ポケモンになって探検と救助に明け暮れる日々――ボリュームアップした「ポケモン不思議のダンジョン」「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」レビュー(1/4 ページ)

ニンテンドーDSで発売された「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」「ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊」はシリーズ第2弾。490種類以上のポケモンが総登場し、手ごわいダンジョンもバッチリ用意されている。前作よりも確実にボリュームアップした正統なる新作の登場だ。

» 2007年10月16日 00時00分 公開
[仗桐安,ITmedia]

前作から2年……。あのコラボレーション作品が帰ってきた

 9月13日、「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」「ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊」が同時発売された。

画像 ポケモンになって毎回変わるダンジョンを探検しよう!

 「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」は、「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズとしては第2弾にあたる。第1弾である「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」では「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊」がニンテンドーDSで、「ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊」がゲームボーイアドバンスでそれぞれ発売され、プラットフォームの垣根を越えた連動が話題になった。

 また、そもそも“ポケモン”と“不思議のダンジョン”という根強いファンのいるシリーズがコラボレーションしたことでも大きな話題を呼んだ作品で、いずれのシリーズもファンである筆者は、発売情報を聞いた時に小躍りしたほどだ。実際にプレイしてみると、ポケモンの豊富なキャラ、それらを仲間にして育成するという要素と、不思議のダンジョンの何度でも遊べるシステムがなかなかいい感じでマッチングしており、しばらくの間ポケモンになってダンジョンにもぐる日々を過ごしたものだった……。

 あのシリーズ第1弾が発売されたのが2005年11月。あれから約2年の月日が経ち、今回は2作品ともニンテンドーDSでの発売となった。完全にニンテンドーDSタイトルとなったシリーズ最新作はどんなものだろうか。ダンジョンにもぐり眠れぬ日々が訪れることを、むしろ心待ちにしていた筆者は、ドキドキしながらニンテンドーDSの電源を入れたのだった。

16種類のポケモンから決まる主人公とパートナー。あなたは誰になる?

 最初に言っておくと、筆者がプレイしたのは「ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊」。時にすべきか闇にすべきかさんざん迷ったあげく、何となく黒とか紫とかダーク系の色が好きだという理由だけで“闇”の方を選ばせてもらった。

 ちなみに両者にはどういう違いがあるのかというと、登場するポケモンや手に入るアイテムが異なる、ということのみで、基本的なストーリーやシステムは同じだ。これは従来の本家「ポケットモンスター」シリーズと同じような感覚でとらえてもらえばいいだろう。友人が“闇”を買ったなら“時”、お父さんが“時”を買ったなら“闇”、というふうに、周囲のプレーヤーとの兼ね合いで違うバージョンをプレイできるならベストだ。

 プレイを開始すると最初にどこからか声が聞こえ、いくつかの質問に答えることになる。この始まり方は前作と同様だ。心理テストのような質問に答えることで、自分がどのポケモンになるかが決定する。重要ではあるが、ある意味運まかせでもある。自キャラとして動かしたいポケモンが決まっている場合は、そのポケモンになれるまで何度もやり直すというのも手だ。筆者は心のおもむくままに答え、ヒコザルになった。そしてパートナーにはタイプの違うポケモンの中でも比較的お気に入りのゼニガメを選ばせてもらった。主人公とパートナーが決まれば、ゲーム開始だ。

画像 ヒコザルとゼニガメの最強(?)タッグ誕生!
画像 探検隊を結成すべく、いざギルドへ
画像 最初は簡単なダンジョンからスタートするが、ダンジョンの難易度は次第に高くなっていく。主人公とパートナーのレベルもプレイに応じて上がっていくので、倒せる敵は確実に倒していこう

 主人公とパートナーになるポケモンは、フシギダネ、チコリータ、キモリ、ナエトル、ヒトカゲ、ヒノアラシ、アチャモ、ヒコザル、ゼニガメ、ワニノコ、ミズゴロウ、ポッチャマ、エネコ、ニャ―ス、ゴンベ、ピカチュウの16種類! 主人公とパートナーの組み合わせは何通りもできるので、自分だけのコンビを組むことができるだろう。ちなみに前作に主人公候補として存在したコダック、イーブイ、カラカラ、ワンリキーは今回は主人公候補からはずされてしまった。とはいえプレイ中には会うことはできるはずなので、安心してほしい。

 そしてお気付きの方もいるかと思うが、上記の16種類のポケモンを見ると、ナエトルやポッチャマなど「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」のポケモンもエントリーしている。そう。前作には登場しなかった「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」のポケモンたちが、本作にはギッシリがっつり登場しているのだ。前作でプレイ中に出会えたポケモンが380種類以上だったのに対して、本作では実に490種類以上のポケモンが登場する。これは新作としては正しい進化だと言えよう。従来のシリーズで登場したほとんどのポケモンに出会えるということになる。ファンならうれしいところだ。

画像画像 ポケモンたちの表情はかなり豊か。状況に合わせて変化していく表情を見れば感情移入しやすいはずだ
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」