インタビュー
» 2008年03月11日 11時44分 公開

咲の“絶対領域”がなくなる理由――「お姉チャンバラ」を作った男たち(2/2 ページ)

[加藤亘,ITmedia]
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「お姉チャンバラ」の世界は拡大していく――そして肝心の咲の件

―― 映画やモバイルなど、お姉チャンバラの世界が広がってきていますが、次なる展開は?

手塚 まさに今、その企画を練っているところです。Xbox 360では描写表現を、Wiiではアクションの新しい提案ができたので、次も新しいことを提供したいと考えています。ただ、こうしてシリーズも続いてくると、個人的にはですが、主人公を変えたいという希望はあります。次がそうなるというわけではないのですが、別の主人公で描いてみたいという欲求が単純にあります。

―― 露出度が高いお姉ちゃんの出番が少なくなるのは寂しいような気もしますが?

手塚 大丈夫です。例えそうなっても、「お姉チャンバラ」から露出が消えることはありません(笑)。

―― 以前の記事で、主人公の彩がなぜ水着で戦うのかという理由については目からウロコでした。

こちらが今回、絶対領域を死守(?)して戦う妹の咲。成長するにつれ露出度が抑え目になっているのだが実は……

手塚 彩は忌血の影響が薄いので、全身に血を浴びないと発動しづらいんですよ。別に無駄に露出度が高いわけではなく、仕方がないんです。実は、「お姉チャンバラRevolution」では大人になった咲が隠しコスチュームとして登場するのですが、それがパンスト姿なんです。咲は今回、セーラー服にニーソックスという、いわゆる“絶対領域”で戦うわけですが、大人になるとその“絶対領域”がなくなってしまうんです。これは、咲の場合、大人になるとさらに忌血の影響を受け、忌血を素肌に大量に浴びる必要がなくなっているんです。ですからどんどん露出がなくなっていく。第一作目ではひざ下だったソックスが膝上まで隠すようになったのもそういう理由です。単純に大人の咲にニーソックスが似合わなかったという理由もありますが。

―― 彩は大人になっても影響薄いんですね。

手塚 でも、本気で戦うと咲より彩の方が強いんです。やはり姉には勝てないんでしょうね。前作のエンディングでも咲は彩には勝てませんでした。

―― 今後の作品のヒントになるようなものがあれば教えてほしいのですが。

渡邉 リアルタイムで変更できることを多くしていきたいという希望はあります。例えばコスチュームチェンジすると、リアルタイムでデモに反映されたりとか。リアルタイムでキャラにちょっとした変更ができることって、ゲームのいいところだと思うんです。こうしたリアルタイムでの変化がキャラクターに表情を生むと信じてますから。「お姉チャンバラRevolution」ではそのへんの可能性をある程度示唆できたと思っています。

手塚 オンラインで同時プレイやオンラインでスコア対戦など、そういうものがあってもいいですよね。せっかくどのハードもネットワークに対応しているわけですから。


映画に関してはなにもタッチしていないと2人。ただ、父親の名前については設定上、付け加えたとのこと。採用されていれば、「朧」という名前になるはずだと語るが……?

 「お姉チャンバラ」は、コンセプトが分かりやすいタイトルだ。分かりやすさが第一にあって、そこから多くのユーザーに愛されるインパクトがある。手塚氏は、こうしたアクションゲームは日本でしか誕生しないと語っていた。それは、日本だけしか見ずに小さくまとまっているのではなく、日本独自のゲーム製作を大事にしたいという表れなのだろう。

 2人とも、ゆくゆくは「お姉チャンバラ」というタイトルを、レジで抵抗なく言える日が来てくれないかと望んでいる。ゲームをやらない人に「お姉チャンバラ」に慣れてもらい、市民権を得たいのだとか。そもそもダジャレではあるが、これほど分かりやすいタイトルも珍しい。“お姉ちゃんがチャンバラをして戦うB級テイストなゲーム”とまで読み取れる。このB級テイストを大事に、真剣にバカをやっていきたいと手塚氏は次も新しいことに取り組むと約束してくれた。

手塚 「お姉チャンバラ」は、何かと奇跡のタイトルだと思っています。より感性的というのか。エロもグロも爽快感も、数値では説明できない気持ちよさを表現しています。説明しづらいのですが、本能の内側からにじみ出る気持ちよさの再現を、第一目標にしています。だからまずは「遊んでみて」としか言えないのがもどかしいんです。ほかのメンバーでは作れない、ボクたちでしか作れないと作品だと思っています。

渡邉 もし仮に同じプログラムでも、メンバーが異なればまったく違うものになっているんじゃないですかね。開発している側も楽しみながらできているので、今後も面白いものを言い合いながらやっていきたいですね。個人的にもアクションゲームや格闘ゲームが好きなのですが、単純な体の動きのバリエーションという面でいつかは格闘ゲームに匹敵できるところまでもっていきたい。

手塚 超ハードル上げましたね(苦笑)。

渡邉 若干マイルドになるかもしれません。言い過ぎました(苦笑)。

「お姉チャンバラRevolution」
対応機種Wii
ジャンルアクション
発売日2008年2月7日
価格(税込)6090円
プレイ人数1〜2人(2人同時プレイ可能)
CEROD(17歳以上対象)
(C)2008 TAMSOFT (C)2008 D3 PUBLISHER
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