も高いものはゲーマーアイコン、というあたり、Xbox 360らしさを感じた。デザインのかっこよさはもちろん、ゲーマータグに設定することで、オンラインの友達にちょっとした自慢ができてしまうというわけだ。

 プレーヤーは最初はアマチュアのレーサーだが、ゲームを進めることで、ランクがあがっていき、最終的に世界一を目指すという流れになっている。

レースを行ってツアーポイントを稼ぎ、ランキングを上昇させていくのが「GOTHAM キャリア」モードの目的だ
レースで獲得したKUDOSを使い、新車種や新コースをアンロックすることが可能。3D効果のフィルターなど、変わった要素のアンロックも

ドギモをぬいた新宿コースがパワーアップ!

 まず驚かされたのは、ハイデフの大画面に映されたレーシングコースの美しさだ。「PGR」シリーズといえば、前作「PGR 3」にて、その再現度の高さで強烈なインパクトを与えた“新宿ステージ”が真っ先に思い浮かぶが、今作ではその表現力がさらにパワーアップしていた。あのアルタ前、大ガード下、新宿都庁前が、建物はもちろん、街にある看板の裏まで、緻密に再現されているのだ。

 個人的によく知っている場所だけに、走っている最中、ギャラリーから「(そんな走り方をしたら)危ない危ない!」と声が飛ぶほどのリアルさを感じた。思わずレースを中断してしげしげと眺めてしまいたくなるビジュアルは、このまま街の景観を楽しむゲームにしてしまってもいいんじゃないかと思ってしまうほどだった。

 コースは東京(新宿)の他、ラスベガス、ロンドン、マカオ、ニューヨーク、ニュルンブルクリンク、ケベック、上海、サンクトペテルブルグという9つの都市と、Michelin Test Trackが用意されている。華やかなラスベガス、上海の下町の雰囲気、ロンドンのビッグベンやトラファルガー広場など、観光名所としても有名な場所がたくさん登場するので、コースを眺めて海外旅行気分を満喫するのも本作ならではの要素といえそうだ。

新宿もこのとおり、実写なみの再現度。もちろん、実在店舗の看板も目で確認できるほど、緻密に作り込まれている
登場する都市は全部で9つ。そのいずれもが、新宿と同じくらいの再現度だ。どれほどの労力がかかったのだろうか……

 また、それぞれのコースは、10種類ほどのサーキットに分かれていて、それぞれのサーキットで周る場所が違う。新宿でいえば、新宿駅の周囲をぐるっと1周するものから、高速道路や都庁の方へと抜けて大回りするものまである。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/17/news163.jpg 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news049.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  6. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. /nl/articles/2412/17/news144.jpg 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  8. /nl/articles/2412/17/news183.jpg 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  9. /nl/articles/2412/17/news033.jpg セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」
  10. /nl/articles/2412/16/news082.jpg これはヤバい! おでんに入れる“意外な具材”が100万再生の反響 「今度やる!」「天国はここにあった」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」