2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その13):ヴァナ・ディールをもう一度(2/2 ページ)
カンパニエの楽しみはバトルだけではない
拡張ディスク「アルタナの神兵」で追加されたコンテンツは、カンパニエバトル以外にも「カンパニエops」というものも存在する。これは「アトルガンの秘宝」で実装されているコンテンツ「アサルト」のようなものと形容されることが多く、ソロから最大6人まで参加することができる。
僕自身まだアサルトを体験したことがなく概要しか知らないので、「小規模なミッション」と考えている。カンパニエopsをプレイするには入隊している国のNPCから地球時間で1日1枚発行される券を受け取り、現在自分が行える任務を選択するだけでいい。任務には兵員をエリアの拠点まで送り届けたり指定されたアイテムを届けたりとさまざまで、クリアするとカンパニエバトルと同様に経験値と戦績が獲得できる。
このカンパニエopsとカンパニエバトルをこなしていくと所属国における自分の評価が高まり、新たな勲章がもらえて階級が上がる仕組みになっている。アサルトにも階級制度はあるのだが、なにせ一度もプレイしたことがないいので、いまだに「二等傭兵」というもっとも低い階級の僕にとっては、カンパニエで階級を上げるのも楽しみの1つだ。
パーティプレイが必須なアサルトとは違い、カンパニエバトルとカンパニエopsはソロでも評価を上げられるのがいい。階級が上がるとシギル(既存のシグネットやサンクションと同等の効果があるシステム)の効果時間が長くなったり、戦績で交換できるアイテムが増えたりといった特典があるので、それを審査してくれるNPCと会話するときは少し緊張してモニターの前で畏まってしまう。
先日、日頃の努力が実って「白銀剣勲章」なる階級を授かった。新たな勲章を授与されると地球時間で約5日間経過しないと次の審査を受けられないので、それまでにコツコツと評価を上げていこう。こうして無限に広がる「カンパニエ・スパイラル」に没入していくのだ。
突然のサプライズプレゼントに涙、涙!!
去年の暮れ、「FFXI」では恒例であるクリスマスイベント「星芒祭」が行われた。前回とは異なりほかのプレイヤーとの交流に重点を置いたイベントで、モーグリから言われた種族、性別、ジョブ、レベルに該当するプレイヤーを探して深夜に関わらずシャウトが飛び交っていた。かく言う僕もイベントアイテム欲しさにシャウトしていた多くのプレイヤーの1人で、その甲斐あってアイテムをすべて揃えることに成功した。これで「FFXI」のクリスマスイベントも終了かぁ、と感慨にふけっていたある日、公式イベント以上にハッピーなクリスマスイベントが僕のもとに舞い降りてきた。
その日も過去世界へと赴き、ソロでカンパニエバトルツアーを敢行していた。ある程度の経験値と戦績を稼いだので、少し休憩して再開しようと思っていたところ、LSのメンバーから、
「今ヒマだったらNM倒すのに付き合ってくれない?」
と突然言われた。カンパニエバトルツアーもひと段落したこととNM見たさが相まって、ふたつ返事で快諾した僕は、標的のNMが出現する流砂洞へ行くためにOPテレポを使って東アルテパ砂漠へと移動した。そこにあるチョコボサービスでメンバーと合流し、そのままチョコボに乗って一路流砂洞へと向かう。この間、標的のNMが何を落とすか聞いてみたが、お茶を濁す会話しか返ってこなかったのでいささか不信感が漂ったが、おそらくその人(リーダー)が欲しい装備品か何であろうと気にしないことにした。
流砂洞へ到着した僕は、リーダーを追ってNMが出現するポイントまで移動。そこには「???」のターゲットポイントがあり、ここにトリガーアイテムの「アンティカタグ」をトレードすると、アンティカ族のNMが出現するとリーダーが教えてくれた。周囲の邪魔な敵を倒して一同の準備が完了してから、リーダー自ら所有していたアンティカタグを「???」にトレードし、NMとのバトルがスタートする。戦士系のNMでマイティストライクが厄介だったが、誰も戦闘不能になることなく勝利することができ、どんなアイテムを落とすのかなぁと心待ちにしていた僕は、その戦利品を見てビックリした。
実は、バストゥークのミッション6-2「海賊たちの唄」をクリアするには「アダマン鉱」というアイテムが必要なのだが、「アルタナの神兵」で追加された新規クエストでも使うらしく、昔と比べて競売での値段が高騰しているのだ。去年の12月で3万ギルほどの価格だったので買えないこともなかったのだが、装備品でもないアイテムにその値段を支払うことにずっとためらいを感じていた。
アダマン鉱はおもに採掘で入手することができる。しかし採掘エリアがイフリートの釜という高レベルで危険な場所なので、ようやくレベル60を超えた僕が自力で取りに行くにはハードルが高い。ミッションをクリアするのはアダマン鉱が値崩れしてからだなぁ、と半ば諦めていたところ、なんとアンティカ族のNMを倒した戦利品のなかにアダマン鉱があったのである。最初はリーダーが新規クエストをクリアするために取りに来たんだと思っていたので、次の機会にもう一度NM撃破を頼もうと考えていた矢先、リーダーが僕に向かって、
「アダマン鉱とタンギをロットして。少し早いけどクリスマスプレゼントだよ」
と言った。「タンギ」というのはExとRare(※)属性が付いたレベル60以上の戦士が装備できる片手斧である。攻撃間隔が短い以外は特筆する能力はないが、メンバーはこれらの2つのアイテムを僕にプレゼントするためにわざわざNMと戦ってくれたのだ。道中の僕の質問を曖昧に受け答えたのも、僕を驚かすための演出であることだった。
その演出に見事にひっかかった僕は、リーダーの目論みどおりに驚き、感謝してもしきれない気持ちをキーボードで入力した。正直なところ、ミッションも急いでクリアしようと思っていなかったし、タンギもそれほど魅力がある武器ではない。しかし、顔も声も名前も知らない、それこそどこの馬の骨かも分からない人間に、ここまで尽くしてくれる気持ちがうれしかった。僕を驚かせようと、喜ばせようとする一心で、面倒を顧みずトリガーアイテムを入手してくれた気持ちがうれしかった。「FFXI」をプレイして幾度となく感じたことだが、オンラインゲームはあらかじめ用意されたストーリーではなく、人と人とのコミュニケーションが美しいドラマを紡いでいくのだと実感した。僕にとって最高のクリスマスプレゼントであった。
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ヴァナ・ディールをもう一度:2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その12)
少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。とりあえずは今年で最後の連載なのでまとめて年末恒例の挨拶を……。メリークリスマス! 良いお年を! そして来年もよろしくお願いします!!
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