できない子はかんじゃいます――「ゾンビ式 英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD」

寄せ来るゾンビの群れを撃退しながら英語が学べる英語トレーニングアクションが、セガより5月29日に発売される。ゾンビ先生はスパルタだけど、実はちょっとだけやさしいようです。

» 2008年04月15日 17時06分 公開
[ITmedia]

ずいぶんとゾンビも優しくなったものです

スタート画面。ちなみに「おためし」とは、オートセーブなしで遊べるモードで、自分のセーブを上書きすることなく、ためしに遊ぶことができるというもの

 正確で早いタイピング力を会得できる「THE TYPING OF THE DEAD」は、英語をキーボードで打ち込んでゾンビを倒しまくっていた。「ゾンビ式 英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD」は、タッチペンで英語を書いて進めていくという、ゾンビを倒す爽快感はそのままに、より手軽に遊びやすくなった英語トレーニングアクションだ。

 本作は、英語習得に役立つディクテーション問題やオートリスニング機能を搭載している。一定時間英語を書けないと、ゾンビが回答の英語をしゃべってくれるので、ゾンビの発音とヒント機能を使えば知らない英語も克服できるというわけだ。

 収録している英語は単語と問題を合わせて全1万問で、英検2〜5級レベル(中学から大学受験レベル)の単語を使用している。ミッションやボス戦、トレーニングモードなどは英会話表現や言い回しなどを扱った内容となっており、旅行で使う英会話や日常会話など使用頻度の高い英語が満載だ。


メニュー画面から「Story」を選択すると、出題される問題の難易度が設定される。レベルは5段階。1が基礎。2が簡単な文を書ける。3が日常会話を理解。4が英語のニュース・新聞記事が理解できる。5が大学入試に必要なレベルとなっている
ストーリー内は、6つのチャプターに分かれている。ゲーム初回時は、Chapter1「序曲」からしか始められない。なお、チャプター内は3つのエリアに分かれており、クリア時にオートセーブされる。各Chapterの最後にはボスも登場
ゲーム開始時は「NORMAL」のみ遊べるが、条件を満たすと、「EASY」と「HARD」が遊べるようになる。NORMALは通常の伏字率で出題。以上を設定するといよいよゲームスタートとなる

上画面はワードボード(上が日本語・下が英語)に問題と、ライフ数とヒントゲージが表示。下画面には、中断、切り替え(答える方のワードボードに切り替え可能)、ヒント、書き直し(書かれた1文字を消去)が表示
ゲームはワードボードの問題(英単語などのスペル)の答えをタッチペンで書いて進む。エリアの途中にミッションを課せられることもあり、クリアするとアイテムを入手可能
Chapterの最後はボスが登場する。各ボスには独自の攻撃(正しい英文に並べ替える問題、穴あきの文に正しい単語を四択から選ぶ問題など)があり、ボスのライフゲージを0にすると倒すことができる

 ゲームは上記のように進行していく。ボスを倒すとChapterは終了し、RESULTが表示される。こうして、クリアしたChapterよりも難易度の高いChapterが選択可能となるとのこと。なお、MISSIONやBOSSなどでは、英語を「書いて」倒す以外に、表示されている答えの中から選択して回答する問題もある。当然、プレイヤーがぼ〜っとしていると敵の攻撃にあい、ライフが0になるとゲームオーバーとなる。ただし、敵はある一定の時間を経過すると攻撃してくるが、攻撃モーションに入っても正しいスペル(1文字でもOK)を書くと、その攻撃はクリアされるので安心してほしい。ちなみに、敵と遭遇して一定の時間が過ぎると、ワードボードの英語(答え)をボイスで発してくれる。

正解するスピードによって、ランク付けされる(ヒントを使うろ最高ランクのSにはなれないので注意)
ヒントゲージが溜まっていると、ヒントが使用できる。ゲージは、敵を倒すとたまっていく
特殊条件を満たすとアイテムを入手できる。「救急箱」はライフ値が、「参考書」はヒントゲージがプラスされる。「ゴッドペン」は使用から一定問題数の間、タッチパネルに何を記入しても正解になる。ストックできるアイテムは5個まで

ゾンビとの戦いに備え、英語力を鍛える「Training」が6種類収録されている。3択や並び替え、オートリスニングトレーニングなど
各ChapterのBOSSと戦えるモードも搭載。こちらでは、クリアしたChapterのボスと対戦できる
「Record」では、Chapterクリア、ゾンビ撃破数、問題回答率を確認できる

 ほかにも「Option」として、さまざまな機能が搭載されている。例えば、アルファベットは、なるべくくずさず一般的な書き順で書くと認識されやすいのだが、それでも改善できないプレイヤーのために「手書き文字登録」という機能がある。特定の文字が認識されない場合、自分の手書きの癖を登録しておくことができる優れものだ。また、ボイス、BGM、SEの音量を調節できる「Sound Volume」や、ボタン配置も選択できる。

あらすじ

「キュリアン邸事件」と後に呼ばれた事件から2年。

後に「キュリアン邸事件」と呼ばれた1998年12月18日から20日までの3日間に渡って起きた、Dr.キュリアンによる人間世界そのものを破滅させようという目論見は、AMS特殊工作員「Rogam」と「G」の活躍によって解決された。

しかし、2000年2月26日。再び、中世の面影が残る街で新たな陰謀が動き始めた。

「キュリアン邸事件」という忌まわしい事件は、これから起きる惨事のほんの一端でしかなかったのだ。

AMS特殊工作員「James」は、惨劇に見舞われた街に急行する。

そこは、凶悪なゾンビが徘徊する、恐怖の街と化していた……。



「ゾンビ式 英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンル英語トレーニングアクション
発売予定日2008年5月29日
価格(税込)3990円
プレイ人数1人
CEROB
(C)SEGA

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