レビュー
» 2008年03月31日 17時28分 公開

オレとオマエではさみうち!――2人の傭兵を操る新感覚アクションが登場「アーミー オブ ツー」レビュー(1/2 ページ)

古今東西アクションゲームは数あれど、協力プレイに特化したゲームは珍しいのではなかろうか。というわけで、2人のマッチョを操作して戦争でお金を稼ぐ、なんとも濃いゲーム「アーミー オブ ツー」を遊んでみました。

[板橋舟人,ITmedia]

主人公はオレとオマエ!

 戦いと言ったら漢(オトコ)の世界、なまっちょろい青二才の出番なんかないぜ! なーんて濃ゆい世界が大好きな硬派ゲーマーの皆様、刮目せよ! ガチムチのアニキ2人組がドンパチを繰り広げるという、聞いただけで血湧き肉躍るドハデなアクションゲーム「アーミー オブ ツー」が登場したのだ。

 舞台は現代、主人公は民間軍事会社SSCに所属する傭兵・リオスとセーレムの2人。上司の命令で2人一緒に戦場へおもむき、ハデに戦って大金を稼ぐ……というのが大きな目的だ。そう、主人公は傭兵だから、お金のために戦う戦争のプロといえる。

 ゲームジャンルは、プレイヤーキャラクターが見える三人称視点のアクションシューティング。最近増えてきたおなじみのタイプなので、ゲーマーであればすんなり遊べるだろう。ちなみに本作はプレイステーション 3版とXbox 360版がリリースされているが、今回はXbox 360版で遊んでみた。

ゲームジャンルはいわゆるTPS。障害物に身を隠したり、その状態から銃だけ出して攻撃するブラインドショットなど、トレンドのシステムはバッチリ抑えている
主人公はリオスとセーレムの2人。オペレーターや上司など、ストーリーに花を添える脇役も多数登場

敵からの狙われやすさを表す“アグロ”システム

激しい攻撃を行うと、それだけ敵から狙われやすくなる。狙われやすさは、画面上部のアグロメーターで確認できる

 まずゲーム開始時に、どちらの主人公を操作するかを選択する。性能的な違いは無いと思われるため、単純に好みで選択していいだろう。ちなみにリオスは絵に描いたようなガチムチな兄貴で、セーレムは若干イケメンだ。操作キャラはオプションで変更することもできる。

 ゲーム中は、常に2人で行動する。なお、ここでは便宜上、直接操作するキャラクターを主人公、もう1人をパートナーと呼ぶことにする。パートナーはコンピューターが自動的に操作するが、「前進」、「再編成(主人公の近くで行動する)」、「現在地確保」といった、簡単な命令を下すことは可能だ。また、各命令は、より攻撃を激しく行う「アグレッシブモード」が用意されている。

 本作では、2人で戦うことが密接にゲームシステムに絡んでいる。それが「アグロ」だ。これは、各々がどれだけ敵から狙われやすくなっているかを表すもので、ゲーム画面上部にメーターで表示されている。より激しく攻撃したり、派手な武器を使うと、敵の注意を引きつけやすくなり、そのキャラクターが敵から集中攻撃を受ける形になるのだ。

片方に攻撃を集中させるのが戦闘の基本

 本作は敵の攻撃が激しく、また主人公らの体力は若干少なく感じる。そのため、数秒間攻撃を受け続けると、あっというまに倒されてしまうこともしばしばだ。幸い、マップにはそこかしこに障害物があり、これに隠れて戦うことができる。物陰に隠れつつパシパシ撃ちまくるのが基本だ。

 物陰に隠れられるのは、なにも主人公だけではない。敵も物陰に隠れて戦闘を行うのだ。物陰に隠れた敵には攻撃を当てにくく、かといってそのままノソノソと歩いていっては、いい敵の的だ。そこで、先ほどのアグロシステムを活用した戦いが必要となってくる。

 例えばパートナーに「現在地確保」という命令をアグレッシブモードで下した場合、パートナーはその場に留まって、激しく戦う。いわば、敵を引きつける役目を負うわけだ。

 パートナーのアグロが上がれば、主人公は敵からほぼ攻撃されなくなるため、敵の横または背面に楽に移動できる。あとは、無防備な敵を撃ちまくれば、比較的簡単に倒せるというワケだ。マップによって戦い方を変える必要はあるが、全編通して、この戦い方が基本となる。

 ただし、物陰に隠れて戦っても、ダメージは受けてしまう。パートナーが倒されそうになったら、先ほどのアグレッシブモードを解除し、今度は主人公が激しく攻撃してアグロを上げ、パートナーを安全な状態にする、という戦略も重要になる。敵の攻撃をどちらに集中させるか、または分散させるか、といった戦術が重要になってくるのだ。

パートナーに激しく攻撃させれば、敵の攻撃はパートナーに集中する。そのスキに……
自分はコッソリ移動して敵の背後へ回り込む、といった戦い方ができる。ただし、絶対に見つからないわけではないため、過信は禁物
パートナーの体力は画面右上に表示される。パートナーがヤバくなったら、今度は主人公が激しく攻撃して敵の注意をパートナーからそらすのだ

パートナーと協力して難関を突破せよ

自分がパートナーの足場となって高い場所へ移動させる、ステップジャンプ。パートナーの視点は画面右上に表示される。階上の敵と戦ってるのが確認できる

 各ステージには、敵との戦闘以外に、パートナーと協力しなければ突破できないトラップなどがある。例えば手の届かない高い足場へ移動する場合は、ステップジャンプというアクションで突破する。これは、片方のキャラクターが手で足場を作り、もう片方がその手に乗って登る、というものだ。登ったキャラクターは、上から手をさしのべて、階下にいるもう1人を引き上げる。

 四方八方から敵が攻めてくる場面では、バック・トゥ・バックで対処することになる。これは、二人が背中合わせで立ち、とにかく撃ちまくって現れる敵を倒しまくるアクションだ。いつでも発動できるわけではなく、決まった場所に進むと自動的にこのモードに切り替わる。ちなみにバック・トゥ・バック中は弾薬が減らないので、撃ちまくる爽快感もバッチリ味わえる。


2人で背中合わせに陣取り、周囲の敵を撃ちまくるバック・トゥ・バック。残弾数を気にしなくていいのもメリット

 また、あるスイッチを1人が操作して道をつくり、もう1人が離れた場所へ行ってもう一つのスイッチを操作する……といったトラップも登場する。何にせよ、2人で協力しなければ突破できない場面はかなり登場するわけだ。

 また、どちらか片方がアグロを上げ続けると、より敵に狙われやすくなるヒートアップ状態になる。この状態で一定数の敵を倒せば、一定時間攻撃力が2倍になるオーバーキルモードを発動できる。オーバーキル状態のとき、パートナーは敵から全く発見されないステルス状態となるのだ。大量の敵が現れる場面で活躍しそうなアクションだが、実はオーバーキル状態は移動速度が遅く、またしゃがむこともできないため、イマイチ使い勝手が悪く感じた。


一定の条件を満たすと、オーバーキルを発動できる。一定時間攻撃力が2倍になり、また弾薬も消費しなくなるといったメリットが。パートナーは敵から見つからないステルス状態となる
パートナーとパラシュートで落下する場面も。片方がパラシュートを操作し、もう片方は武器で下の敵を攻撃する。スナイパーライフルを装備しておきたいところだ
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