レトロゲーム・アワード受賞! 「スーパーマリオブラザーズ」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)

» 2007年10月30日 00時00分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]

多彩なマリオのアクションと、多彩な敵キャラクター

 マリオはAボタンでジャンプし、Bボタンを押しながら十字キーの左右を押すと速く走れる(いわゆる“Bダッシュ”)。速く走っている状態でAボタンを押すと、通常より高くジャンプできる。敵への攻撃は、「マリオブラザーズ」同様にブロックの下からジャンプしてたたくか、または踏みつぶすのが基本。

 ブロックに隠れているキノコを取ると、マリオが巨大化。“スーパーマリオ”となって、空中に浮かぶレンガブロックを壊せるようになる。スーパーマリオは攻撃を受けても、元のちびマリオに戻るだけで、残り人数は減らない。

 さらに、スーパーマリオの状態でファイアフラワーを取ると“ファイアマリオ”になり、Bボタンでファイアボールが撃てるようになる。

 「ドンキーコング」、「マリオブラザーズ」でも、マリオはジャンプを使っていたが、「スーパーマリオブラザーズ」ではこのジャンプもパワーアップ。軌道を空中で制御できるようになり、プレイヤーがより繊細な操作をできるようになったのだ。

画像 ブロックをたたいたらスーパーキノコ出現! 右にスーッと滑っていき、何かにぶつかると跳ね返って左へ向きを変える
画像 スーパーキノコを取ったら、ちびマリオがスーパーマリオに変身! 巨大化したマリオの姿は、当時インパクトがあった
画像 スーパーマリオと色違いのファイアマリオ。踏みつけでは倒しにくい敵も倒せるので、この状態だとすごく楽に進めるエリアも多い

 敵キャラの多彩さも、「スーパーマリオブラザーズ」の魅力。

 横に歩いてくる、キノコのクリボーと、亀のノコノコ。ぴょんぴょんと跳ねるパタパタは、1回踏むとノコノコになる。ファイアボールの効かない、メットという亀もいる。

 ノコノコやメットは、踏むとしばらく甲羅だけの状態になる。パタパタは踏むとノコノコになり、もう1回踏むと甲羅になる。

 マリオがこの甲羅を蹴ると、猛スピードで横に滑っていき、進路にいる敵を次々と跳ね飛ばす。1つの甲羅で続けて敵を倒すとどんどん点数が上がり、8匹倒すとマリオの残り人数が1人増える。

 ただし猛スピードなだけに、何かにぶつかって跳ね返ると、マリオ自身に当たる危険性が高い。

 そのほかの主な敵は、土管から伸びてくるパックンフラワーや、砲台から飛んでくるキラー、画面の下から飛び出すプクプク。雲に乗って上空を飛び回るジュゲムは、とげのついた甲羅を持つ亀(トゲゾー)の卵を投げてくる。

 水中ではプクプクとゲッソーが、城内では、溶岩から飛び出すバブルや、回転するファイアバーなどの仕掛けがマリオの行く手をはばむ。

 そして強敵ハンマーブロス。やたらめったらハンマーを投げてくるし、いきなりレンガブロックに飛び上がったり、そこから飛び降りたりして動きが読めない。

 レンガブロックの上にいるときに、下からたたけば比較的倒しやすい。でも終盤、地上にいるハンマーブロスにその手は使えない。結局わたしは、ワールド8のハンマーブロスのせいで、発売から22年も経っているのに、いまだに「スーパーマリオブラザーズ」のエンディングを見ていない。

画像 パタパタは踏むタイミングがつかみにくい。倒さずに、飛び越えるか下をくぐって避けた方がいい場合もある
画像 ジュゲムをほっとくと、どんどんトゲゾーが増えていく。できるだけ早く、高い場所に上がって倒したいところ
画像 ハンマーブロスはたいてい、2匹ひと組で登場。踏みつけることもできるが、その前にハンマーに当たる危険性が高いので難しい

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