超ゴージャスなレースゲームの最新作をコッソリ体験してきました「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」体験会リポート(2/2 ページ)

» 2007年10月10日 00時50分 公開
[ツネヤカズヒロ,ITmedia]
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今度の「PGR」は雨やら雪やら降りまくり

 本作から新たに採用された天候システムにも注目したい。天候は、晴れ、雨、くもり、嵐、霧、雪を選ぶことができる。レース中に天候が変わるコースもあり、路面の濡れ具合や、水溜り、氷や雪に合わせた走行が必要となってくる。実際に走ってみたところ、天候の変化で水溜りのできた場所などを、いかに早く把握するかが重要に感じた。思わぬところでコースアウト……なんてことも起きるので、最後の最後まで分からないハラハラの緊張感を楽しむことができそうだ。

 ステージには、昼や夜、夕方を再現したコースもある。これらの時間設定はコースによって決まっているので変えることはできないが、それぞれの都市の雰囲気を最大限に表した時間帯となっているので、不自由という印象ではなかった。

雪が降る新宿を走る、なんてことも思いのまま。車体についた雪が見えるだろうか。ちなみにクラッシュすると、ボディー等も壊れていきます
タイムアタックほか、モードの種類によっては天候を選ぶことが可能。もちろん見た目だけでなく、走りやすさにも大きく影響を及ぼす

テクニックが光るバイク操作

 さて、注目のバイクだが、触ってみた感じでは、車に比べると難度は若干高め。車体が細いので、サーキットの内側をガンガン攻めていける反面、ブレーキをうまく使っていかないと簡単にコースアウトやクラッシュしてしまう。ドライバー視点でクラッシュした時の映像はかなりの迫力で、バイク乗りなら、転んだ時の悪夢を思い出すほどに細かく作りこまれている。

 バイクに乗っている時は、左スティックでハンドル操作に加え、重心移動をすることも可能。下を押すと後ろに体重をかけてウィリーを、上を押すと前に体重をかけてジャックナイフ、という曲乗りも行える。走行中にBボタンを押すと、片手を挙げて観客に手を振るといったアピールも可能だ。どちらのアクションもKUDOSを稼げるので、直線コースに入ったら積極的に狙うのがいいかもしれない。

走行中にBボタンを押し、挑発やアピールを行うことも可能。Xbox LIVEでの対戦が盛り上がりそうな要素である
バイクは曲乗りも可能。ウィリー中にアピールしてみたら、こんな状態になりました

 車とバイクは、同じレースで一緒に走ることができるのだが「それで対等なレースが可能なの?」とマイクロソフトの人に聞いてみたところ、「同じランクであれば、十分に渡りあえる平等なバランスになっていますよー」とのお返事を頂けた。個人的には、前や後続するマシンによってコース取りを変える……といったレーシングテクニックも重要になってきそうに感じた。

スナップショットやリプレイ動画を楽しもう

 前作で好評だったスナップショット機能もパワーアップしている。これはその名の通り、レース中やリプレイ中にいつでも、カメラを自由な位置、方向に動かして写真を撮ることができる機能だ。

 単純に撮影するだけでなく、ブラー、輝度、コントラスト、カラー、セピア、ノイズなどさまざまなエフェクトをかけられ、本物のデジタル写真さながらの迫力ある1枚を撮れてしまうこと。ブラー(流れるようなエフェクト)は、マシンのブラーと背景のブラーと設定を変えることが可能だ。操作も簡単で、車雑誌のグラビア写真のような格好良い写真も手軽に撮影できてしまう。知らない人がみたら、まさかゲームで撮った写真と思わないのではないだろうか。カメラの位置がはかなり自由に決められので、車を入れずに建物や繁華街を収めることもできてしまうので、遊び心がくすぐられる。

 また、レースゲームでおなじみのリプレイやスクリーンショットをXbox LIVE上にアップロードし、オンラインを通じて、他のXbox 360ユーザーに公開することもできる。さらに、アップロードされたリプレイやスクリーンショットを、条件をしぼって検索したり、評価を投票することも可能だ。感覚としてはYou Tube等の動画サイトに近いかもしれない。視聴数の多い人気映像はランキングに反映され、TOP20のものにはKUDOSが与えられるといった、嬉しい特典も用意されるという。

 Xbox 360のオンライン関係では、以前レースゲーム「Forza 2」で、作りこまれたペインティングが話題となったが、今作でも、ユニークな映像表現が世界を駆け巡るかもしれない。

遊び方いろいろ、マルチプレイ

 Xbox 360ではおなじみの、Xbox LIVEによるマルチプレイも充実している。モードも豊富で、通常の「ストリートレース」に加え、周回中に稼いだKUDOSポイントが低いマシンが次々と脱落していく「サバイバル」、遅い車をいかに早くゴールさせることができるかを競うチームプレイが熱い「キャット&マウス」、逃げるマシンに追いつくことを目指す「ボックス&ラビット」が用意されている。最大8台で対戦可能というのは心が躍る。発売されたら仲間を集めてぜひ一度遊んでみたい。

 リアルなビジュアルと走りの大胆さを究極までに追求した本作。とにかくかっこいいカーレースを楽しみたいという人はもちろん、ゲームモードが豊富なため遊びの幅も広いので、これまでレーシングゲームを敬遠していた人にも触れてみて欲しい一作だ。

 なおちょっと話はずれるが、今回の体験会で筆者がプレイしたリプレイを、マイクロソフトさんが動画にしてくれた。本作のクオリティをその目で確かめていただければ、これ幸いである。

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「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」
対応機種Xbox 360
ジャンルレーシング
発売日2007年10月11日
価格(税込)7140円
プレイ人数1〜2人(Xbox LIVE プレイ人数:2〜8人)
(C) 2007 Microsoft Corporation. All rights reserved. Developed by Bizarre Creations Limited.
(C) Bizarre Creations Limited 2007. All rights reserved.
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