異形が徘徊する海底都市で、生き残るために頑張ってみました:「バイオショック」レビュー(3/3 ページ)
突如迫られた、究極の決断
再びメディカル・パビリオンを歩き回る。地下のブ厚い氷にインフェルノを使ってみると、これがビンゴ! みるみるうちに氷は溶け、先への通路が現れた。
その先で、お目当てのテレキネシスを見つけたオレは、さっそく先ほどの場所に戻り、スプライサーが投げてきた爆発物をキャッチ。瓦礫の山に投げ返してガレキを吹き飛ばし、スタインマンがいる芸術美容外科へと足を踏み入れた。
スタインマンは、スプライサー相手に手術ごっこを繰り広げている最中だった。「こいつは太すぎる、こいつは背が高すぎる、こいつはバランスが悪い!!」文句しか口にせず、スプライサーに刃物を突き刺しまくるその姿は、狂気しか感じられなかった。
スタインマンは、オレの姿を確認するなり、臨戦態勢にへと突入。だが、ヤツが陣取った水たまりという場所が悪かった。電撃を数回当てただけで、ヤツは物言わぬ肉の塊へと変貌を遂げた。動かなくなったスタインマンだったものからカギを拝借し、先へ進むと、小さな悪魔に出会った。そう、リトル・シスターだ。
いつもはビッグ・ダディといっしょにいるリトル・シスターだが、今回は1人のようだ。否、スプライサーに今にも襲われそうになっている。だが、数発の銃声の後、そのスプライサーは倒された。テネンバウムという女性が、リトル・シスターを救ったようだ。「彼女から離れないと、次はあなたを撃つわよ!」テネンバウムはそうオレに言い放った。
目の前には、のどから手が出るほど欲しい“アダム”を持つ、リトル・シスター。邪魔なビッグ・ダディはいない。代わりに、テネンバウムが銃口をこちらに向けている。
選択肢は2つ。リトル・シスターを“RESCUE”(救出)するか、彼女の持つ全てのアダムを“HARVEST”(搾取)するかだ。HARVESTを選んだ方が、より多く多くのアダムを得られるが、リトル・シスターはそのショックに耐えきれず死んでしまう。RESCUEの場合、得られるアダムは減少するが、テネンバウムからお礼が貰えるそうだ。しばし考えた後、オレは“RESCUE”を選んだ。
ゆっくりとリトル・シスターをなでると、彼女が持っていたアダムをある程度入手できた。代わりに、リトル・シスターは、怪物ではなく普通の人間に(少なくとも表面上と精神状態は)戻ったようだ。この決断、吉と出るか凶と出るか。
この“アダム”という謎の物質は、ギャザラーガーデンという自販機で貨幣のようにも使うことが出来る。ギャザラーガーデンでは、アダムと引き替えに、自身のライフやEVEの最大値を増加させたり、新しいプラスミドを入手することができる。アダムがあれば、それだけ自身を強化できるが、ライフ増加やEVE増加は1度購入すると売り切れになってしまうようだ。さらに増やしたい場合は、別のギャザラーガーデンを探す必要がある。
真相まであとひといき
非常通路を目指そうとした瞬間、またもやリトル・シスターが現れた。今度は、ビッグ・ダディと一緒だ。どうやらリトル・シスターは先の1人だけではなく、何人もこのラプチャーを徘徊しているらしい。ビッグ・ダディも同様だ。今後、リトル・シスターからアダムを入手する場合、このビッグ・ダディをなんとか排除しなければならないのだ。
ひとまず戦ってはみたものの、ビッグ・ダディの戦闘力は、スプライサーとは次元が違う。そのドリルをギュインギュイン回転させながら突っ込んできて、一撃でライフの大半を持っていかれてしまう。マシンガンを乱射し、ハンドガンの弾をありったけビッグ・ダディに打ち込む。弾薬が尽きかけたとき、なんとか彼の膝を地に付けることができた。
リトル・シスターは、動かなくなったダディに何やら必死に話しかけている。先と同じように、彼女を“RESCUE”してアダムを入手したオレは、潜水球に乗って新たな場所“ネプチューン・バウンティ”へと向かうのだった。
その後も、ラプチャーの探索は続く。あるジジイにカメラを取ってこいだの、そのカメラでスプライサーを撮影しろだの、無茶な注文を突きつけられたりした。件のカメラはなんだか特殊な能力があるようで、スプライサーを撮影するとその生態を解析できて、より効果的な攻撃方法が分かったり、それにより新たなトニックが入手できたりするらしい。ジジイにこき使われるのはシャクだが、こちらもメリットがあったのでよしとしよう。
ある時は、気が狂った芸術家の作品を作る手伝いもした。石膏に固められたスプライサーが立ち並ぶその場所は、狂気と呼ぶにふさわしいステージだったと思う。ラプチャーの植物が全部枯れたり、その植物を復活させるために奔走したりと、とにかく苦労の連続だ。そもそも、オレはなんでこんなことをしているんだ?
そうそう、ラプチャーで入手した色々な材料を使ってアイテムを発明できるクラフトステーションなる施設も見つけた。ネジやらパイプから、弾薬とか新しいプラスミドを作りだせるスグレモノだ。
遺伝子バンクでは、今まで入手したプラスミドやフィジカルトニックといった特殊能力を入れ替えることが可能だ。特殊能力は全部で4カテゴリーに分けられており、最初は各2つずつしか装備できない。スロットはギャザラーガーデンで増やすことができるそんなこんなで、とうとうライアンの元へと辿り着く。ヤツは余裕の表れか、はたまた最後のひとときを楽しんでいるのか、パットゴルフに精を出している。今こそ、すべての決着を付けて、ラプチャーから脱出する時だ。扉が開き、ライアンとの戦闘が今始まろうとしている。
だが、オレはこのときまだ知らなかった。ラプチャーでの悪夢は、まだまだ終わりではないことを。ライアンとの決着の後はどうなったかって? そこから先は、恐縮だが自身の目で体感して欲しい。この日誌を読んでいる人ならばできるはずだ。
ストーリーに興味を持ったらぜひプレイ!
……というわけで、ちょっと趣向を変えて主人公になりきった体験リポートをお届けしたわけだが、いかがだっただろうか。1人称視点のシューターといえば、とにかく撃ちまくるだけ(実際はそんなワケじゃないけど)と思っている人も多いはず。だがご覧の通り、「バイオショック」は多彩な仕掛けがちりばめられている。
RPGのようにしっかりとストーリーを楽しめるし、特殊能力プラスミドを用いた多彩な戦闘方法も大きな魅力だ。FPS形式で進むアクションアドベンチャー、といった方がしっくりくるかもしれない。
筆者が一番楽しめたのは、ラプチャーというしっかり構築された異世界を、主人公になりきって探索できること。プレイヤー=ジャックであり、その一体感はFPSならではだ。ストーリーも素晴らしく、特に対ライアン戦からの怒濤の展開は、息つく間もないほどだ。
また、非常にユーザーフレンドリーに作られている点も特筆したい。現在の目的がしっかりと把握できるようになっているし、手に入れたダイアリーのメッセージはいつでも聴き直すことも出来る。多くの敵は、エレクトロボルトでしびれさせてレンチで殴れば、簡単に倒すことが可能だ。レンチで戦うなら残弾数を気にする必要もない。唯一の例外はビッグ・ダディで、彼だけは持てる力をすべて出さないと、勝利することは難しいだろう。
もし敵に倒されてしまっても、ライフがちょっと減った状態で、いたるところにあるヴィタチャンバーという装置から復活するだけ。敵の体力は回復しないので(ビッグ・ダディですら!)、一撃を与えて復活……というパターンを繰り返せば、いつかは敵を倒せるのだ。また、マップを表示することができ、目的地までの道のりも矢印で表示されるため、迷うことはごく少ない。
そんなわけで、これからFPSを触れてみたい、という人はぜひ遊んでみてほしい。初心者はFPSの操作に慣れるまでが大変だと思うが、中だるみしないストーリー展開や、能力を成長させる要素などもあるため、きっと楽しめるハズだ。恐縮だが、興味を持った人は、ぜひチャレンジしてみていただきたい。
| 「BIOSHOCK」 | |
| 対応機種 | Xbox 360 |
| ジャンル | アクション・シューター |
| 発売日 | 2008年2月21日 |
| 価格(税込) | 7329円 |
関連記事
- 「BIOSHOCK」日本語吹き替えムービーを公開
Xbox LIVEも5周年――ゲストも登場してお祝い「SPIKE&Xbox 360 NEW YEAR PARTY 2008」
スパイクとマイクロソフトは、「BIOSHOCK」日本語版など今春発売予定のXbox 360の海外タイトル3本のお披露目と、Xbox LIVE5周年を記念したクローズドイベントを開催。多彩なゲストで盛り上がった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
- 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
- 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
- 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
- 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
- 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
- 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
- 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
- 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
- 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
- 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
- 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
- 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
- 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
- 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
- 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
- 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!






