ひと足お先にアップデート情報を披露――「マビノギ3周年記念オフラインイベント」(1/2 ページ)

ネクソンジャパンは、MMORPG「マビノギ」のサービス開始3周年を記念したファンイベントを4月12日(土)、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて開催した。

» 2008年04月14日 14時16分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]
イベント当日は天候に恵まれ、午後3時の受付時間前には会場前に長い列が出来上がっていた。MMORPGのオフラインイベントとしては、かなり女性ユーザーの参加率が高くて驚かされた

 ネクソンジャパンの運営するMMORPG「マビノギ」がサービス開始より3周年を迎えるにあたり、「マビノギ3周年記念オフラインイベント」を4月12日(土)、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて開催した。本イベントには一般ユーザーから抽選で300名が招待され、当日は約260名が会場に足を運んだ。

 この日のプログラムは、今後実装が予定されている大型アップデート情報がスクリーンショットとともに公開された他、マビノギに関する○×クイズや6サーバー対抗ゲーム大会、声優の田中理恵さんによるトーク&ライブなど充実した内容で、ユーザー同士もイベントを通して交流を図るなど、終始楽しげな雰囲気であった。

メインテーマは「火山」「ドラゴン」そして「気球」

左から司会のイソッチさん、ファン・チャンヒ氏、始澤健太郎氏、島嵜直樹氏

 ステージ上には司会のイソッチこと磯村知美さんの紹介で、devCATスタジオ 日本ローカライズ担当 ファン・チャンヒ氏、ネクソンジャパンゲーム 運用チーム始澤健太郎氏、同マーケティングチーム 島嵜直樹氏が登場。マビノギ未公開情報や4月17日から始まる大型アップデート内容について、まずはこの3人が解説を入れつつ紹介するパネルディスカッションで、イベントはスタートした。

 最初に始澤氏が、イリヤ大陸最北端に位置する新エリア「ザルディン地方」を紹介。ザルディン地方は大きくわけて活火山地域、休火山地域、レネス島の3つで構成されており、間欠泉地帯や硫黄地帯、溶岩の吹き出る活火山地帯など従来のフィールドとは少し異なる光景が広がっている。間欠泉地帯には複数の温泉と温泉にはつき物(?)の猿がおり、実際に温泉に入ることもできる。プレイヤーの憩いの場となりそうだが、各温泉ごとにさまざまな効能が用意される予定で、痩せるもの、傷が治るもの、中には長時間つかるとキャラクターが太め体系になってしまう嬉しくないものもある。マビノギのシステムをうまく利用した遊び心のある内容だが、スリム体系を維持したいプレイヤーはご注意を。なお、温泉の効能だけは今年6月以降のアップデートでの実装が予定されている。硫黄地帯では実際に硫黄採集が可能。こちらも一定時間以上いると、キャラクターが硫黄中毒状態になってしまうとのことだ。

 今もなお噴火し続ける「ラスパ火山」は本アップデートの中心となる場所で、雨の日だけ採集できる素材や長いクエスト、クエストを進行させないと入れないマップなどが用意されている。また、上空には飛行系モンスター「ワイバーン」が旋回してし、このワイバーンと戦うために必要となるのが、注目ポイントの1つである「気球」だ。気球はザルディン地方唯一の村、「カリダ探検キャンプ」にいるNPC「ケルピー」から購入し、ワイバーンへの対抗手段は、気球に装備されているバリスタや魔法といった遠距離攻撃のみで、空中戦闘が可能となっている。

間欠泉エリアにある温泉は、実際にキャラクターがノンビリつかれるようになっている。食べ物のせいで太ってしまったなら、痩せる温泉はぜひ見つけ出したいところ
火山地帯ということで硫黄の採掘もできる。ここで中毒状態にならないと取れないタイトルもあるので、1度ぐらいはお試しあれ
ラスパ火山には一部、クエストを進行させないと入れない場所もあるとのこと。鳥に乗って近づくのもいいが、そのままではワイバーンの餌食になってしまう

マビノギ初の乗り物「気球」からの眺めはこんな感じ。ワイバーンを倒すと頭上に★マークが溜まり、これと引き換えに探検経験地や金貨が得られる
「カリダ探検キャンプ」新NPCの一人「ケルピー」から気球を購入している画面。パーツを買っているように見えるが、組み立てた後の保管はどうするのかが気になる

化石を使用すると化石の周囲を丁寧にとりのぞく型抜きのようなミニゲームが始まる。島嵜氏によれば、かなり難しいらしい

 続いて島嵜氏が本アップデートを象徴する生き物として登場する、3種のドラゴンやその他の新モンスターたち。そして新システム「化石採集」、ユーザーからの要望も強かったゲーム内郵便システム、ジャイアント専用の髪型、初心者エリアおよびキャラクター作成画面の改善といった細かい内容が伝えられた。化石採集については、硫黄地帯や活火山地帯での採掘中かモンスターからごく稀に入手でき、化石を使うとミニゲームがスタート。見事クリアすれば、探検経験値やゴールドなどがもらえるようだ。


単なるモンスターではなく、今回のシナリオとも深くかかわるドラゴン舘。体力のブルードラゴン、魔力のレッドドラゴン、最強のゴールドドラゴンの3種が存在する

マウスさばきが問われる、化石復元のためのミニゲームはちょっと楽しそう。新エリアで採掘に励むモチベーションになるかもしれない
待望の郵便システムがついに実装される。1つだけとはいえアイテムも添付できるので、キャラクター間のやりとりが楽になりそうだ。ただし手数料は取られる

  • 新モンスターたち
左から「バルログ」、「黒ヒョウ」、「ワイバーン」

左から「アリクイ」、「カピバラ」、「イクシオン」

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